ひな祭りの白酒の由来は?甘酒との違いは?子供が飲める作り方は?

公開日:  最終更新日:2015/02/23

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ひなまつりの日に家族で飲もうと思って
スーパーで白酒を手に取ったら、
アルコールの表示があってビックリしました。

ひなまつりは子供の行事なのに、
子供が飲めない白酒が販売されるのは何故?
子供達に飲ませる飲み物って無いの?

と悩んでしまうお母さんもいますよね。
今回は、ひな祭りの白酒の由来や、甘酒との違いや
子供が飲める簡単な作り方をお話します。

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ひな祭りの白酒の由来とは?

ひなまつりの由来は2つあります。
「上巳の節句」という中国から伝わった、季節の節目に体を清めて病気を防ぐ行事
・平安時代の貴族の女子の「ひいなあそび」(おままごとのようなもの)
この2つが合わさったものと云われています。

このひな祭りに登場する白酒は、

昔、大蛇を宿してしまった女性がひなまつりの日に
白酒を飲んで胎内の大蛇を流産させることが出来た

という逸話から、

胎内に悪い子が宿ることのないよう白酒を飲む

という風習が生まれたのだそうです。
この風習が定着したのは江戸時代後半のようです。

それまでは、ひなまつりに飲む酒は「桃花酒(とうかしゅ)」
という、桃の花を刻んで清酒に浮かべたお酒でした。

中国では、桃の花が邪気を払い強い生命力と長寿の象徴であり、
桃が「百歳(ももとせ)」に通じるためこのような風習になったようです。
ですが、旧暦から新暦になり、現在の3月3日に桃の花を入手するのが難しいことや
白酒の普及もあり、桃花酒は滅多に入手できなくなったようです。

ひな祭りの白酒と甘酒の違いは?子供も飲める酒はあるの?

(1)白酒

蒸したもち米・みりん(みりんの代わりに米麹と焼酎などのこともある)
などを混ぜて仕込んで、1ヶ月程度熟成させてからすり潰して作ります。

甘みが強くリキュール類になります。
白酒はアルコール度数が約10%あるので、絶対に子供に飲ませてはいけません。
また、家庭では作れません。

(2)甘酒

甘酒は子供が飲めるものもありますが、市販品を購入する場合は注意が必要です。

1)酒粕を使うタイプ=アルコール度数約10%

酒粕入り甘酒
近所のスーパーでは、上の写真の2つが酒粕入りでアルコールの表記がありました。

細かくいうと、次の2種類の作り方に分けられます。
(a)酒粕を煮詰めて砂糖を入れるタイプ
(b)酒粕を煮詰めて米と麹の糖化液で甘くするタイプ

2)酒粕なし(ご飯と米麹のみ)のタイプ(一夜酒)=アルコール度数1%未満。

ノンアルコールの甘酒
近所のスーパーでは、酒粕がないタイプは上の写真の2つでした。

酒粕なしの甘酒はアルコール度数が1%未満なので、子供が飲んでも大丈夫です。
ちなみに、全国的に市販されている缶の甘酒は、殆どが酒粕によるアルコール飲料になので
車を運転する前や妊娠中、授乳中の人も、甘酒を飲む時には原材料をチェックして下さいね。

本来はご飯を入れずに米麹だけで作るものですが、
この場合は材料費が結構かかるため、ご飯で増量して安く作る方法が一般的です。
でも、米麹だけで作ると甘く濃厚ですので、経済性を考えなければこちらの方がおすすめです。

《甘酒の違いをもう少し掘り下げよう》

甘酒は他の酒類と異なり、酵母が無いし、
糖がアルコールへ変化する工程もありません。

それなのに、
なぜ酒粕入り甘酒がアルコール10%もあるのかについては、
酒粕そのものにアルコールが入っているからです。

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一方、
米と米麹だけで作る甘酒は、「一夜酒」とは言いますが
アルコールが含まれていないため、単なる「糖化液」なのです。

子供でも飲める甘酒の作り方(米麹のみ・温度計なし)

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甘酒は米と米麹があれば出来るのですが、問題は温度管理なのですよね。
70度以上、50度未満だと美味しくできないので、温度計が必須となるのですが、

でも、よーく考えてみましょう。

甘酒って昔からあった飲み物ですよね。
でも、昔は温度計なんてありませんでした。

だから、温度計なんかなくても出来るんですよね。きっと。

というわけで、温度計なしで出来る作り方に挑戦してみました。
今回ご紹介する作り方は、シンプルで濃厚な、米麹のみのレシピです。

【材料】1000mlの魔法瓶
お湯    400ml(60~70度)
米麹(乾燥)200g
塩     ひとつまみ

今回使った米麹はこちらです。

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【作り方】
(1)魔法瓶に熱いお湯(分量外)を入れて瓶の中を温めておきます。←冷めるのを防ぐため。
今回使った魔法瓶はこちらの2Lタイプです。

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(2)固まっている米麹をビニールの上からよく揉んで細かくほぐします。
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(3)鍋に(2)を入れて、60度程度のお湯を入れます。
(ここでいったん温度が下がり、50度程度になります。)
(4)鍋を弱火で静かにかき混ぜながら温め、60度以上(但し70度未満)にします。
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指を入れて3秒間我慢できるくらいの熱さの時点で火を止めます。
(5)魔法瓶のお湯を捨て、(4)を入れて8~12時間程度保温します。
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(6)麹の芯がなくなって軟らかくトロンとしたらOK。
ぬるくなっているので一度鍋に移して約70度(指で触れないくらい)まで温めて発酵を止め、
ほんの少し塩を入れます。
※小分けにしてタッパーに入れれば冷凍保存もできますよ。

《甘酒の作り方・予備知識》

【温度は指でチェックする】
甘酒の適温である50~60度は、風呂の温度が40~42度なので
「小指をちょっと突っ込んで我慢できるけど熱い!」
という程度です。
また、子供が「一緒にやりたい」と言っても、子供は皮膚が薄くて熱に敏感です。
火傷の恐れがあるので、絶対に子供にやらせないように!

【温度計なしの場合の保温方法】
温度計なしで保温する方法としては、今回の魔法瓶以外には
・こたつ
・湯たんぽ
・ヨーグルトメーカー
・炊飯器(開けっ放しでふきんをかけて保温設定)
など色々あります。ご家庭にある道具を使って作ってくださいね。

まとめ

ひなまつりは今でこそ「女の子の節句」というイメージですが、
元々は健康や長寿を願う行事だったので、
白酒は子供向けの飲み物ではなかったのです。
間違えて白酒や酒粕入りの甘酒は飲ませないようにしましょうね。

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