学習 | ちょっとした工夫で心豊かな生活を https://richlife100.com 個性的な発想をする主婦の、ちょっとした工夫綴り。お悩み解決のヒントになれば幸いです。 Wed, 29 Jul 2015 11:57:02 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.8.7 72345923 読書感想文の書き方で簡単な構成は?親が手伝う場合の注意点は? https://richlife100.com/5501.html https://richlife100.com/5501.html#respond Wed, 29 Jul 2015 11:13:55 +0000 http://richlife100.com/?p=5501 読書感想文の書き方で簡単な構成は?親が手伝う場合の注意点は?はブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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夏休みの読書感想文を苦手な人は多いですよね。
でも、書き方について基本構成を理解していれば、読んだ時の抜き出しメモなどを元に、パズルを当てはめるように書くことができます。

今回は、親子で書く読書感想文の書き方や、親が手伝う場合の注意点についてお話しします。

■本の選び方や読み方、メモの取り方についてはこちらをご覧ください。
読書感想文で子供のやる気を引き出す本の選び方と読み方は?

読書感想文の書き方 構成の基本は?

読書感想文の構成は「起承転結」を意識するのが良いでしょう。
(小さいお子さんの場合は「起承転結」という言葉そのものを理解させる必要はありません。)

【起】

「なぜこの本を選んだのか」を書きます。
一言でなく、例えば「本屋さんへ行って、どれにしようかと迷っていたらタイトルとカバーの文章が気になった」「表紙の絵が細かく描かれていて惹かれた」などのきっかけや、「本の内容にどんな期待を持ったか・疑問を持ったか」等を細かく書くと、かなりの文字数が埋まります。

【承】

一番気に入ったセリフや気に入ったあらすじを抜粋して、心に残った理由などを書きます。
文字数が少ない場合は、他にも印象的な部分を複数抜粋して理由を書いていきます。

【転】

「承」とは異なる話で膨らませます。
失敗がないのが、

・自分が物語の主人公の立場だったらどうか考える
・自分の暮らしと物語の暮らしを比べてみる
・自分の経験と物語の主人公の経験を比べてみる
・物語の体験を真似してみる

このようなことをやって書くと文字数が埋まるし、話も盛り上がります。

【結】

まとめは、起(動機)との関連付けが必要なので注意しましょう。
「なぜこの本を選んだのか」という冒頭文の疑問や期待に対して、どうだったかが書かれている必要があるのです。

ただ、書きなれない子供に一人で考えさせるのは難しいので、ここでまた、前記事のようにインタビュー形式で感想を引き出しましょう。

「なんでこの本を読もうとしたんだっけ?」

子供から答えが出てこない場合は
「確か最初のページに書いたよね、自分で書いた文章をちょっと読み直してみようか。」
と読み直して、
「××が不思議に思ったからだった!」
などのような冒頭文に書いた内容が答えとして返ったら、
「じゃあ、不思議に感じた××は、実際に読んでみたらどうだった?想像していた通りだった?全然違ってびっくりした?」
など、具体的に突っ込んで聞いてみましょう。

そうすると、具体的に答えが返ってくるのでメモします。
そして、まとめとして書ける程度の文字数になるでしょう。

また、足りなければ、本を読んで自分が何を得たか、自分の意識が変わった部分があればどのような点かなども書きましょう。


読書感想文で親が手伝う場合の注意点とは?

親が子供の宿題の手伝いをすることについて

「親が手伝うのはいけない、子供にやらせるからこそ宿題だ」
「親が手伝うのは当然でしょ」

このように賛否両論ありますが、そもそも夏休みの宿題の量や難易度は学校によって異なりますし、子供の成長具合も1人1人異なるので、どっちが絶対に正しい、という答えはないのです。

特に読書感想文の場合、殆どの子供が苦手で途方に暮れているのですから、その子に全て任せてしまうのはどう考えても無謀ですよね。
学校の勉強だって、生徒が分からない場合は先生に質問するのですから、夏休み中の宿題で分からなければ、やはり誰かに聞くしかありませんし、それが親になっただけなのです。

