フライパン | ちょっとした工夫で心豊かな生活を https://richlife100.com 個性的な発想をする主婦の、ちょっとした工夫綴り。お悩み解決のヒントになれば幸いです。 Fri, 12 Aug 2022 15:02:42 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.8.7 72345923 フライパンのセラミックはテフロンより焦げない?長寿命の手入れは? https://richlife100.com/6956.html https://richlife100.com/6956.html#comments Wed, 14 Dec 2016 00:25:28 +0000 http://richlife100.com/?p=6956 フライパンのセラミックはテフロンより焦げない?長寿命の手入れは?はブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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フライパンは様々な材質のものがありますが、中でもセラミックは白くて美しいですよね。そして、テフロンよりも頑丈で焦げにくいという評判なので、一度は使ってみたいと考える人が多いでしょう。

でも、実際に使った人に聞いてみると、「すごく使い勝手が良い」という人もいれば「こびりついて使えなかった」という人もいます。どっちが本当なのでしょうか。

今回は、セラミックがテフロンよりも優れているか、焦げにくいのか、寿命は長いのか等の長所短所などの他、使いこなすための手入れまでをまとめました。

フライパンでセラミックとテフロンの違いと長所短所は?

フライパンで「テフロン」「セラミック」というと、両方とも表面をコーディングしたフライパンというのは共通ですが、コーティングの材質が次のように異なります。

  • テフロン→フッ素を含む合成樹脂(ポリテトラフルオロエチレン)。プラスチックの一種で有機化合物。
  • セラミック→陶磁器やガラス等の焼き物。無機化合物を焼き固めて作った物。

(フライパンにおけるセラミックというのは、全てをセラミックで作っているというのでなく、表面をセラミックでコーティングしたものを指します。フライパンの中身はアルミ等の金属で作られています。)

また、材質が違うため、それに付随して性質も次のように違います。

【強度】

テフロンは軟らかくて弱く、ヘラ等で擦ると剥がれやすいです。一方、セラミックは硬くて強いです。ただ、セラミックは陶器と同じように衝撃に弱いため一度ヒビが入ると砕けやすくなります。

【摩擦性(フライパンに付きにくいか)】

テフロンは表面が滑りやすく油無しでの調理も可能ですが、セラミックは油無しでの調理は出来ません。(油の量は鉄鍋調理よりも少なくて大丈夫ですが、不可欠です。)

【耐熱性】

テフロンは260度以上になると劣化し350度以上で分解してしまいますが、セラミックは400度程度まで問題ないため、普通の料理においては全く問題が生じず安全性に優れています。

フライパンセラミック製の焦げについて

セラミックは「焦げない」「こびりつかない」のが売りなのですが、それに惹かれて買った人の多くが「焦げた」「こびりついた」と不満を持つようです。でも、これは製品が不良品というのでなく、使い方の問題があるからです。
使い方の問題としては、以下の2点があります。

  • 油をひくこと
  • 火加減は中火以下にする

【油をひくこと】

セラミックのフライパンは、最初に使う前に油通しが必要です。私達の肉眼では見えませんが、セラミックの表面にはとても細かい穴があって、そこを油で埋めておく必要があるのです。
ただ、鉄製のように何十mlもの量は不要で、大さじ1程度で大丈夫です。

具体的には次のように行います。

セラミックフライパンの油通し

(1)弱火で約30秒フライパンを加熱します。

(2)火から下してフライパンに大さじ1のサラダ油を入れてキッチンペーパーでフライパン表面を、コーティングの隅々まで塗り込みます。(熱いので火傷に注意しましょう。)

(3)油が残ったら捨てます。

この作業は月に1回程度行う方が良いようです。

実は、セラミック単独の場合、焦げ付きやこびりつき防止の力が弱いのです。油を少しひくことによってこれらの力がアップするのです。
宣伝では「焦げにくい」という部分だけが注目されているので何もしなくても焦げない、と勘違いする人が多いのですが、油があってこそ有効になるのです。これを知らないと、折角買ったセラミックフライパンを短い寿命で失うことになりかねません。

【火加減は中火以下にする】

セラミックのフライパンはテフロンに比べて耐熱性が高く、400度という高温でも耐えられる頑丈さがあるものの、急に加熱するとコーティングが劣化する可能性があります。
テフロンと違って高温になっても害はありませんが、コーティング劣化をさせないためにも中火(コンロからはみ出ない大きさ)で加熱しましょう。また、テフロンと同様に、空焚きは避けます。

