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重曹を洗濯洗剤に混ぜると汚れや臭い消し効果は?合成洗剤の場合は?

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重曹を洗濯洗剤に混ぜると汚れ落としや臭い消しの効果は高まるのでしょうか。

前回の記事では「重曹を洗濯に使っても効果がない」という話をしましたが、粉石鹸や合成洗剤に混ぜて使うという方法はどうなのでしょうか。

今回は、重曹等のアルカリ剤を助剤として使う方法の良し悪しについてまとめました。

■重曹洗濯についての記事はこちらもおすすめです。
ナチュラルクリーニングで重曹洗濯は効果なし?おすすめ洗濯方法は?

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重曹を洗濯洗剤に混ぜると汚れは落ちやすい?

重曹を洗濯洗剤に混ぜると効果が高まると言う人もいますが、前回の記事でお話ししたように、重曹はアルカリ剤の中でもph8.2という弱い性質なので洗濯洗剤に混ぜても意味がありません。むしろ、逆に洗濯洗剤のアルカリ度を弱めてしまい、せっかく皮脂汚れに強いというアルカリ剤としての特性が減ってしまうという結論になります。

ちなみに、重曹以外の洗剤等のph値は以下の通りで、重曹が上回っているのは液体タイプの合成洗剤だけです。

  • 粉石鹸 →ph10.0~10.5程度
  • 合成洗剤→【粉末タイプ】ph10.0前後、【液体タイプ】ph7.6~8.0程度
  • セスキ炭酸ソーダ→ph9.8
  • 酸素系漂白剤→ph10.5
  • 炭酸ソーダ→ph11.2

「でも、重曹は臭い消し効果があるっていうよね?」

と思う人も多いでしょう。実際、臭い消しのために助剤として使えないのでしょうか。
次に、臭い消しと重曹についての関係についてお話しします。


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重曹洗濯と臭い消しの関係は?

重曹は臭い消し効果があると言われていますが、これはあくまでも「消臭」効果であり、洗濯における消臭とはちょっと違います。

洗濯物の臭いが気になる場合、洗濯物の繊維の中に皮脂汚れなどが入り込み、雑菌が繁殖しているのが原因です。だから、その根本の皮脂汚れを除去しないと臭い消しができません。臭い消しは、アルカリ剤を使って皮脂汚れを落とせば解決できるのですが、前回の記事でお話ししたように、重曹はph8.2とアルカリが弱いため、洗濯洗剤としての効果は見込めないのです。

ですから、臭い消しをしたい場合で助剤として使うなら、炭酸ソーダ、酸素系漂白剤などを使う方が良いのです。(炭酸ソーダが一番ph値が強いので量が少なくて済み、安上がりになります。)

ちなみに、洗濯以外の消臭効果(汗や靴の蒸れ等に関して)については、重曹だけでなくセスキ炭酸ソーダや炭酸ソーダにも同様の効果があります。これは、臭いが酸性物質なのでアルカリ性で臭いを中和できるからです。

ということで、重曹は消臭効果があるといっても、「洗濯に関する消臭」だけは、他のアルカリ剤(炭酸ソーダ、酸素系漂白剤など)を助剤として使うべきであり、混同しないようにご注意ください。

じゃあ、やっぱり重曹は洗濯には全く使えないのか、というとそうではないのですよね。例外的な使い方が1つあります。
次にこの使い方についてお話しします。


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洗濯で重曹を合成洗剤に混ぜるのが有効になる場合とは?

例外的に重曹を助剤として使う場面は、洗浄力を弱めたい場合です。

「えっ、そんなの使う意味があるの?」と驚くかもしれませんが、具体的には、絹やウール等の弱い繊維を洗濯したい場合なのですよね。

絹やウールは天然繊維でタンパク質が主なのでアルカリに弱く、「おしゃれ着用洗剤」などの中性洗剤を使うのが一般的ですが、普通の洗剤(アルカリ性)を使いたい場合に助剤として重曹を混ぜてphを下げて使うことがあるのです。ただし、絹やウールはアルカリに弱いだけでなく、長時間水につけるのもあまり良くないため、洗濯タグに「水洗いOK」と書かれている場合のみ行うようにしてください。
(これはあくまでも弱い繊維の場合に有効なだけで、普段頻繁に使う綿やポリエステルなどの衣類洗濯においては意味がありません。)

また、前回の記事でもお話ししましたが、重曹をどうしても普段の洗濯に使いたい場合は、重曹を加熱すると炭酸ソーダになるという性質を利用するしかありません。
この場合、重曹は85度以上の熱湯で溶かして暫く放置して炭酸ソーダに変化させます。そうするとpHが上がって洗浄力がアップするのですが、手間がかかるのが難ですし、そこまでするなら炭酸ソーダを使う方が手っ取り早くて楽なんですよね。

さいごに

重曹は単独でも助剤としても、洗濯には向きません。

アルカリ剤単独で洗濯するなら、セスキ炭酸ソーダ、炭酸ソーダ、酸素系漂白剤が有効です。
また、助剤として使うなら、炭酸ソーダか酸素系漂白剤が有効です。
(セスキ炭酸ソーダはph9.8で粉石鹸や粉末合成洗剤よりもphが低いことから、重曹と同様に相手のphを下げてしまうため、使っても効果がありません。)

ただ、粉石鹸も今は純粋な石鹸成分だけでなく、炭酸塩(炭酸ソーダ)を配合した製品が多いですし、粉末合成洗剤も炭酸塩を配合しているものも多いです。だから、炭酸ソーダを助剤として加えても、そこまで意味がないですし、アルカリ剤が多くなることで繊維がゴワゴワしてしまう可能性もあるので、助剤として使いたい場合には、洗剤成分を確認して、本当に必要かを考えた方が良いです。

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