但し、ここで注意すべきことは、答えを言わずアドバイスや示唆をするだけに止めることです。
「分からないから、お母さん代わりにやって!」と子供が言ったとしても代筆しないのです。
前記事では本の読み方などについて書きましたが、こういうことも、アドバイスが目的の読み聞かせであり、インタビューであるのです。
(清書は当然子供自身にさせますが、インタビューのメモについてはお母さんが代わりにやっても良いと思います。特に書くのが苦手な子供の場合はメモ書きと清書の両方は精神的にかなり負担なので、子供の様子を見ながら判断してくださいね。)

答えを子供自身から引き出すことで、「ああ、自分は本を読んでこういうことを感じていたんだなあ」と気づくことが出来るし、このことで本を読んだり文章を書くことに対して自信がつくでしょう。

「親が手をかけすぎると親に依存する体質になる」という意見もありますが、親が子供に勉強を押し付けたり、感想を押し付けたりすると依存体質になるのであって、「分からないことに関しての示唆」は過ぎる行為ではありません。
「こういう風に思ったんだよね」「こういう風に書けばいいよ」と親の意見を出してしまうと、それが模範解答のような気がしてきて次の宿題もお母さんの模範解答を期待してしまうものです。
そうならないよう、お母さんは子供に質問を投げかけるだけにしなければなりません。

【誤字・文章の主語述語などが変な場合どうする?】

大人が見ると「間違っているから駄目!」と言いたくなるかもしれませんが、子供の性格や国語能力の成長具合によっては、やんわりと指摘するだけに止めるほうが良いケースもあります。読書感想文コンクールなどに出す場合はもちろん日本語として間違いないようにしなければなりません。

でも、国語がすごく苦手、作文は大嫌い、という子供の場合は書くだけで精一杯なのですから句読点やカギ括弧の使い方もまだ間違うことがあるかもしれないし、「ず」を「づ」に書いたりするかもしれません。
あまり間違いを指摘し過ぎると、折角やる気になったのに削いでしまう可能性もあるため、お子さんの様子を見ながら「最後まで書くことができた」という事実だけで大いに褒めるべきかもしれません。
これは、お子さんの状況を見て判断してくださいね。

さいごに

読書感想文はやはり他の宿題と同様にお母さんが代わりにやるのでなく子供自身が自分で書くべきものです。
ただ、たいていの子供は読書感想文が苦手なので、話の理解や子供から感想を引き出す、見つけ出す作業は一緒に読んで会話しながらやるのがおすすめです。

子供の感想や書く文章が稚拙だったり誤字脱字もあるかもしれませんが、最後まで書き終えることができるだけで花丸だと思いますよ。
読書感想文コンクールに出すのでなければ、多少のミスは目をつぶり、終わった時点で沢山褒めてあげましょう。

読書感想文の書き方で簡単な構成は?親が手伝う場合の注意点は?はブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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読書感想文で子供のやる気を引き出す本の選び方と読み方は? https://richlife100.com/5498.html https://richlife100.com/5498.html#respond Tue, 28 Jul 2015 05:54:34 +0000 http://richlife100.com/?p=5498 読書感想文で子供のやる気を引き出す本の選び方と読み方は?はブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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子供の夏休みの宿題で読書感想文が出る学校は多いですよね。
でも、国語が苦手で読書も嫌いな場合は、ただでさえ文章を書かせるのが大変なのに、本を読ませてその感想を原稿用紙3枚も書かなきゃいけないとなると、夏休みの最後に親に泣きついてきそうな気配がする・・・

こんな家庭は非常に多いでしょう。
今回は、こういう事態を避けて、子供のやる気を引き出すためにはどうしたらいいか、また、読書感想文の本の選び方や読み方についてお話しします。

■読書感想文の書き方はこちらをご覧ください。
読書感想文の書き方で簡単な構成は?親が手伝う場合の注意点は?