それに、フライパンは強火で加熱しないと火が通りにくいと思うかもしれませんが、セラミックはテフロン等のフライパンよりも火の通りが良いので、中火以下でも効率良く調理できます。


フライパンセラミック製の手入れについて

セラミックのフライパンはお話しした調理時の注意以外にも、手入れの際に次のようなことに注意する必要があります。

(1)表面コーティングを傷つけない工夫

セラミックもコーティングなので、表面が傷つかないようにしなければなりません。そこで、

・研磨剤入りのスポンジ
・研磨剤入りの洗剤
・塩素系漂白剤
・金属ヘラ

これらは使わないようにしましょう。
金属ヘラについては使っても問題ないと書かれているフライパンもありますが、使わない方が安全です。

(2)汚れの落とし方の工夫

セラミックは冷めると落ちにくいのですが、急激な温度変化はコーティングに悪影響があります。
そのため、焦げ付いた場合の汚れは、

(1)熱いうちに拭き取る(火傷に注意)
(2)ある程度冷めてから洗う

という手順で行います。

汚れがこびりついて取れない場合は、

  • フライパンに中性洗剤とぬるま湯を入れて浸け置きしてから洗う
  • 水を張って沸騰させてから洗う

このような方法があります。

(3)洗った後は水気を拭き取る
水分の中のカルキ等が残っているとコーティングに付着してしまい、次に調理した際に焦げ付く可能性があるので、必ず水気を拭き取ることが大切です。


さいごに

セラミック製のフライパンは賛否両論ありますが、買ってすぐに焦げついた、という場合は正しい使い方を知らないことが原因です。
最初の油通しをやらないと、確実に焦げ付くし、月1回程度は油通しをすることが大切です。

でも、定期的なメンテナンスというのは面倒ですよね。それに、セラミックは丈夫な反面、大切に扱っても半年程度でコーティングが剥がれることが多いと言われています。だから、日々忙しい人が扱うにはちょっと嫌なフライパンかもしれません。どちらかというとテフロンの方が楽でしょう。

確かにセラミックの硬さや耐熱性は優れていますが、どの種類のフライパンにしても一長一短なので、自分のライフスタイルに合った物を選んでくださいね。

フライパンのセラミックはテフロンより焦げない?長寿命の手入れは?はブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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IHとは何の略?対応と非対応の見分け方は?対応させるには? https://richlife100.com/6940.html https://richlife100.com/6940.html#respond Fri, 02 Dec 2016 07:39:00 +0000 http://richlife100.com/?p=6940 IHとは何の略?対応と非対応の見分け方は?対応させるには?はブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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IHとは何の略かご存知ですか。

自宅のキッチンがガスコンロの場合、IHという言葉は無縁ですよね。だからIHがどんな意味か、何の略語なのかと訊かれて答えに詰まっても仕方ありません。

でも、引越し先のキッチンがIHコンロになった場合には、知らないでは済まされないことばかりです。

だって、IHコンロに変更したら、今まで使っていたフライパンや鍋はそのまま使えるのか、新たに買い直さなければならないのか等分からなくて困りますよね。ホームセンター等へ行くとIH対応のフライパンや鍋が販売されていますが、対応と非対応ってどう違うのでしょうか。

今回は、

  • IHの意味
  • 調理器具のIH対応非対応の見分け方
  • IH非対応の場合に対応させる方法

以上のことをまとめました。

IHとは何の略?

IHは、インダクション・ヒーティング(Induction Heating)の略で、電磁誘導加熱という意味です。

この電磁誘導加熱は、コイルに電流を流して磁力線を発生させ、その上に調理器具を置いて接することで電流を伝え、調理器具全体を加熱する仕組みです。ですからIH対応の調理器具は電気を通す材質であり、鉄や鉄の合金など、磁石にくっつく材質を使います。一方、アルミやガラス、セラミック等は磁石につかないためIH非対応となります。

ただ、鉄のような材質でも他に様々な材質が使われていて磁石にくっつかない(または弱い)ものもあるし、逆に、土鍋のようにIH非対応の材質の場合でも、鉄の粉などを混ぜてIH対応にさせるものもあります。

IH対応と非対応の見分け方は?

