友人の葬儀参列できず自宅にお参りに行く際の服装やマナーは?

生活の知恵

omairi
1ヶ月前に友人が亡くなったことを最近知ったのでお参りしたい場合、
自宅とお墓のどちらにお参りすることになるのでしょうか。
自宅なら遺族の方へ会うため、服装やマナーを知らないと恥ずかしいですよね。

今回は、自宅にお参りに行く場合の服装やマナーについてまとめました。

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自宅にお参りするのか、お墓にお参りするのか?

友人の葬儀後に知った場合は、地域によって様々な考え方がありますが、
お参りする気持ちがあるなら、なるべく早めに連絡するほうが良いです。
通常であれば納骨の四十九日までは自宅へのお参りという方向になりますし、
遺族からしてみると、お墓参りの場合はいつ誰がお参りに行ってくれたか把握できず
お礼が言えないので困る、ということになるからです。
また、香典を持参する場合は、遺族が香典返し品を予備として置いている可能性もあり
遺族の手間が少なくて済むという理由もあります。

(1)友人の家に電話して、お参りしたい旨を伝える。
(2)日時を指定されたらしっかりメモしておき、指定時刻にあわせて伺います。
(先方がよほど忙しい状況でなければ日中のお参りになります。)

もしお墓を紹介された場合は、花と線香、マッチを用意してお墓参りします。
墓地の細かい場所が分からない場合は、墓地の管理事務所等に尋ねれば確認できます。
墓地の場合は食べ物の供え物はお参り後に持ち帰るのがマナーなので
避けたほうが良いでしょう。

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自宅にお参りに行く際の服装は?持ち物は?

服装は、喪服のほうが良いという意見も時々聞きますが、
遺族が自宅で喪服を着ている訳ではないので、自分が喪服を着ていくと違和感があります。
地域性もあるかもしれませんが、無難なものは、黒や紺、グレー系の平服(略礼服)程度です。
普段着でも色味・デザイン共に地味であれば大丈夫ですが、
ジーパンやTシャツなどのラフな格好や華美な服装は避けましょう。
女性の場合はアクセサリーも避けましょう。

持ち物は?

(1)香典

四十九日が済んでいれば「御仏前」、その前であれば「御霊前」として包みます。
(浄土真宗の場合は亡くなった時点から成仏しているということで「御仏前」ですが、
事前に相手の宗派を把握できないでしょうし、四十九日の前か後かで使い分けすれば問題ありません。)

金額の目安としては、
非常に親しい友人なら5000~10000円程度、
職場の同僚程度の関係なら3000~5000円程度
が良いでしょう。

(2)お供え物

香典の他に、お饅頭や菓子折りを持参しても良いでしょう。
お供え物には黒ののし紙をつけて「御仏前(御霊前)」と上に書き、下に自分の氏名を入れます。

ちなみに、お供えとしてのお線香は、四十九日以内ならOKですが、それ以降はNGです。
果物もあまり日持ちしないので避けたほうが良いです。

(3)数珠

お参りするときに使うので忘れずに持参しましょう。

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自宅にお参りする時のマナーは?

訪問時の作法は宗教宗派により異なるので、まずは大まかな流れを理解し、
その後詳細を確認しましょう。

(1)遺族への挨拶と御霊前のお供え

訪問したら、玄関先で遺族にお悔やみの挨拶をして上がらせてもらい、
「お線香をあげさせてください」と言い仏壇前に座って
御仏前または御霊前を静かに置きます。
香典やお供え物は「故人へのお供え」であり、遺族に渡すのは失礼な行為となるため、
自分で直接仏壇にお供えするのが正式なやり方です。
ただ、遺族側にとっては香典等をいただいたことが分からないと困るため、
遺族が傍にいる時に仏壇にお供えするのが良い方法です。
お供えする際は、最初に菓子折り等を置き、その上に香典を載せます。

(2)お参り

遺影や位牌が置いてあるので、静かに見て挨拶をします。
線香1本を持ち、ロウソクの火をつけ、線香を立てて数珠を持った手を合わせてお参りします。

・ロウソクに火がついていなければ自分でつけます。
・線香に火がついた場合は反対側の手であおいで火を消し煙だけにします。
・仏教の場合は宗派によって「南無阿弥陀仏」「南無妙法蓮華経」など異なりますが、無言で拝むので自分の知っているお題目で大丈夫です。
・浄土真宗の場合は線香は立てずに1本を2~3本に折り、寝かして置きます。・葬儀後は通常、線香ですが、稀に焼香のケースもあります。
焼香と線香の両方が置いてある場合は、焼香を優先します。

(3)お参り後

お参りを終えたら仏壇に一礼して、座ったまま遺族のほうへ向きを変えて一礼します。
その後少しの間、亡くなった方の思い出話もしますが、あまり長居せずに辞します。

《神道の場合》

神道の場合は若干異なり、線香がないので
「お参りさせて下さい。」
と言います。
仏教か神道か分からない場合はこの方が無難な言い方です。
また、お参りの際に数珠も使いません。

まとめ

お参りのマナーは厳密には宗教、宗派によって異なるので
付け焼刃では覚えきれず、お参りする際に
うっかり忘れてしまうこともあるでしょう。

そんなときには慌てずに。
遺族の方も悲しみが深いとはいえ、お参りに来てくれた人が
マナーを多少間違えても、失礼だなんて思わないものです。
亡くなった方の冥福を祈る気持ちがあれば大丈夫ですから。

葬儀や法要のことで分からないことがあったら他にも記事があるのでご覧ください。
葬儀法要等で恥をかかないための知識集~目次

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