読書感想文でやる気にさせるコツ

読書感想文が苦手な理由は子供によって様々ですが、

・本を読むのが嫌い
・文章を書くのが嫌い
・感想だけで原稿用紙3枚も書ける訳ない
・たくさん書くと手が疲れる
・感想が思い浮かばない
・お手本のような感想が出てこない。ふざけた思いならあるけど・・・

恐らくこのように複数の理由があるでしょう。
ですが、この問題を解決できれば見通しが立って「自分にもできるかもしれない」という気になります。
ですので、ここでは多くの人が感じているであろう問題について考えていきます。

1.「原稿用紙3枚も書けない」不安

小学生の場合は400文字詰め原稿用紙3枚程度(1200文字)が目安で、その場合の構成は次のバランスがおすすめです。

書き出し・・・200文字(半ページ分)
感想1・・・400文字(1ページ分)
感想2・・・400文字(1ページ分)
まとめ・・・200文字(半ページ分)

このようにすると、どの程度書かなければいけないか見当つきますよね。
そして、書き出しは本を選んだ理由などを書くだけですし、まとめは最後に全体的に考えて書くことなのであまり難しそうに感じなくて大丈夫でしょう。

とすると、「感想1」と「感想2」の計2枚分を書けるかどうかになります。
読んだ本について、大きな山場で最低2つ、どこか気になる部分を見つけたら何とかできます。
また、感想が思い浮かばない場合は、自分が本の主人公になった気分でどう感じるか、ということを考えればあっという間に文字数が埋まるものです。

見通しが立つようにこのような話をしてみると、子供の不安が少しずつ解消できて意欲が出てきます。

2.お手本のように書けない。ふざけた事は感じたけど。

読書感想文コンクールで入選するお手本のような感想文を参考にする必要はありません。
文章苦手な人にはお手本みたいな感想を書くのは無理だからです。

「感想」と「感動」は本来違うのですが、多くの人は「感動」を書く必要があると思い込んで読書感想文の敷居が高いと感じているのです。
感想文は「感想」を書くのですから「感動した!」と伝える必要はないし、おちゃらけた感想だって、感想の1つなのです。
ふと感じた些細なこと、ちょっと変だな、と子供が思ったことを本人に自覚させて、筋道立てて文章にすればオリジナルの感想文ができますよ。

3.たくさんの文字を書くと手が疲れる

低学年の子供に多いのですが、身体の筋がしっかり出来ていないため、文字を書くときに手や指、体全体まで力が入ってしまい、少し文字を書くだけで疲れてしまうケースがあります。
その場合は、普段2Bを使っているのであればもう少し濃い鉛筆を使うようにしましょう。
また、六角形よりも三角形がおすすめです。

我が子の場合は特に筆圧が弱いため、三角鉛筆に変えたところ非常に楽に書けるようになりました。

読書感想文の本の選び方は?

読書感想文では、

・子供が興味ある分野
・最後まで読める分量(長すぎず、短すぎず)

この2つが非常に重要です。
長い本を最後まで読むのは大変ですが、逆に短かすぎるのも大変です。
というのも、短い本は内容が凝縮されているのですが、逆にいうと、「説明が丁寧でないため理解しづらい」ケースが多いからです。

読書感想文コンクールには低学年、中学年、高学年向けということで4冊ずつ分野の違う本が選定されているのでこの中で興味がある分野があればそれを読んでも良いし、お子さんが本屋で手に取って「興味がありそうな話みたいだし、最後まで読めそうだな」と思った本を選びましょう。

そうそう、「めちゃくちゃ感動した」という本でなくて大丈夫というか、むしろ「ソコソコ面白かった」程度のほうが、文章は書きやすいです。
というのも、感動しすぎると、「とても素晴らしい本で感動しました!」の一言で終わってしまって、続きが書けなくなる可能性が高いしめちゃくちゃ感動するような本を探すと、その労力だけで夏休みが終わってしまう危険もあるからです。
本はあまり深く追求せずに「ちょっと気になって手に取ってみた」程度で、最後まで読めればOKという次元で選べば問題ありません。


読書感想文の本の読み方は?

1.親子で読む場合

読書が嫌いな子供の場合、よほど興味のある内容でない限り最後まで読破するのは難しいかもしれません。
ですので、小学生の場合はお母さんが読み聞かせしてあげるほうが良いでしょう。
(長い場合は数日間に分けて少しずつ読みましょう。)

読み聞かせで大事なのは、一区切り毎に子供がどう感じたかを聞き出してメモすることです。
聞き出すためのインタビュー例を挙げるので、これを参考にやってくださいね。

【お子さんへのインタビュー例】

・なぜこの本を選んだの?
・どんなお話だったかしら?
・面白かった場面やセリフはどの部分?それは何故?
・登場人物で誰が一番気に入った?どんなところが気に入った?
・(本の出来事を具体的に話して)自分がこんな場面に出会ったらどうする?
・読む前はどんな話だと思ってた?読んでみて、思ってたのと違ってた?
・一番心に残ったのはどの部分?
・結末はこうなったけど、どう思った?

