葬儀に赤ちゃんや子供を参列させるべき?騒ぐ場合は?服装は?

生活の知恵

sougi-kodomo
葬儀で赤ちゃんや小さい子供がいる場合、参列させるべきか欠席すべきか迷いますよね。
大人しい子供なら問題ないでしょうけど、うるさく騒ぐ子供の場合は
参列を遠慮するほうが良いのでは、と心配するお母さんも多いでしょう。
今回は、葬儀の子供の参列問題について、また、参列する場合の服装についてお話しします。

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葬儀に赤ちゃんや小さい子供を参列させるべき?

昔は「小さい子は葬儀に連れていくと霊がついてしまうこともあるから連れていかないほうがいい」といわれていました。
実際、小さい子供は「人の死を悼むこと」をまだ理解できませんし、
少なくとも小学生低学年くらいまでは、遺族でなければ葬儀に参列すべきではないでしょう。

ですが、血の繋がった親戚が亡くなった場合、特に子供の祖父母に当たるときなどは
ひと目だけでも会ってお別れしてほしい、という思いもあります。
この場合は、こちらから参列不参加を申し出るのは避けて、
先ずは両親や喪主等に子供のことを相談しましょう。

相談の仕方としては、
「子供を参列させたいけど、まだ小さいから葬儀中に愚図ったり騒いだりして
迷惑がかかる可能性があるので遠慮したほうが良いか」
という路線が良いですね。

こうすると、
(1)夫だけ参列してもらい、自分と子供は欠席する方法
(2)参列するけど遺族席でなく会場の末席に座って、子供の状態によっては
控え室に移動するなどの許可をもらう方法
(3)子供の状態や遠方の場合は火葬場まで行かずに葬儀途中で失礼する方法

など、様々な考え方がありますが、こちらの事情を理解して多少は融通を利かせてくれるものです。

どちらにせよ、事前に相談しないで子供と自分だけ参列しないと、
後々その他の親戚筋にも難癖をつけられる可能性があるので、
このような親戚が絡んだ行事については絶対に自分だけで判断せず、
親に相談して喪主に調整してもらうことが大切です。

子供が亡くなった場合の参列について

子供の友達が亡くなった場合は、連れていって最後のお別れをしますが、
事前に友達との別れについて説明し、子供に手紙を書かせるなどして
自覚させておくことが大切です。

ですが、自分の子供と関係ないお子さんの葬儀の場合は
子供を亡くした遺族の気持ちを考えて、子供を連れて行くのは避けましょう。

どうしても連れていかなければならない事情がある場合は、
受付で「子連れなので焼香だけで失礼させてください」
と伝え、焼香が終わったらすぐに失礼しましょう。

葬儀中に子供が騒ぐ場合はどうすればいいの?

0歳の赤ちゃんでも葬儀の間静かにしていられる子もいれば、
小学生になっても静かにしていられず騒いでしまう子もいます。

我が子は発達障害があり、全く落ち着きがなかったのですが、
4歳の時に義母(子供の祖母)が亡くなり唯一の孫なので参列したところ、
葬儀は普段の環境とは全く違い、人が大勢いるため気が高ぶってしまい、
普段だったらあり得ないいたずらをしたり大騒ぎをしてしまい、
親戚一同に厭味を言われたり親子共々叱られました。

また、その時点では自分の祖母が亡くなった事実は理解したものの、
感情がまだ育っておらず、ようやく最近9歳になって
「祖母が亡くなって二度と会えなくて悲しい」という気持ちを
認識するようになりましたが、かなり遅すぎました。

定型発達の子供の場合は3歳児程度で聞き分けも、祖母の死も理解できるようですが、
発達障害児は、普段聞き分けが良い子供であっても
普段と異なる環境下では何をしでかすか予測できませんし、
長時間座り続けたり黙っていることを我慢できないことが多いです。

こんな子供はかなり珍しいケースかもしれませんが、落ち着きのない子供の場合は
参列しても大丈夫かどうかは、その時にならないと分からないものです。

お手伝いする姿勢が大切

子供がこんな状況の場合でも遺族の関係者の場合は、親しい人に子供の面倒を見てもらい、
自分は手伝う姿勢を見せるようにした方が良いでしょう。

完全に手伝いが無理な場合は、
「お手伝いしたいのですが、子供が小さくて手が離せず
力になれず申し訳ありません」とお詫びしておきましょう。

親戚の中には様々な人がいて、
「子供だから多少うるさくても仕方ない」と暖かく見守ってくれる人もいれば、
「静かにできないのがおかしい」と子供を直接叱ったり、
その親に対して躾ができていない、と厳しく言う人もいます。

ですので、親としては、子供がうるさくしないように言い聞かせたり、
周囲に「うるさくして申し訳ありません」と謝罪するなどの姿勢が必要です。

くれぐれも、
「子供だからうるさくても仕方ない」という態度は周囲に感じさせないよう、
母親としてしっかり子供のケアをして、騒ぎ始めたら外に出るなどしましょう。
会場で騒ぐよりも控え室でクールダウンさせる方が失礼に当たりません。

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葬儀の子供の服装で適当なものがない場合は?

葬儀に参列する子供の服装は、高校生までなら学校の制服があれば制服にします。
(ただ、女子で極端にスカートを短くしている場合は避けたほうが良いでしょう。)
また、制服がない場合は、白・黒・グレー・紺色などの地味なデザインの服にしましょう。

靴下はルーズソックスなどを避けて、白か黒色で、
靴はできればフォーマルなものにしましょう。

ですが、大人と違って子供の場合はすぐに成長するため事前に喪服は用意しませんし、
いざというときに相応しい服が見当たらず困ることが多いです。

ですので、普段着ているもので地味なものがないかをチェックしてみましょう。
小学生までの子供なら、白色のポロシャツなどに
紺やグレーなどの地味な半ズボンやスカートで構いません。
寒い場合は黒や紺のトレーナーなど、ユニクロ等で購入できるような服で大丈夫ですし、
地味な色の運動靴でも構いません。

子供の場合は、服装は無地で地味なものであれば、気にする人はいないものです。
むしろ、葬儀の最中に静かにしていられるかが問題であり、
それさえきちんとしていれば、誰も何も言ってこないものです。

まとめ

一般的な場合は、葬儀に子供を連れて行くのは避けたほうが良いのですが、
親戚の場合は逆に子供を連れて行くのがマナーとされることが多いです。

ただ、葬儀の間に騒ぐ場合は親戚に非難されることもあるので、
親としてできるだけ子供が騒がないようにおもちゃやゲーム、お菓子で
飽きさせないようにしたり、騒ぎそうになったら控え室でクールダウンするなど
工夫することが大切です。

また、実際に手伝うのが無理であっても、少しは手伝う姿勢で臨み、
出来ないことについてお詫びをするなど、低姿勢で臨みましょう。

遠方での葬儀の場合は、小さい子供連れだと大変なので、無理せずに
早めに失礼できるかなども相談してみましょう。

いずれにせよ、事前に自分で決めるのでなく、親や喪主へ事前に相談することが大切です。

葬儀や法要のことで分からないことがあったら他にも記事があるのでご覧ください。
葬儀法要等で恥をかかないための知識集~目次

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