妊娠中葬儀に出席か欠席か悩む場合は?火葬場は?喪服はどうする?

公開日:  最終更新日:2016/03/09

ninpu
妊娠中に親戚が亡くなった場合、葬儀に出席するか欠席するか悩みますよね。
実家側の葬儀なら妊娠中を理由に遠慮しやすいけれど、嫁ぎ先の場合は親戚付き合いもあり、欠席するとは言いづらいものです。
ただ、出席の場合は「妊娠中に葬儀に参列するのは良くない」とか「火葬場に行くと子供に痣が出来る」などの言い伝えもあるので心配ですよね。

今回は、妊娠中に葬儀があった場合にどうすればいいか、また、参列する場合の喪服をどうすればいいか等をお話しします。

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妊娠中の葬儀に出席か欠席か悩む場合は?

妊娠中の葬儀は妊婦の体に精神的にも肉体的にも負荷がかかってしまうため、可能であれば参列しないほうが望ましいです。
ただ、近い親戚などの葬儀の場合は参列しなければならないケースもあります。
その場合、腹帯の中に鏡を入れるとされています。

鏡をお腹に入れるのはなぜ?

腹帯に鏡を入れたところで実際には意味がありませんよね。
でも、入れる理由は2つあるようです。

(1)魔除けのお守り(迷信対策)

鏡は魔除けであり、お腹の子の命が悪いものに連れ去られないよう跳ね返すお守りになるからといわれています。
このときの向きは逆さ鏡=外向きです。

(2)妊婦がお腹に意識を向けるため

魔除けとして広まった鏡ですが、元々は、葬儀は慌しいため妊婦に対して気遣いができず、妊婦も働き疲れてお腹の子に何かあったら大変だ、という配慮から生まれた風習のようです。
実際に鏡を腹帯に入れると体に違和感があるため、葬儀中にお腹に子供がいることを忘れて働き過ぎないよう意識させる意図があるのではないでしょうか。

では、次に葬儀の出欠について考えていきましょう。

1.気がすすまないけど葬儀出席する場合

(1)迷信を信じている人に反対されるケース

霊の存在を信じる人は

「胎児の世界はあの世に近く、葬儀場の様々な霊が胎児に悪影響を及ぼす」

と考えるため、葬儀を欠席すべきと思うのです。
反対に、霊の世界は迷信だと一言で片付ける人もいるのですが、「どちらが正しいか」は実際に霊を見える訳ないので分かりませんよね。

例えば、嫁ぎ先では出席して欲しいと言われ、実家からは反対されるというように意見が分かれる場合は葬儀を行う側の意見を尊重するほうが良いでしょう。
この場合に反対する実家に対しては、霊を信じているのですから「鏡を入れるから子供は守られるよ」と説明しましょう。
ただし、万が一のことがあってはいけないので、くれぐれも無理をせず休むようにしなければなりませんし、相手に「無理しないから大丈夫」と伝えておくほうがいいですね。
実際に何かあったら「だから言ったのに・・・」と責められるからです。

鏡のことは確かに迷信ですが、霊を信じる人にとっての効果があるので、出席する理由として使えますよ。

(2)自分自身が気乗りしないケース

自分自身が気乗りしないけど姑や夫に「ぜひ参列して欲しい」と言われたら断りにくいですよね。

その場合、ドクターストップがかからなければ参列する方向で考えるほうが、後々の親戚付き合いの関係上は良いのかもしれません。
ただ、母体や赤ちゃんに何かあっては大変なので、次のことを事前確認しておきましょう。

  • 体調が葬儀の間耐えられるか(医者に確認)
  • お腹が大きいので親族としてお手伝いできなくても問題ないか
  • 喪服が用意できないけど問題ないか
  • 早めに帰れるか

参列するのは、昼間の葬儀告別式だけのほうが良いです。
通夜は一般弔問客の場合だと短時間で済みますが、親族の場合は通夜ぶるまいがあり、かなり長くなる可能性が高いです。
また、妊娠中で夜に長時間拘束されるのは体に負担がかかってしまうため、通夜は避けたほうが良いでしょう。