本を読む、話を聞くだけではイメージが膨らまなくても、お母さんと会話をすることで、子供の意識が自発的になりイメージが膨らみ、感想が思い浮かびやすくなります。

【主人公の気持ちが理解できない場合は?】

「この時の主人公の気持ちはどんなだったんだろう?」という聞き方だと分からない子供もいます。
ですので、「自分が主人公と同じ体験をしたらどんな気持ちになるのか」と、あくまでも自分自身の体験を想像して感じさせるほうがやりやすいです。

2.子供が一人で読む場合

子供が一人で読む場合、最初は慣れないため「感想なんて思い浮かばない!」ということになりますが、話を読んでいると様々な場面でモヤモヤと言葉にならない思いは浮かんでいるものです。

ですので、
・何か感じた部分、気になる部分にポストイットをつける
・「かっこいいな」「素敵だな」と感じたセリフをメモする

読みながらこのような作業をさせるようにして、子供の心に話を焼き付けるようにしましょう。
(何もしないで読ませると「読み流し」になってしまい話が心に残らないことが多いのですが、メモをすると心に残るものです。)

最後までつけたポストイットやメモの量が多ければ、次の感想文を書く作業にそのまま進みますが、これが足りない場合は上の「インタビュー例」の内容をお母さんがインタビューしながら、本の内容を振り返る作業を親子でやっていきましょう。

さいごに

読書感想文の裏技としてよくあるのが、本の巻末にある、あらすじ、あとがき等を参考にして感想文を書くという方法です。
でも、これは感想文を書くための1つのテクニックですし、読書感想文を通じてお子さんが本に親しむ目的の場合はおすすめしません。

本嫌いの場合は全て子供に任せてしまうと何をどうしたらいいのか分からず困ってしまうので、必ずお母さんが読書感想文を書くことについての見通しを立ててあげ、子供の興味のある本を一緒に読みましょう。
この方法だと時間はかかりますが、親子の会話をすることで子供の考える力も伸びるし、苦手だった本や作文も少し好きになるかもしれません。
読書感想文の課題は楽しみながらやり遂げましょう。

■今回書き出したメモは次の「書き方編」で使います。
読書感想文の書き方で簡単な構成は?親が手伝う場合の注意点は?

読書感想文で子供のやる気を引き出す本の選び方と読み方は?はブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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自由研究調べ物 簡単に出来るまとめ方とテーマ選び 親の手伝い方は? https://richlife100.com/5480.html https://richlife100.com/5480.html#respond Mon, 27 Jul 2015 06:30:28 +0000 http://richlife100.com/?p=5480 自由研究調べ物 簡単に出来るまとめ方とテーマ選び 親の手伝い方は?はブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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小学生の子供がいるお母さんにとって、夏休みの自由研究は悩みの種ですよね。
調べ物学習や理科の実験のような内容はカッコ良い印象があるのか、やりたがる子供は多いようです。
でも、今まで学校の板書さえまともに出来ないような子供だと、それよりも次元の高い「調べ物のまとめ方」は難しいし、本人に任せたら夏休み中に宿題が終わらない可能性もあります。

今回は、まとめ方を中心にテーマ選び、親が手伝いしつつ子供自身に満足感を与える方法についてお話しします。

自由研究 調べ物の簡単なまとめ方

1.調べ物のまとめ方で最初にすべきことは?

自由研究で調べ物をする場合、

(1)テーマを決める
(2)やる
(3)まとめる

という3つの作業に分けることができます。
この中で「まとめる」のは難しく感じますが、実はパターンを押さえれば簡単にできるのです。
パターンについては下の「3.簡単なまとめ方のフォーム」でお話しします。

2.調べ物はどのように発表するの?

