葬儀の髪型ロングの場合マナーは?夜会巻きは?シュシュやゴムは?

生活の知恵

結婚後初めての葬儀では親戚付き合い等もあり、分からないことは喪服だけではありません。
特にその場面になって困るのが髪型で、ロングの場合のマナーを知らない人は案外多いようです。

今回は、夜会巻きのようにしっかり整えるべきか、硬い髪なのでゴム結いでも問題ないか、また、様々な髪飾りの可否についてお話しします。

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葬儀の髪型 ロングヘアのマナーは?硬い場合は?

1.ロングは結い上げるのがマナー

葬儀における女性の髪型は結い上げるのがマナーとされているため、肩より長いロングヘアの場合はアップが原則です。
ただし、髪飾りを使う場合は地味な黒色にします。

以下のようなコームは目立たず簡単にアップにできますよ。

 

この髪飾りは楽天で年間ランキング1位になるほどの人気商品です。

2.茶髪は黒に染めるのが無難

普段明るい茶色に染めていたり、元々明るい茶髪の場合は葬儀で黒一色の中で目立ってしまう可能性もあるので、数日間だけ黒くする染料を使うのがおすすめです。

以下のような「髪色もどし」が便利です。

 

【葬儀でアップにしなければいけない理由とは?】
葬儀で親族側は何度もお辞儀をすることになります。
このお辞儀の際に髪を下ろした状態だと、下を向くたびに髪が顔にかかり邪魔になります。
そして、顔を上げる度に、髪に手を触れて直すことになるとマナーとして好まれません。
そのため、髪をアップにするのがマナーとされているのです。

では、具体的にどんな髪型が大丈夫か、そうでないかについてお話しします。

葬儀の髪型で夜会巻きはOK?ポニーテールは?

アップにするのが好ましいとはいえ、高さには注意しなければなりません。

髪型のマナーとしては「慶事は耳の上、弔事は耳の下。」というのが目安になっております。
以下の全ての髪型に共通しますが、高い位置でまとめると相手の正面から見て華やかなイメージを与えてしまい、悲しみの場に相応しくないと感じられてしまうため、なるべく低い位置(耳より下)でまとめるのがポイントです。

(1)夜会巻き

夜会巻きは元々鹿鳴館時代に流行った髪型で、舞踏会の夜会に向かうための結い方であることから華やかな印象を与えがちです。
また、「葬儀なのに美容院に行ってバッチリ結い上げたような髪型」と非難される恐れもあります。
髪の長さやボリュームによって派手に見える人もいれば地味に見える人もいるので、地味に見える場合はマナー違反と見られないかもしれません。

以上のことを踏まえると夜会巻きはあまりお勧めできませんが、もしやる場合は出来るだけ低い位置にまとめて、飾りは無しにしましょう。

(2)ポニーテール

高い位置だと華やかなイメージを与える可能性があるのでなるべく低めにしたほうが良いでしょう。(リボンなどをつけても正面から見えない程度、耳の高さより下にした方が良いです。)

(3)団子ヘア

ポニーテールと同様に、なるべく低い位置でまとめましょう。

(4)ハーフアップ

お洒落なイメージを与えるため避けましょう。

(5)ゴムで後ろ1つ結い

髪の毛が硬くてアップするのが難しい髪質の人もいますよね。
この場合、ゴムで後ろの下のほうで1つ結いをするしか方法がないかもしれません。
ただ、ゴムはカジュアル扱いになるため、次のように賛否両論あります。

・「装飾がなくシンプルなので良い」という考え方
・「ゴムはカジュアル扱いなので避けるべき」という考え方

私も髪質が硬くて非常に多いため、普段からゴムの1つ結いですし、葬儀の時もこれしかできないため、リボンを重ねてゴムを隠しています。(次にお話する髪飾り中の「リボン」です。)
人によって似合うものが異なるため、次の飾りを見てご自身に合うものを選んで下さいね。

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葬儀の髪型でシュシュは?バレッタやゴムは?

髪飾りの種類としてはリボンの他にも様々な種類がありますが、昔はあまり髪飾りがなかったため、今あれこれ言われているマナーは後付けのものであり「コレが正解」というものはないようです。
ただ、喪服のマナーと同様に葬儀は悲しみの場ですので、光沢のあるものや華やかな髪型は避けるべきです。
主な髪飾りについては次の通りです。

(1)リボン

黒色・地味ならOKです。

(2)バレッタ

黒色・地味ならOKです。

以下のバレッタはマットタイプでシンプルなデザインです。内側に滑り止めがついているためズレにくく、葬儀でも安心して使うことができますよ。

 

(3)シニオン

黒色・地味ならOKです。

以下のシニヨンバレッタなら、アップにするのが苦手な人でも簡単にスッキリまとめ髪にできますよ。

 

(4)シュシュ

カジュアルなイメージを与える可能性があるので避けたほうが無難です。
光沢のない黒色で目立たないものなら問題ないかもしれませんが、あちこち探しても問題なさそうなシュシュが見つかりませんでした。

(5)カチューシャ

カジュアルなので避けましょう。

(6)黒ゴム

ゴムを使いたい場合はリボンを重ねる方法もありますが、下記のような商品を使うとゴムが隠れるし装飾品と思われないためスッキリ感を与えることができるでしょう。

まとめ

葬儀の髪型ロングヘアの原則は、
・飾り・・・少ない&地味
・髪の毛&飾り・・・黒色
・まとめる・・・お辞儀をしたときに前に垂れないこと

以上3つが重要です。

嫁ぎ先の親戚には時折厳しい目で見られる可能性もあるし、ローカルルールもあり様々なので、冒険はせずに地味で無難な髪飾りを選びましょう。
そして、お洒落に見えず、ボサボサ過ぎず、大勢の中にいるときに目立たない髪型が一番です。

家によってルールや感じ方は全く異なるため、葬儀前にご主人や姑に身だしなみに問題ないかを確認して、親戚に陰口を叩かれないようにしてくださいね。

葬儀や法要のことで分からないことがあったら他にも記事があるのでご覧ください。
葬儀法要等で恥をかかないための知識集~目次

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