香典のお礼メールは駄目なの?友人や会社ならOK?例文は?

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香典のお礼をメールで行うのはマナーでは駄目だと聞くけど、葬儀で香典を沢山の人から頂いてしまい、手紙や電話でお礼をするのが大変だから、出来ればメールでお礼をしたいのよね・・・。

と悩んでいませんか。

今回は、

メールでお礼をしたいけど、どんな場合なら許されるのか。
親しい友人や会社関係なら大丈夫なのか。
それとも、どんな場合であっても失礼なのか。

以上について、実際のメールする場合の例文も含めてお話しします。

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香典のお礼メールは駄目なの?

香典のお礼をメールでするのはマナー上好ましくないとされています。
これは、メールという通信手段は、

・無自覚で相手に返信を求めてしまう
・比較的親しみやすい文章を使うことが多い

というような特性があることから、お礼の目的で使う手段には不向きなのです。
お礼というのは、本来なら直接参上して伝えるべきところを、現実的には難しいので手紙にするものです。メールは直ぐに相手に伝えられる点では手紙よりも遥かに優れていますが、正式な手段としては認められていません。

でも、実際問題、香典のお礼をメールで伝えたくなる場面もありますよね。
ご存知の方も多いでしょうけど、ここで香典返しについて確認しておきましょう。

香典返しとは?

香典をいただいた場合には香典返しを行うとされています。通常「半返し」で、いただいた香典の額の3分の1から半額程度の品物を、忌明け(四十九日法要後)に贈るとされております。そして、その際に、香典に対するお礼と、弔事を無事に終えたことを伝える挨拶文を同封(または別途郵送)します。

ただ、近年では、会葬御礼と一緒に2~3,000円程度の香典返しの品を持ち帰ってもらうことにして、1万円以上の香典だった場合に後日あらためて金額に応じた品物を香典返しするという即日返しの形が多くなっております。

このような香典返しなので、原則通りに考えればメールでお礼することにはなりません。でも、次のような場合にメールを使いたくなるでしょう。

(1)とりあえず香典をいただいたお礼を伝えておきたい(実際に香典返しを贈るまでの日数があるため)
(2)連名(少額の香典)で人数が多かったため香典返しをしていない
(3)親しい人に対して今後の付き合いのために個別にお礼しておきたい

では次に、これらの場合にメールが問題ないか、1つずつ確認しましょう。

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香典のお礼メール 友人や会社ならOK?

(1)とりあえず香典をいただいたお礼を伝えておきたい(実際に香典返しを贈るまでの日数があるため)
親しい友人から目上の人から香典をいただいた場合には、なるべく早くお礼を伝えておきたい、と考えますよね。香典返しのタイミングは忌明けであり、葬儀後約1ヶ月半間があるため、その前に一言お礼を伝えておきたいと思うものです。

でも、この場合はメールでなく電話の方が適切です。友人であっても目上の人であっても同じです。

何故かというと、もしメールで「香典ありがとうございました」と送信すると、受け取った相手が「返事を出すべきか?」「何て返事を出せば良いのだろう?」と悩むことになるからです。こちらとしては感謝の気持ちを伝えたつもりであっても相手に負荷を掛ける行為であり、迷惑になってしまうのですよね。(ちなみに、香典のお礼の手紙を受け取った場合には、返事を出さないのがマナーとなっています。)

また、お礼というのは基本的にきちんとした言葉にすべきです。だから、手紙を書く時のような堅い文章で書かなければなりません。でも、メールでそんな堅い文章を受け取ったら、相手はどう思うでしょうか。普段メールのやりとりをしている人であれば、いつもと違った文章でビックリするかもしれません。

でも、電話なんて苦手だし、話すことが思い浮かばないから不安だわ・・・

と考えるかもしれません。でも、問題ありません。

「香典をいただき、ありがとうございました。
おかげさまで葬儀を終えることができました。」

という言葉だけで充分なのです。お礼を伝える電話では、肝心の用件だけ伝えて電話1分で終了しても良いのですよね。苦手な世間話なんて不要なのです。こう考えると、苦手なメール文章を考えるよりも、電話の方が楽だと思えますよね。

(2)連名(少額の香典)で人数が多かったため香典返しをしていない
会社の同僚や部署等から連名で少額の香典をいただくケースも多くあります。この場合は個別にいただいた額の半返しで、例えば一人1,000円だったら500円程度の品物を香典返しとする方法もありますが、会社の部署単位で香典返しをまとめられた場合であれば、その全体へ菓子折り等を持参する方法もあります。

ただ、金額が少額なため相手から香典返しを辞退されるケースもあります。(また、連名で少額の場合には最初から香典返しは行わない、という慣習の地域もあるようです。)このような場合だと、香典返しの品物で返せないため、いただいた人に対してお礼を伝えることが出来ない、というジレンマが生じてしまいます。そこで、いただいた人にメール送信するという考えが浮かんでくるのですよね。

