行き渋り・不登校 | ちょっとした工夫で心豊かな生活を https://richlife100.com 個性的な発想をする主婦の、ちょっとした工夫綴り。お悩み解決のヒントになれば幸いです。 Sun, 14 Apr 2019 08:43:06 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=5.8.7 72345923 学校行きたくない小学生への対応は?朝だけ?不安が強い時は? https://richlife100.com/3886.html https://richlife100.com/3886.html#comments Thu, 16 Apr 2015 07:47:12 +0000 http://richlife100.com/?p=3886 学校行きたくない小学生への対応は?朝だけ?不安が強い時は?はブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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kodomo
小学生になった子供が「学校行きたくない」と言い出した場合どう対応すれば良いでしょうか。
言うのは朝だけで放課後楽しく帰ってくるケースもあれば、不安が募って帰宅後に暴れるケースなど、子供によって症状は様々です。
今回は、新しい環境を親子でどう乗り越えるべきかをお話しします。

学校行きたくないと小学生の子供が言ったらどうする?

以前の記事(学校に行きたくない子供を行かせる?行かせない?迷った時の考え方)では、
「無理やり行かせる」
「息抜きさせる」
「子供と相談する」
などの方法を書きました。

ですが、希望を持って入学したはずなのに「無理やり行かせる」のは子供が辛いですし、かといって、新年度早々「学校を休ませる」というのも親が辛いですよね。

ここで理解しておきたいのは夏休み明けの行き渋りと4月の進学、進級時の行き渋りは次元が違うことです。

我が子の場合は自閉度が強い発達障害なので痛感しているのですが、発達障害児の場合は「新しいスタート」がものすごく苦手な性質の子が多いです。
定型発達児でも引っ込み思案の子は馴染むまで大変ですが、それ以上に苦手で、先生やクラスに馴染めず身動きが取れなくなる子供もいます。

幼稚園から小学校に進学する場合は事前にごっこ遊びをやって、小学校生活の予測を立てておくと
比較的スムーズに入れることもありますが、我が子の場合はそうでなく、当時在籍していた小学校では「慣れれば大丈夫ですよ!」と言われて、慣れるために無理やり頑張らせた結果不登校になり、結局、子供がその環境を拒否したためやむなく転校を決断しました。

一般的には、
「無理やりでも行かせないと、さぼり癖がつくから良くない」
「じきに慣れるんだから、無理やりでも通わせたほうが良い」
と言う人も多いのですが、
子供によっては「慣れる」までの時間が数日でなく数ヶ月、数年という性質の場合もあるし、我々が子供だった昔と今の子供達とは学校に対する考え方が全然違います。
「自分はこうだったのに」と昔の自分と比較すると子供を見誤ることがあるので危険です。

(昔の子供は「学校というのは行かなければならない場所」というのが教えなくても社会当然のルールとして浸透していましたが、今の子供はそれがありません。これは親の教育の結果というより、子供、親、学校、社会全体の流れの変化だと、私は感じています。)

ですので、「さぼり癖」については単純に「良くない」と鵜呑みにせず、その時の子供の心理を汲み取って慎重に動きたい課題です。

学校行きたくないのが朝だけだったらどうする?

小学1年生が学校へ行き渋る場合は、幼稚園と小学校の環境の変化以外の理由として「母子分離不安」の要素も多くあります。

ですので、「お母さんから離れるのが不安」という要素が強ければ、最初の数ヶ月は一緒に登校して、状況によっては少し学校を見学させてもらうなど、「お母さんはいつでもあなたのことを思っているよ」という気持ちがわかるように子供を安心させることが大切です。

今は学校に相談すると「いつでも見学OKです」とか、親切な対応をしてくれる学校では椅子を教室の一番後ろに置いて見学させてもらう保護者も見かけます。
(レアケースですが、今我が子が通っている小学校ではやっているお母さんがいます。)

個人登校の場合は付き添い登校問題なしですが、集団登校の場合でも、集団の最後尾にお母さんが付き添って登校するというケースは今の小学校ではよく見かけます。
特に4月の集団登校ではよくお母さんが付き添っている集団を見かけるので、それだけ1年生が小学校生活に不安を抱えてるということなのでしょう。

仕事を抱えているお母さんだと、このように子供に付き添うというのは大変かもしれませんが、
たまに仕事を遅らせたりして子供に付き添ってあげることも、もしかしたら必要かもしれません。

私の場合は子供が不安定なことから結局仕事を辞めて付き添う道を選びましたが、短時間でもいいので子供に付き添ってあげられると、子供も少し前向きになるかもしれません。

いずれにせよ、「学校行きたくない」現象が朝だけで、帰ってきたときに笑顔が出ていたら、その時は大変かもしれませんが、徐々に慣れて学校が楽しくなる可能性が高いでしょう。

学校行きたくないと不安全開の子供への対応は?