IH対応か非対応の主な違いは次の通りです。

(1)SGマークの有無
IH対応かどうか判断するのに分かりやすいのが、調理器具についているSGマークです。SGマークは(財)製品安全協会が認定した製品に対して貼られるマークです。SGマークのない製品でも「IH可」と記載されていることがありますが、その場合は火力が弱いか伝わりにくい等の可能性もあるので、新しく購入するのであればSGマークがある物を選ぶのが安心です。

(2)材質による判断~磁石がつくか否か?
IH対応は鉄や鉄の合金で作られており、磁気を通す性質があります。(アルミは使えません。)ですから、磁石をつけてみると分かります。
IH対応の場合は磁石がピタッとつきますが、非対応の場合はつきません。
(ステンレスについては、18-0は磁石がくっつくので問題ありませんが、18-8や18-10等の場合で底面に磁石がつかない場合は、火力が弱いか、加熱できない製品があります。)

(3)形状による判断~底が平らか、丸みを帯びているか?
IH対応の場合は底面が平らで底全体がIHコンロに接する必要があります。ただ、全体的には平らでも、よく見ると底面に渦巻きの溝があったり、エンボス模様などの丸いポチポチしたものが付いている調理器具はあります。一方、中華鍋などのような丸いカーブを描く形はIH非対応になります。

(4)水を入れて加熱できるか
フライパンや鍋に少し水を入れて加熱しようとスイッチONにすると、IH非対応の場合は正常な動作をしない可能性が高いです。例えば、次のような症状が出ることがあります。

  • 警告音が鳴る
  • 加熱できない(加熱出来ても弱い)
  • 温度センサーが反応しないで高温になってしまう(火災の原因になる可能性もある)


IH非対応を使うとどうなるの?

以上のことから、今まで使っていたIH非対応のフライパンや鍋をIHクッキングヒーターで使えるか試してみた時に、

加熱できなかった

ということで諦めるならまだ問題ありません。
でも、

加熱できちゃった!?

という場合にどうすれば良いのか迷いますよね。

このような場合については、メーカー側は、IH非対応の調理器具をIHに使うことは避けるべきという見解です。これはPL法もあるし、当然ですよね。加熱できた場合に恐ろしいのが、センサーが働かないことから高温になって、最悪の場合火災に繋がる可能性があるのですから。
特に、揚げ物などの場合はIH対応の揚げ物鍋を使う方が、熱効率も良いし、今は下記のように温度管理もしやすいようになっているので、出来ればIH対応のものを新たに購入する方が安全だし使いやすいです。

とはいえ、昔から使っているフライパンや鍋を全部捨てるのは勿体無いですよね。
鉄やホーローなどは磁石にくっつくし、加熱できてしまうので、実際には使っている人も少なからずいるようです。

ただ、IH非対応を使う場合には、温度センサーが働かないことによる高温からの火災は当然注意しなければならないし、もう1つ、熱効率が悪いことを理解しておかなければなりません。

というのも、IH対応の場合は底面が平らなのでIHコンロに密着できます。そうすると、温度のムラが少なくて熱効率がとても良いのです。IHコンロから発生した磁力線を効率よく調理器具の底面に伝えることが出来るし、そこから調理器具全体を効率良く加熱できるからです。そうすると、料理の出来栄えも良くなるのですよね。

例えば、カレーやシチュー等はとろみが強いので、加熱する際に対流が起こりにくいです。このような料理においては温度ムラが生じやすく、仕上がりにかなり影響してしまいます。でも、IH対応の調理器具を使えば熱効率が良いため温度のムラが少なくて料理の出来栄えがかなり良くなるのです。

IHに対応させる方法はあるの?

残念ながら、IH対応しなかった場合でも、

捨ててしまうのは勿体ない!

と考える人も多いですよね。それが思い出の1品だった場合はなおさらです。
その場合、ヒートコンダクターというものを鍋底に入れて使う方法があります。

ただ、こちらは賛否両論です。上記リンク先を見れば分かるのですが、重宝している人もいれば、全く使えなかった人もいます。
ですから、全ての人におすすめ出来る商品ではありませんが(リンク先へ行くと、ページ下段の方に類似商品がいくつかあり、どの商品も同じような評価になっています)、どうしても今までの調理器具を捨てられない、という場合に考えてみても良いかもしれません。ただ、購入する場合は、「自分の鍋に確実に使えるかどうか分からない(駄目かもしれない)」という可能性もあり得ることを理解した上で購入して下さいね。

使えなかった人の口コミを見ると、

  • 鍋底の形が平らじゃないと使えないのかも?
  • 鍋の厚みがあり過ぎて感知しないのか?