この場合は、お礼のマナーからは逸脱しているけれど、人数が多すぎてやむを得ない、と認められる風潮があるようです。ただ、メールで済ませたい相手に年配者が多い場合はメールで問題ないか考える方が良いですし、事前に直属の上司に相談した方が良いでしょう。

(3)親しい人に対して今後の付き合いのために個別にお礼しておきたい
香典をいただいて即日返しをした場合は、そこで香典のお礼というのは済んでいるのですが、あれは全体に対する喪主からの挨拶状であるし、会社の取引先など親しい関係の人が来てくれた場合だと、今後の付き合いを考えると個別にお礼をしておきたいというケースがありますよね。また、親しい友人等の場合も同様で、個別にお礼をしておきたいと思うかもしれません。
(自分が喪主でない場合、改めて自分からもお礼の言葉を伝えたい、と思うこともあります。)

この場合も、相手との関係性からメールによるお礼が許される風潮があります。ただし、非常に親しい関係であることがポイントです。そして、きちんとした、丁寧な言葉遣いにする必要があります。
ただ、親しい友人の場合には形式にこだわらず、自分の感謝の気持ちを素直に伝える方が、メールらしさが出て良いと思うのです。・・・こう考えると、文章を書くのが苦手だったらやっぱりメールよりも電話の方が気楽に出来そうですね。

【香典のお礼は誰がする?】
香典は喪主が受け取り、お礼をするものなので、喪主が自分であれば、そのまま「香典ありがとうございました」で良いのですが、もし「親や兄弟が喪主だけど、自分がお礼をする」というのであれば、「喪主に代わってお礼申し上げます」という文章になるでしょう。


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香典のお礼メール例文

手紙ではないので拝啓敬具などをつける必要はないけれど、節度を持った丁寧な文章にしましょう。
メールには、以下のような内容を盛り込みます。

・葬儀参列や香典のお礼
・(会社の場合は)休んだ間の迷惑を掛けたお詫び
・(メール末尾)「メールで失礼とは存じますが、取り急ぎお礼申し上げたくご連絡させていただきます」等の一文

では、次にメール例文をご紹介します。

1.基本的なお礼文

件名:御香典のお礼(○○より)
本文:
○○○○様

先日は、亡母の葬儀に際し、心温まるお悔やみとご厚情を賜り誠に有難うございました。
おかげさまで、葬儀を滞りなく済ませることができました。

ここに謹んでお礼申し上げますとともに、今後とも変わらぬご厚誼を賜りますようお願い申し上げます。
大変失礼とは存じますが、取り急ぎお礼を申し上げたくメールさせていただきました。

2.親しい友人へのお礼文

件名:葬儀参列のお礼(○○より)
本文:
○○○○様

先日は、お忙しいなか亡母の葬儀にご参列いただき、
また過分なお心遣いをいただき誠にありがとうございました。
葬儀当日は慌ただしくてお礼を伝えなかったのでメールさせていただきます。

闘病生活が続いていたのである程度は覚悟していたけど、やはり母が亡くなると
心の中がポッカリと穴があいたような寂しさがあります。
でも、家族全員で看取ることが出来たのがせめてもの慰めです。
○○○○さんには今まで母のことで色々相談に乗っていただき感謝しております。

落ち込んだままだと母が天国に行かずに心配されそうな気がするし、
来週には会社に復帰して気持ちを切り替えようと思います。

本来なら直接会ってお礼を言うべきところ、大変失礼とは存じますが
取り急ぎお礼を伝えたくてメールさせていただきました。
落ち着いたらまた食事に行って色々お話しさせてくださいね。
今後ともよろしくお願いします。

3.会社関係、連名少額の香典へのお礼文

件名:御香典のお礼(××課 ○○より)
本文:
▲▲▲課の皆様

お疲れさまです。××課○○です。

先日は、亡母の葬儀に際し、心温まるお悔やみとご厚情を賜り誠に有難うございました。
おかげさまで、葬儀を滞りなく済ませることができました。

忌引休暇の間には色々ご迷惑をお掛けしてしまい誠に申し訳ございませんでした。
本日より出社して、心新たに業務を行ってまいりますので、よろしくお願いいたします。

大変失礼とは存じますが、取り急ぎお礼を申し上げたくメールさせていただきました。
お忙しいところお読みいただき感謝しております。

さいごに

メールは略式なので、基本的に香典のお礼をするのには不向きです。相手によっては失礼だと思われてしまうので避けた方が無難です。

とはいえ、非常に親しい関係や、メールでお礼をする慣習のある会社であれば許されることもあります。自分がメールしようとしている相手がどうなのかをよく考えて決めてくださいね。

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