それに対して、朝も昼も夜も、ずっと「学校行きたくない」と言い続けている子供の場合は対応方法を慎重に考えたいところです。

特に4月に新しい環境になった場合、全く先の見通しが立たずに子供はパニックに陥っています。
ここで「無理やり行かせる」はNGで、行かせた場合、こんなケースが考えられます。

パニックが酷い
→この心理状態では先生の指示が全く理解できない
→指示に従って行動できず先生に叱られる
→落ち込んでますます学校行きたくなくなる

こうなると悪循環で、不登校へのレールが敷かれてしまいます。
我が子は前の学校で見事にこの悪循環にハマッてしまい不登校まっしぐらでした。
もっと早く子供のことを理解できていればこんなことにはならなかったのに・・・と痛感したものです。

ですので無理やり行かせてはいけませんが、この状況下の子供は正しい判断ができないのも事実。
子供とよく話し合う、気持ちを汲み取ってあげるのは大切なことですが、理由を聞き出そうとしても、とってつけたような理由であり、本心とずれていることがあったり、話し合いの向こうに良い解決策が見当たらないことも多いです。

そのため、こういうケースでは、親が主導権を握り子供の見通しを立て、少しずつ動けるようにレールを敷いていくということが重要です。

考え方として、最終目標は朝から帰りの会まで居続けることですが、最初の段階では
「全部学校に居なくてもいい」「負荷を少し減らしてあげる」
ということです。

この場合は、子供のペースで行うのでなくあくまでも親が主導権を握った形で、「親の都合」で用事があるから早退させるとか、医者通いのために遅刻させるなどして、
「あ、学校にいる時間が少ないなら今日は行けそうだな!」
と思わせることです。

極端な話、
「今日は身体検査があるから、そこだけ行って身長と体重を測っておいで!」
という形でも、最初は良いと思います。

「今日の目当てはコレとコレ。」と簡単明瞭に提示してあげることで、
「1日を学校で過ごす、という漠然としためあてにどう対処したら良いのかわからない不安」
を感じさせず、今日の課題を自分でクリアしたという自己肯定感を得ることが大切なのです。

この積み重ねの結果、徐々に見通しが立ち不安が減り、平常運転できるようになります。

慎重に考えなければならないタイプは?

大多数の子供が、良い対応を心掛ければ数週間から数ヶ月でなんとかなるものですが、稀になんとかならない子供もいます。我が子が典型的なそのタイプでした。

どんなタイプかというと、「感覚過敏を抱えている子供」です。
聴覚過敏、触覚過敏、嗅覚過敏など子供により症状は様々ですが、これがあると新しい環境、場所、人が苦手で馴染めませんし、大勢の集団にも馴染めません。
この子供たちには「慣れれば大丈夫」という対応は絶対に避けなければなりません。

1つ理解していただきたいのは、
感覚過敏の人に「慣れたら大丈夫だから、慣れましょう」と言うのは
花粉症の人に「花粉に慣れたら花粉症は克服できますよ」と言うのと同じ、無理難題だということです。

感覚過敏は我慢で克服できるものではありません。作業療法士などに相談しながら緩和していき、その間は極力苦手を排除した中で心の安定を図り学校に慣れることが大切です。

そのため、子供の苦手がどの部分なのかを理解して、普通級なら担任に日々相談していく必要がありますし、状況によっては個別支援級で心の安定を図ってから普通級に戻るという方針のほうが良いかもしれません。

大勢いる中に入れない場合は、自分が最初に教室に入っていれば後から同級生が大勢入ってきても気にならないこともあるので、最初に入れるか試してみましょう。
個別支援級の場合はパーテーションなどで遮る方法も可能なので、その中に入ると落ち着くこともあります。