というようなことが書かれていました。


さいごに

今までガスコンロを使っていた人がIHコンロに変える場合、鍋やフライパンを全取り換えしなければならないのか悩むのですが、実際に使えるかどうかは、水を入れて沸かしてみるのが一番早いです。
もちろん、安全のことを考えると総入れ替えするのがおすすめですし、当然熱効率も良いです。でも、費用のことを考えると少しずつ、という人も多いですよね。

その場合は、

  • 揚げ物鍋(高温注意のため)
  • 煮物用鍋(温度ムラが気になりやすい料理のため)

この2つだけは、最初にIH対応の製品を購入する方が良いでしょう。

IHとは何の略?対応と非対応の見分け方は?対応させるには?はブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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フライパンのマーブルコートとダイヤモンドコート違いは?どっちがいい? https://richlife100.com/6930.html https://richlife100.com/6930.html#respond Sat, 26 Nov 2016 07:41:25 +0000 http://richlife100.com/?p=6930 フライパンのマーブルコートとダイヤモンドコート違いは?どっちがいい?はブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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「くっつかなくて、使い勝手が良くて、長持ちするフライパンが欲しいけど、どれなのかなあ?」

フライパンを買い替えようとする時に誰しもこのようなことで悩むものです。
ホームセンター等で購入しようとフライパンのコーナーに行くと、何十種類ものフライパンがあって、どれが良いのか、何を基準に考えたら良いのか分からなくなってしまうのですよね。

そんな時に知っておきたいのが、コーティングのフライパンでは近年主流となっている、マーブルコートとダイヤモンドコートについての違いです。
今回は、マーブルコートとダイヤモンドコートの違いや、どっちがいいのか等をまとめました。

フライパンにおけるマーブルコートとダイヤモンドコートの違いは?

フライパンにおけるマーブルコート、ダイヤモンドコートの違いを一言でいうと、表面コーティング素材の違いです。

  • マーブルコート→マーブル(大理石)の粉をフッ素樹脂に混ぜ込んだもの。
  • ダイヤモンドコート→人造ダイヤモンドの粉をフッ素樹脂に混ぜ込んだもの。

マーブルコートのフライパンは下記のようなものがあります。

ダイヤモンドコートのフライパンは下記のようなものがあります。

「テフロン」で有名なフッ素樹脂加工のフライパンは、料理がこびりつくのを防ぐため、フライパンの表面にフッ素樹脂コーティングをすることで滑りを良くしているものです。ですが、欠点として、プラスチック樹脂なので軟らかくて傷つきやすいし、剥がれやすいということが挙げられます。

これをカバーするために開発されたのがマーブルコートやダイヤモンドコートなのです。コーティング材であるフッ素樹脂に、硬くて頑丈なマーブル(大理石)や人造ダイヤモンドの細かい粒を加えることで硬度を高め、フライパンの表面を硬くするとヘラ等で多少擦ってもコーティングが簡単に剥がれにくくなります。

じゃあ、デュポン社のテフロンって弱いの?

と思うかもしれませんが、こちらも問題ありません。フッ素樹脂の本家であるデュポン社のテフロンにもコーティングのランクがあり、マーブルコートやダイヤモンドコートのような製品もあり、値段によって硬度が違ってきます。だから、「テフロン」が欲しい場合で強度を求めるのであれば、お金をかけてトップグレードであるプラチナストーンプロフェッショナル等を購入するのが良いでしょう。


フライパンのマーブルコートとダイヤモンドコートどっちがいいの?

マーブルコートとダイヤモンドコートの2つについて、単純にどっちが優れているかを言うなら

ダイヤモンドコートが勝者!

となるのですが、実際のフライパンを目の前にした場合に、そういう単純な答えを出してはいけません。

というのも、確かに硬度で言えば「ダイヤモンドコートの方が硬度が高いので頑丈」という図式にはなりますが、実際にどの程度マーブルやダイヤモンドの粒が入っているのかを私達は目にすることが出来ないのですよね。

ダイヤモンドコートのフライパンを色々見ていると、値段も安いものでは2000円程度から高い物で数万円のものまでありピンキリです。この値段の差はもちろん様々な要素があるのですが、その1つとして、マーブルや人造ダイヤモンド粒の入っている量の差もあります。
そして、入っている量が違えば硬度も違うし、多い方が寿命も長くなりますし、当然値段に反映してきます。
フッ素樹脂加工のフライパンの寿命は半年から1年と言われており、マーブルコートやダイヤモンドコートの場合2~3年程度と言われています。(といっても、1つのフライパンに入っている量の違いはナノレベルなのですが、それでも大きく変わってしまうのですね。)