調べ物を発表する際に、模造紙で大きな紙に書いて学校に掲示する方法は迫力あり見ごたえがありますよね。
でも、ノート大(冊子)のほうがまとめやすいのでおすすめです。

理由としては、
・模造紙は大きいため、文字を揃えて書くのが難しい(文字の大小や斜めになる等)。
・何枚書くのか見通しがつかないため不安になる。
・模造紙だと失敗した場合に修正するのが大変。
など、いろいろあります。

やはり、普段書きなれている大きさが一番安心だし、きれいに仕上げることができますよ。
ノートも使い方次第でカッコ良く仕上げることができます。

また、お子さんが大きな文字で伸び伸び書きたい場合は、A4用紙に1.5~2cm程度の罫線を引いたWordのフォーム等を作って印刷してあげて、使いやすくしてあげるのも1つの方法です。
また、厚い画用紙の方が書きやすいと感じたら、スケッチブックを使うのもおすすめです。
スケッチブックだと絵を描いたときに描きやすいし見栄えがします。
写真を貼っても厚紙なので安定して使いやすいですよ。

3.簡単なまとめ方のフォーム

1)表紙(1枚目)
・自由研究のタイトル
・年組
・氏名

2)「私がこの題材を選んだ理由」(3枚目)
自由研究にその題材を選んだ理由を書く

3)使用した材料、道具(3枚目)

4)実際の作業内容(4枚目以降)
・いつ
・どこで
・何を
・どのように具体的な経過などの説明をしましょう。
絵や写真を添えると見栄えがするし分かりやすくなります。

5)作業の結果(分かったこと)
実際に分かった結果を書きます。
予想外の出来事もあるいかもしれませんが、これも細かく記録しておきましょう。

6)結果についての考察
「難しかった」「驚いた」「楽しかった」だけでなく、具体的に
・自由研究のどの部分をやって難しいと感じたか
・楽しかったと感じるのがどういう点か
・予想外の出来事があったのはどうしてか
・次はどうやったら成功するだろうか、
というように、作業結果から感じたことや考えたことを具体的に書きます。

7)参考資料
参考にした資料や本がある場合、タイトル、著者、出版社名を書きます。

以上を、冊子になるように書いていくだけで素敵な作品が完成しますよ。

簡単に調べ物ができるコツとは?

まとめ方は、最終段階でなく、調べ物を始める段階で理解しておくことが大切です。
子供は視野が狭く目の前にあることだけに意識が向いてしまい、何を何のために調べているのか分からなくなることも頻繁にあるため、最初にまとめ方を理解しておくことで、それを意識しながら調べ物をすることができるし、簡単に行うコツなのです。
最初の土台(計画)をきっちり固めると、まとめがすごく楽になりますよ。

我が家で毎年子供と使っているフォームはこちらです。
よろしければこちらをご利用ください。

我が家の場合は、この用紙に調べ物や実験記録を直接メモさせ、それを元にまとめを清書させます。
(4の作業内容については枠が足りないため、裏面や別の用紙を使うことも多いです。)


自由研究 調べ物のテーマ選びは?

自由研究のテーマ選びも悩みますよね。
インターネットを探せば様々なテーマがありますが、どちらかというと子供自身が興味を持ち

「このことが分からないから知りたい、解決したい」
「なぜこういう風になっているんだろう?不思議だなあ!」

と心が惹かれる物事を選ぶほうが自由研究課題は順調に仕上げることができますよ。

【社会科の調べ物の見つけ方】

社会科系の調べ物の場合は、旅行先で興味を持った歴史などをテーマにしても良いのですが、身近な自分の住んでいる町にも沢山のテーマがあるはずです。
例えば、自分の住む町にはどんな建物があるか、車の交通量は多いか少ないか、公園や歩道にはどんな草木が生えているのか等。
これを見つけるためにも、

・町の散歩をしてみる
・スーパーに行ってどんな物があって何を買う人が多いのか眺めてみる
・働く人はどんなことをしているのか眺めてみる
・動物園や水族館が近ければ行って動物を見る
・電車やバスに乗ってみる