一番のおすすめは、葬儀告別式で焼香を終えたら短時間で失礼させてもらう方法です。
この場合は親族席に座るのは難しいかもしれませんが、葬儀の始まる前に親戚に「妊娠中で体調が芳しくないので申し訳ありませんが先に失礼させていただく予定です」と断っておくほうが良いですね。

ただ、「告別式が終わるまでいて欲しい」と言われたら、「体調が悪くなったときに控え室に行って横になってもいいか」を訊いておきましょう。
妊娠中は心身ともに不安定なことが多く、まして葬儀のような場では余計に神経使いますし疲れやすくなるものです。
くれぐれも無理しないで済むように周囲にお願いしておくことが大切です。

2.欠席しなさいといわれた場合

(1)嫁ぎ先で欠席でいいと言われるケース

姑や夫に「無理しないでね」と言われたら遠慮なく欠席しましょう。
もし葬儀中に体に何かあったら周囲の人々に迷惑がかかるからです。

(2)自分は出席したいのに欠席しなさいと言われるケース

あなたが出席したい、したほうが良いのでは、と考えたとしても、万が一自分や子供に何かあったら「だから欠席しなさいと言ったのに」と責められてしまいます。
妊娠中は体調が普段と違うのですから、欠席を好意で言われたのであれば、有難く享受するほうが良いのです。

もし故人に対して欠席が失礼だと感じるのであれば、夫や姑が葬儀に向かう前に
「葬儀のときは家で冥福をお祈りしています」
と言って送り出せば、夫や姑にはあなたの誠意が伝わるでしょう。
また、通夜や葬儀の時刻に手を合わせて、お腹の子供とともに故人の冥福を祈りましょう。


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妊娠中の葬儀では火葬場に行ってはいけないの?

もう1つの迷信で、
「妊娠中に火事に遭う・火事の現場に行くと赤い痣の子供が生まれる」
という内容があります。
また、「火葬場へ行ってはいけない」「火葬場でお骨を拾ってはいけない」というような話も聞きます。

これらは、実際に妊婦に火事の現場を見せるとびっくりして精神的な負担が大きく胎児にも悪影響が出る可能性がある、ということで生まれた迷信のようです。
実際に、火事の煙はつわりがなくても煙たくて辛いものです。
現在の火葬場では火事のような煙は出ないはずですが、葬儀の線香と同様ににおいに過敏な妊婦の場合は厳しいかもしれません。

また、お骨を見るのがショックな人もいるかもしれませんので、火葬場へ行くか、お骨を拾わずに少し離れて見ているだけにするかなど、ご自身の体調を見ながら判断したほうがいいでしょう。

喪服は妊娠中を理由に着なくていいの?

妊娠中の場合は手持ちの喪服サイズが合わないことが多いです。
その場合、フォーマルの黒でなく、普通の黒色や濃紺色等で問題ありません。
光沢がない、ゆったりした服がないか探してみてください。

また、礼服のレンタルを利用する方法もあります。
妊娠中の喪服以外に授乳中用のデザインもあるし、翌日届くため便利です。

【妊婦の服装についての注意事項】

妊娠中は冷えが大敵です。
冬は暖かい格好をして、夏は冷房に当たり過ぎないように気をつけましょう。
足を冷やさない対策としては、長ズボンがあります。
カーディガンは葬儀の場合カジュアル扱いのため通常ならNGですが、妊婦の場合は喪主や葬儀会社に相談すれば問題ないと言われると思います。
必要であれば風除けとしてストールを用意しておくと良いかもしれません。

さいごに

妊娠中に葬儀参列する場合は、当日は気が張っていて疲れを感じないかもしれませんが、親戚付き合いもあるし気づかないうちに疲れてしまうものです。

ですので、体調の変化だけは気づくようにして、ちょっとでも疲れたら
「申し訳ありませんが疲れたので控え室で横になっていて問題ありませんか。」
と聞いて、我慢せずに休ませてもらえるようにしましょう。

くれぐれも葬儀当日は無理せず、元気な赤ちゃんを産めるように体を大事にして下さいね。

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葬儀や法要のことで分からないことがあったら他にも記事があるのでご覧ください。
葬儀法要等で恥をかかないための知識集~目次

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