また、フライパンは中の本体と外のコーティングによって構成されており、外のコーティングの基本は3層(プライマー・ミドルコート・トップコート)ですが、ここでもメーカー各社が競って、3層以上の製品を開発しており、層が多く厚みがあるほど頑丈とされています。

そしてもう1つ重要なのが、中の本体が何の材質で、どのように作られているかなのです。
私達素人は、フライパンの宣伝で「●層になっています!」と書かれているとつい外側だけ注目してしまうものですが、本体の材質や形状によって熱伝導率が異なり、火の通りのムラが生じたり、料理の出来も大きく変わってくるのです。

通常、フッ素樹脂コーティングのフライパン本体の材質には熱伝導率の良いアルミニウムが使われていますが、加工方法として価格の安い順に次の3種類があります。

  • アルミプレス→板状のアルミ曲げて加工する方法で、数百円等の激安商品に多いです。
  • アルミキャスト(アルミダイキャスト)→アルミを溶かして鋳型に流し込む方法で、ムラが少なく保温性や耐久性が優れています
  • 硬質アルマイト→特殊な電解浴を使ってアルミ皮膜を厚く硬くしたもので、値段が高いです。

保温性や耐久性を考えると、アルミキャスト加工がおすすめで、2~3千円程度のものもあります。また、硬質アルマイトも非常に良いのですが、カルファロンなど数万円などの高級クラスです。


まとめ

マーブルコートとダイヤモンドの2つはフッ素樹脂の硬度を高めるための素材であり、どちらも通常のフッ素樹脂よりもかなり頑丈です。最近では両方が入ったフライパンも見かけますし、あまり「2つのうち、どっちがいいか」という比較はしなくて問題ないでしょう。

むしろ、フライパンの判断基準としては、次の2つに着目すべきでしょう。

  • 外側のコーティングが何層になっているか(厚ければ厚いほど丈夫)
  • 内側の本体の材質と作り方がどうなっているか(アルミキャストがおすすめ。また、アルミキャストの中でも形状によって熱伝導率が高まるよう工夫されている。)

メーカー各社が様々な宣伝をしているので私達素人はそれに振り回される傾向がありますが、これらのことを踏まえた上で、

  • 自分が納得できる価格かどうか
  • 持ちやすいサイズか、重すぎないか

これらの点を確認しながら選ぶことが大切です。

フライパンのマーブルコートとダイヤモンドコート違いは?どっちがいい?はブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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テフロンとは?フライパンに使うと有害なの?安全に使うコツは? https://richlife100.com/6922.html https://richlife100.com/6922.html#respond Thu, 17 Nov 2016 12:25:19 +0000 http://richlife100.com/?p=6922 テフロンとは?フライパンに使うと有害なの?安全に使うコツは?はブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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テフロンとは何か、その正体をご存知ですか?

と訊かれて、正確に答えられる人は案外少ないです。
多くの人がフライパンを買う時に選ぶのがテフロンなのですが、「食材がくっつきにくく、焦げにくい」という理由で購入するのであり、どんな物質で作られているのかを知らないのですよね。

実は私もそんなタイプの一人でした。

だから、

「テフロンって体に有害だから使っちゃ駄目なんだよ!」

と言われると使うのを躊躇して、使いにくい鉄鍋に走って上手に使いこなせず悩んだり、

はたまた、

「テフロンが有害なんてウソウソ!安全なんだよ~!」

と言われると、

大丈夫なのかも・・・?とテフロンに戻ってみたり。

実際、どっちが本当なのでしょうか。
今回は、そもそもテフロンとは何か、危険とか安全とかの見解がどこからきているのか、実際はどうなのか、安全に使うコツはあるのか等を調べてまとめました。

テフロンとは何のこと?