日常生活の全てが題材になるので、ぜひ親子で出かけながら周囲を眺めてみてくださいね。
1日出かけてみると、何か1つは興味を持つ対象があるはずですよ。

【理科の調べ物の見つけ方】

理科の調べ物も同様です。
身近な場所に出かけてゆったり町や景色などの様子を眺めていると、

「月は毎日少しずつ形が変わって1ヶ月で元通りになるというけど、本当にそうなるかな」
「この野花は何ていう名前かなあ」
「この蝶の幼虫は何だろう、何を食べて育つのかな」

など気になることが出てくるでしょうし、それを題材にすれば良いのです。

【理科実験系の見つけ方】

身近なテーマとしては、夏なので「暑さ対策」「冷凍庫で凍らせる」などのテーマは子供の興味が向きやすくおすすめです。
家にある調味料などを一斉に凍らせて、数時間ごとの経過を見るという方法だと、1日で観察記録まで出来てお手軽です。
ちなみに、醤油や本みりんは最後まで凍りません。油も種類によって凍る温度が違うので、いろんな種類を実験してみると面白いですよ。

醤油の場合、家庭用冷凍庫は-20度程度なので凍りませんが、業務用冷凍庫で-40度程度にするとシャーベット状くらいになるそうです。
醤油にはアミノ酸やブドウ糖、乳酸、食塩などの成分が40%程度含まれており、水以外の不純物が多いほど凍る温度が非常に低くなるという性質があるからです。
この理由を小学生に説明させるのは無理ですが、小学生の自由研究レベルではそこまで難しい説明はなくて問題ありません。他にもいろんな物を凍らせるし「醤油は凍らなかった」という事実を書くだけで十分でしょう。

自由研究で親の手伝いは?放任と代行の中間を保つ方法

与えられたテーマよりも、子供自身が気になることを調べるほうが自発的に考えることができます。
上の探し方で見つからない場合、お母さんが気になることをさりげなくお子さんに投げかけ、会話してみることをおすすめします。

「お母さんは1日外にいて暑かったけど、日なたと日陰の温度はどの程度違うのだろうねえ?」
「電車の音楽って駅によって全然違うんだね。でも、同じ音楽や音の駅もあったみたいね。どことどこの駅が一緒なのかしら?」

このように、ご自身がふと思ったことを言葉にして、お子さんにヒントを与えてみましょう。
お子さんから、「私もそれが気になっていたんだよ!」と言われるかもしれませんし、そうでなく「私はそんなことよりも、こんなことが気になっていたんだよ」と言われるかもしれません。

子供にとって、何もかもが自由な課題はアイディアが浮かびにくいのですが、お母さんの言葉がヒントになったり連想ゲームになったりして、ふと感じたことが疑問として形になるものです。
この気づきが出来るようになると自発的な勉強ができるようになります。

これは、この夏の自由研究だけではなく、将来社会に出て役立つことなので、ぜひ自由研究を通じて物事を解決する能力を伸ばしてあげましょう。

「親が子供の宿題に口を出すというのは良くない」
「積極的に一緒にやっていくべきだ」

世の中の見解はこのように真っ二つに割れていますが、今回のことは宿題に口を出す行為でなく、自分自身でやるためのサポート、サジェスト(示唆)に過ぎません。
調べ物や実験を実行するのは子供中心であり、実際にまとめるのも子供なのです。
それであれば子供も達成感を味わうことができるし、ものすごい成長に繋がります。

これは低学年から高学年まで共通です。小学6年生になればある程度自分でできるかもしれませんが、事前にどんなことをやるのか、どんな方向に持っていくかを確認し、足りないことをアドバイスしてあげることで充実した自由研究ができるでしょう。

まとめ

自由研究は子供自身が自分で考えてやることが大切です。
そのためには、子供にとって興味関心のある題材、気になること、疑問を感じることが何かを探し出すことが重要です。
この作業は、小学生の場合は低学年だけでなく、高学年といえども難しいかもしれませんので、一緒に考えたり、お子さんが自分でテーマを見つけられるようサポートしてあげましょう。

そして、実際にやる段階では、最初にまとめ方をプリントしてあげて、その通りに考えたりやらせてくださいね。
そうすると、まとめる段階でとてもやりやすいはずです。

お母さんは黒子に徹して、ぜひ子供が「自分で頑張った!」という気持ちになるようサポートしていきましょう。

自由研究調べ物 簡単に出来るまとめ方とテーマ選び 親の手伝い方は?はブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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