鼻うがいは口から出すべき?器具なしだと駄目?口から鼻の方法は?

健康のはなし

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鼻うがいを何度やっても口から出すことができないけど大丈夫なのかしら?
やっぱり器具なしだと駄目なのかしら?
逆に、口から鼻に出す方法というのは効果あるのかしら?

鼻うがいは風邪予防や花粉症対策に良いという話を聞いたのでやってみたけど、結構難しくてこんな悩みや疑問を抱く人が多いのですよね。

今回は、鼻うがいのやり方について私の経験を元にまとめました。

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鼻うがいで口から出すのが出来ない場合はどうする?

鼻うがいと聞くと多くの人が感じる不安が、

(1)鼻に水を入れるとツーンとして痛いのではないか?
(2)鼻に入れた水をどうやったら口から出せるのか?

ということですよね。

コレ、私の経験上ですが、鼻に入れた水を口から出すのは結構難しい気がします。
実は私は鼻うがい歴20年以上ですが、とりあえず鼻に水を入れるのはやってきたけど、なかなか口から出すのは難しくて数年間かかりましたし、今は出せるのですが、量は「チョロチョロ」程度です。

そして、別記事で書いたように、2ヶ月ほど前にハナノアやハナクリーンSを知り、試してみて気付いたのですが、鼻から口に出すよりも、鼻から反対側の鼻に出す方がとっても簡単なんですよね。

これは何故かというと、ハナノアやハナクリーンでは、「エー」とか「アー」等と声を出しながら鼻洗浄液をたくさん入れるのがポイントで、声を出すことによって、唾を飲み込むのを防いで、鼻と繋がっている耳や口に洗浄液が流れ出ないようにしているのです。

では逆に、声を出さないで洗浄液を流し込むとどうなるかというと、鼻洗浄液を鼻から流している最中にうっかり唾を飲み込んでしまう可能性があります。そうすると、むせて気官に入ったり、耳に入ったりして危険なのですよね。鼻うがいに慣れたら喉の動きも自分で観察してある程度コントロールできるようになるでしょうし、声を出さずにやっても出来るようになります。ですが、最初から声を出さずに行うのは難しいので止めた方が良いでしょう。

だから、「口から出せないけどどうしよう?」と心配したり、「鼻うがいって難しいから止めちゃえ!」などと考える必要はないのです。元々鼻うがいは「鼻の中に入った花粉やウイルス等を洗浄液で洗い流す」のが目的であり、それが口から出ようと鼻から出ようと、どうでも良い問題なのですから。

そして、洗浄液の出し方については、口から出すよりも、鼻から出す方が簡単で、ハナノアやハナクリーンのような鼻洗浄器具でポンプである程度の量を流し込むと鼻の穴から自然に溢れて反対の鼻の穴から出てくるのですよ。

ただ、「エー」「アー」等と声を出しながら鼻から洗浄液を出すため、鼻洗浄液が口に伝って口の中に少し入って塩辛い感じがするかもしれません。・・・というか、鼻から出た洗浄液が口から入ってしまうのは、きれいじゃないですよね(;^ω^)
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なので、それは臨機応変に、口を閉じるなり、その時点でストップするなりしてくださいね。
(写真では、具体例をお見せしたかったので、敢えて数十秒間出し続けました。お見苦しくてスミマセン。)

鼻うがいで器具なしの場合はどうするの?

ハナノアやハナクリーンSのような鼻洗浄器具を使うとラクラクできますが、鼻洗浄器具を使うのは面倒だとか、買うのが勿体無い、という場合は、専用器具がなくても問題ありません。

やり方は、色々ありますが、私が以前やっていた方法は次の手順です。

(1)鼻洗浄液を作る
用意する物・・・40度程度のお湯1カップ(180ml)、塩小さじ1/4(約1.5g)、ペットボトルやお茶碗程度の容器
(目的は、濃度0.9%の生理食塩水を作ることであり、ここに書いたお湯と塩の分量は、目分量で作るためのおおよその目安です。塩は粒が細かいか粗いか等によっても重さの誤差があるのでご注意ください。迷ったら、塩の濃度が濃いよりも薄い方が体に悪くない気がします。)

(2)鼻から鼻洗浄液を吸い込む
スポイト等を使って鼻に流し込む方法もありますが、私の場合は面倒だったので、掌に乗せられるだけのせて鼻から吸い込みました。(強く吸い込むのは怖いでしょうし、慣れないと痛いと感じるかもしれません。ほんの少しだけ吸うイメージでやってみましょう。)
この時、反対側の小鼻を指で押さえて、少しだけ上向き加減にすると、鼻から吸い込みやすいです。
ここで出来れば口から吐き出します。(口から出す場合は少し下を向くと鼻の奥から口の奥へと流れてきます。)

(3) (2)を左右交互に3回ずつ行う

(4) 鼻を軽くかむ
強くかむと中耳炎の恐れもあるので、本当に軽く、鼻から流れ落ちる洗浄液がない程度に行いましょう。


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鼻うがいで口から出すのが出来ない場合はどうする?口から鼻の方法は?

鼻うがいは通常、鼻から入れて口から出す方法(または反対の鼻の穴から出す方法)ですが、実は口から入れて鼻から出すという方法を行う人もいるのですよね。
私の実母もこのタイプで、私は小さい頃からこの方法でうがいをさせられてきたんですよ。
そのお陰か、今流行の鼻うがいも、口から出す方法、鼻から出す方法両方とも抵抗なく出来るようになりましたし、それ以前に、鼻に水を入れるとツーンとする、という経験も殆どありませんでした。

鼻うがいで口から入れて鼻から出す方法が向く人と向かない人は?

口から入れて鼻から出す方法は、

「鼻に入れるとツーンとして痛い」
「鼻に入れたものを口から出すのは汚い」

このように感じる人にとってはおすすめの鼻うがい方法です。

口から鼻に出す方法が向かない人もいます。その理由は、難易度が高いからです。
まず、喉のうがいが出来ることが前提で、どちらかというと鼻うがいというより「喉うがいの上位版」というイメージなので、うがいの出来ない子供、苦手な子供には無理なんですよね。

鼻うがいで口から鼻に出すコツは?

具体的には、喉のうがいをする際に次のことに注意して行います。

(1) なるべく沢山の洗浄液を口に含む。
(2) 思い切り、ガラガラうがいをしながら、顔を上に向ける。
(3) (2)の状態から頭を勢いよく前に倒すとともに、喉の奥の方から鼻へと洗浄液を送り込む。

口から鼻へ到達する洗浄液の量は僅かですが、鼻の奥にじわじわ~っ、と洗浄液が当たれば成功!と思って良いでしょう。これが慣れてくると、もう少し鼻から洗浄液を出せる量が増えていきます。


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さいごに

鼻うがいは、鼻洗浄器具や洗浄液がなくても出来ます。
確かに鼻洗浄器具があるとお手軽だし反対の鼻の穴から簡単に出すことができますが、鼻うがいでは、手で少しすくって鼻に入れるだけでも鼻の粘膜をきれいにしてくれるし気持ち良いですよ。
鼻うがいって本当に良いの?と思う場合は、一度身近な塩や自分の手で、鼻うがいをやってみて鼻がどう変わるかを確かめてみてくださいね。

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