我が子の場合、個別支援級に在籍し4年生で進級し、楽しい学校生活ではあるのですが、新メンバーの1年生が入学したため「知らない子がクラスメイトになり不安」と言い、まだ不安定の渦中にあります。
嗅覚過敏、触覚過敏、聴覚過敏など感覚過敏が酷いため、大勢の中に入れないし新しいことが全て苦手ですが、幸い先生方は特性をよく理解して見守ってくれているので苦手を避けつつ心の安定を図っている最中です。

また、定期的に通院している歯科や小児科の予約を入れ、時々学校を早退させるようにする予定ですし、今年度も読み聞かせや係などで積極的に学校の授業を覗きに行く予定です。
まだまだ大変な状況ですが、それでも小学校入学当時から比べると格段に成長し、学校へ行くことに対して前向きになっています。

さいごに

我が子のような感覚過敏で学校に慣れにくい子はレアケースですが、「学校行きたくない」と子供が言うのはあまり珍しくありません。
特に4月から5月は新年度が始まり、新しい環境に対して不安を抱える子供が多いので、無理やり頑張らせるのでなく、不安を共感しながら負担を減らしてあげるとともに、親が舵取りして上手に導くことが大切です。
母親はものすごく大変ですが、子供の苦手さを理解して学校の先生方に相談し、子供が安心して学校で過ごせるように付き添ったり負荷を減らしてあげるなど、子供の様子を見ながら寄り添っていきましょう。

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転校はデメリットしかないの?不登校からの転校で親がすべきことは? https://richlife100.com/715.html https://richlife100.com/715.html#comments Mon, 06 Oct 2014 06:35:07 +0000 http://richlife100.com/?p=715 転校はデメリットしかないの?不登校からの転校で親がすべきことは?はブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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一歩一歩用心しながら歩く子供
行き渋りや不登校のお子さんと学校との関係を見て
転校したほうが良いのではないか、と考えるお母さんもいると思います。

我が家でも、不登校をしてみて、
子供と学校のギクシャクした関係は修復困難と感じたので
転校することにしました。

結果として我が家の場合は成功したのですが、
不登校の場合はいろんなことに気をつけないと
せっかく転校したのにまた不登校になってしまった、
というケースもあるようです。

今回は、転校を考えた場合のメリット、デメリットや
転校を成功させるために親がやるべきことをお話します。

【バックナンバー】
行き渋りから不登校と転校で立ち直った我が子の体験(1)~不登校まで
行き渋りから不登校と転校で立ち直った我が子の体験(2)~専門家の示唆
不登校中ホームスクールって何をするの?体験した母の気づきとは?
不登校は子供の心配以外にとんでもない面倒事が!転校決断の理由は?

転校のメリットとデメリット

不登校でなくても、転校するというのは
子供にとって不安なことですよね。
経験したことがないことに対しては、
普通の子供でも想像できない世界なので
そう感じてしまうようですね。

次に一般的なメリットとデメリットをまとめてみました。

【メリット】

  • リセットして、新しく自分をやり直すことができる。
  • 転校生ということで親切にしてもらえる。
  • そこで良い体験をできれば、その後に新天地への転居が怖くなくなる
  • 今までと違う地域の空気や文化に触れることができる。

【デメリット】

  • 親しかった友達と離れてしまう。
  • 新しい学校に馴染むのが大変。
  • 転校先でいじめの対象になる。(特に言葉遣いや習慣が違うと戸惑うことがある。)
  • 勉強の進み具合が違うので追いつくのが大変。

(学年途中の場合、教科書が変わると習う漢字の順序が異なるので
未学習かどうか1つ1つ確認する必要があり面倒。)

デメリットを解消するには時間が必要でしょう。
また、メリットを活かすのも、そこに至るまでの子供自身のエネルギーが必要だと思います。

不登校で転校する場合のメリットとデメリット

上記のメリット・デメリットは不登校の場合にもそのまま当てはまります。
一般的に考えても転校というのはデメリットの方が大きいと思われていますし
まして、不登校の場合は子供の精神不安が強いため、
メリットは全くなく、避けるべきだと考える人が多いです。

「転校しても同じことが起こる。」
「転校して不登校になったら本人はもっと自信をなくす。」
「不登校はそんなに早く解決でいないから、長期戦で子供に対応していかなければならない。」
「転校せずに子供を理解してくれている今の学校の先生に頼るべき。」
「転校は逃げるようなものだ。」

転校を考えたときに、我が家ではこのような意見を周囲に言われましたし、
自分でもそう考えた部分もあります。
でも、ここであなたのお子さんが不登校になった理由を考えてみて下さい。

  • 自分に自信がなくなったから
  • 友達や先生を信頼できなかったから
  • いじめに遭ったから
  • 勉強面で躓いたから

このような理由はありませんか?

