先日、海外渡航歴のない若い男女がデング熱に罹った、と
ニュースで話題になりました。
代々木公園の蚊が原因ではないかと疑われて
公園一帯を封鎖して蚊を駆除するなど
大規模な対策が講じられましたが、
デング熱という病気を初めて聞いた人も
多いのではないでしょうか。
今回は、デング熱について分かりやすくまとめました。
デング熱はどんな病気なの?
デング熱は、
感染から3~7日後に突然高熱が出て、
突然頭痛や腰痛、筋肉痛などが襲われる、
というのが特徴です。
風邪の症状に似ていますが、
違いが明白な部分としては、
喉の痛みがないこと、があります。
そのかわり、眼の奥が痛くなる人が多く、
また、体に赤い発疹が出ることもあります。
デング熱ウイルスを持つ蚊に刺されることで感染します。
ちなみに、人から人への感染はありません。
今まで日本にはデング熱ウイルスを持つ蚊が存在せず、
東南アジアのような熱帯、亜熱帯地方にしかいませんでした。
今回、海外渡航歴のない男女が感染したのは初めてですが、
デング熱にかかった人を蚊が刺すことで、
蚊にデング熱ウイルスが出来たのではないか
と現段階では推測されているそうです。
今のところワクチンや治療薬はなく、
蚊に刺されないようにするしか対策がないそうです。
治療が遅れたり重症のデング出血熱になってしまった場合は
口内出血等でショック死の危険性もありますが、
早期発見し、きちんと治療を受ければ回復する熱です。
意外な予防方法とは?
デング熱は、ウイルスを持つ蚊からの感染による熱であり、
人から人への感染はありません。
今まではウイルスを持った蚊が日本国内にいなかったので
海外渡航しなければ大丈夫でしたが、
今回日本国内での発症があったことや
温暖化により日本の気候も変化してきたため、
今後は国内でも増えるのではないかと懸念されています。
ですので、予防方法は、
蚊に刺されないようにすること
これが大切です。
以前の記事、
蚊に刺されないための対策はどうしたら良いの?
にも書きましたが、蚊に刺されやすいタイプや蚊の習性は
次のようになります。
蚊に刺されやすいタイプ
- 酒を飲む
- 運動する
- 風呂あがり
- 素肌を多く晒している
- 生理中・妊娠中の女性
蚊に刺されやすい血液型
具体的に、
O型>B型>AB型>A型
の順といわれています。
蚊を引き寄せる色
黒>青>赤>茶>緑>黄>白
このことから、タイ保健省では、
黒いスパッツをなるべく履かないよう
女性に呼びかけているそうです。
蚊が好む場所
水たまりの近く。
水たまりに蚊の幼虫である ボウフラが発生するため、
庭などにバケツの水などがたまったまま
放置しないようにしましょう。
まとめ
デング熱は治療すれば大丈夫なので
蚊が媒体であるマラリアや日本脳炎のように
恐れる必要はありません。
ですが、蚊に刺されないよう、
普段から気をつけることは大切です。
蚊の特徴を知り、黒い服を身に着けないことや
水たまりに近づかないなどを心がけることで
蚊に刺される確率が減るでしょう。
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