テフロンは、フッ素樹脂の一種です。
今は「テフロン」という名前が一般的になっていますが、元々アメリカのデュポン社が開発したポリテトラフルオロエチレン(PTFE)のフッ素樹脂加工の商品名です。このポリテトラフルオロエチレン(PTFE)は化学的に安定性があり、熱や薬品、摩擦等に強いし、様々な粘着物質に付きにくいし、もし付いた場合でも簡単に剥がせるという特性があります。

今は商標登録されたブランド名となっているため、デュポン社でしかテフロンという名称は使えないことになっています。ただ、一般消費者は細かいことを知らないので、フッ素樹脂でコーティングしたフライパンはテフロンと呼んでしまっていることが多いです。

では、他社の同じようなフライパンの呼び名は、というと「フッ素加工」「フッ素樹脂」等のような言い方をしたり、デュポン社と同じように別の名で商標登録している製品もあります。
例えば、旭硝子社ではフッ素加工のPTFE等を「フルオン」として商標登録していますし、ダイキン工業ではPTFEを「ポリフロン」として商標登録しています。

フライパンのテフロンが有害という説は本当なの?

多くの人が「テフロンは有害」という説を一度は耳にしているはずですが、この説は、2003年アメリカ合衆国において「テフロンの製造工程に使われるパーフルオロオクタン酸(ペルフルオロオクタン酸・PFOA)が発がん性物質である可能性が高い」ということが発表されたことから広まりました。これが発端でデュポン社は地元住民から訴えられて賠償するという事件もありましたが、最終的に、将来的にこの物質を製造工場から出さないなどの対策をすることになりました。

ところでテフロンはデュポン社の商標ですが、世界でフッ素樹脂を製造している会社はこの一社だけではありません。そして、他の世界の主要フッ素化学メーカーがこのニュースを受けて、2015年末までにPFOAを全廃することを目標に掲げて研究を重ねたのです。日本の主要メーカーであるダイキン工業や旭硝子なども研究開発を行い、現在は製品化されています。
ご心配な方は次のリンク先の記事をご確認ください。
 
ダイキン工業 PFOAに関する当社の取り組み

そもそもPFOAというのはフッ素樹脂そのものではなく、フッ素樹脂を製造するための補助剤なのですよね。
ただ、自然界に存在しない化学物質であり安定性が高いことから、逆に「自然界で分解されにくい」。つまり「人体に入ると排出されにくいため毒性が高いのではないか」という懸念があったのです。
最終的には「発がん性物質である可能性が高い」というだけで断定されていないようですが、疑わしきは排除する、ということでPFOAを排除した結果、現在のフッ素樹脂加工製品は「安全なもの」という位置づけになっています。
(ただ、日本製で上記メーカー等の製品なら安心ですが、中国製などはPFOAの扱いがどうなっているのか分からないため、安全かどうか不明です。)


テフロンを安全に使うコツとは?

じゃあ、テフロン(フッ素樹脂)は絶対に安全なの?と訊かれると、そうですよとは言い切れない部分があります。
テフロンの構成物質であるポリテトラフルオロエチレンそのものは毒性がありませんし安定した性質がありますが、高温になった場合には注意が必要なのです。

高温になった場合についてご説明すると、

・約260度になると劣化が始まります。
・約350度以上になると分解してしまいます。
・分解された物質が人体に入った場合、インフルエンザのような熱の症状に陥る可能性があると言われています。

こんな症状だけ聞くと恐ろしくなるのですが、フライパンの正しい使い方をしていれば問題ないです。
私達がフライパン調理する場合、大抵最初に油を敷きますよね。この油は約200度で焦げ始めて煙が出てきます。そして、肉などを焼いたり揚げたりする場合の温度は高くても230度程度です。260度という温度はかなり高いので普通だったらあり得ないのですね。

でも、実はそれ以上の温度になる可能性というのはあります。
それは、

空のままで火にかけっぱなしにする

というケースです。
通常フッ素樹脂の場合は空焚きしてはいけないものですが、ついうっかり、やってしまうことってあるのですよね。
それが3〜4分続くと劣化温度である260度以上になってしまい、フッ素樹脂が傷むことに繋がるのです。

ただ、研究によると空焚きによる煙には毒性が低いという結果が出ているそうですが、それでもフッ素樹脂が傷むのですから、注意しておくべきですね。


さいごに

テフロンのフライパンは体に良くないのでは?と考える人もいますが、実はテフロンはフライパンだけに使われているのでなく、ホットプレートや電気ポット、炊飯器等様々な電化製品に使われています。以前テフロンの危険性についてニュースになった後、日本のメーカーは研究を重ねて有害性物質を使わない方法で製品を作るようになっています。

ただ、空焚きすると高熱で劣化や分解が進んでテフロンが傷む可能性が高いので、くれぐれも空焚きはしないことが大切です。やはりテフロンというのは便利なので、上手に使っていきたいものですね。

テフロンとは?フライパンに使うと有害なの?安全に使うコツは?はブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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