特に人間関係の躓きだった場合は、
上記デメリットの「親しかった友達と離れてしまう。」という項目は考える必要がありませんし、
むしろ、嫌な友達関係の解消にはちょうど良い機会かもしれません。
嫌なことを全てリセットして、新たな自分、新たな人間関係を作っていくチャンスになるのです。
子供の性格というのは本人の資質もあるでしょうけど、周辺環境が大きく影響するものです。

ただ、転入先の学校の雰囲気や受け入れ姿勢によって、馴染めるかどうか決まるでしょう。
馴染めるために、どのようなことをやれば良いのか、
次に考えていきましょう。

不登校から転校を考える上での疑問解消

1)長期戦?短期戦?

不登校の解決方法は1つの正解というものはなく、
子供の状況によって異なると思います。

そして、親や周囲があれこれ考えるのも大事ですが、
子供がどうしたいのかを聞いてみることが何よりも重要です。
学校へ通いたいのか、家で勉強したいのか。
別の学校だったら通えるのか。
ただ、子供は言葉が足りずに、本音と裏腹なことを言ってしまう可能性もあるので
時間をかけてよく話し合うことが必要です。

また、上記で「長期戦で」という意見もありましたが、この問題は
家で長期間休ませても根本が別のところにあれば解決できません。

長期間学校を休んでしまうと復活するためにはエネルギーが倍以上必要ですし、
短期間で済むなら早めに転校を考えたほうが良いケースもあります。

2)逃げ癖がつくから転校するのは良くないの?

これは、私もものすごく悩みました。
でも、後になって知ったのですが、
大人が逃げるのと、子供が逃げるのを同じに考えてはいけないようです。

大人の場合は逃げずに立ち向かい乗り越えるべきことはたくさんあります。
でも、小さい子供はまだまだ脳が発達している時期で、
心を安定することで伸びる部分が多いのです。
逆に嫌なことがたくさん積み重なってしまうと自己肯定感が下がるし、
脳に嫌な記憶、思いだけが残ってしまうのです。

逃げた結果、楽しいという思いを子供が得られるのであれば
いったん「逃げる」という行為による環境調整は必要だと考えています。

また、「逃げる」という発想は「今の学校に行くべき」
という固定概念があるから抱いてしまう発想なのです。

お子さんは、小学校生活そのものが嫌なのではないでしょう?
転校というのは、単に別の学校に通うだけの話です。
学校を変わるだけで自分から動けるようになるのであれば
得るものが大きいと思うのです。

転校を成功させるために何をすべきか?

我が家は転校で上手くいったケースなので転校した方が良いという考え方を推奨しますが、
転校を成功させたという事例があまりないからやめたほうが良い、という意見の方もいるし、
実際に成功事例はあまり多くないようです。

なぜ失敗するかというと、いったん不登校となってしまうと
子供は学校に対して回避行動を取るようになってしまうからです。
学校に行く、学校に入るだけで不安に陥ってしまうのです。
その結果どのような学校でも通学できない場合が多いです。

我が子も転校したい気持ちは強かったのですが、それと同時に
学校の存在、先生、友達の存在について恐怖を抱いていました。
ですので、我が家で転校する際には子供の心のケアが大切でした。
以下、その時に気をつけたことをお話しますね。

最重要課題は
「転校先の学校に慣れること」
「自分が通うという実感を抱かせること」
です。

そして、そのために、

(1)転校先の先生方(校長・学年主任)に
子供の状況や課題を相談しておいた。(サポートブック付き。)

(2)学校の校舎を見学し、転校後の教室や下駄箱、トイレ、保健室など
一通り入って雰囲気を確認させてもらった。

(3)引越し前に何度も校舎の周囲や学校の周囲を散歩しながら、
自分が転校したらここに通う、ということをイメージできるようにしていった。

(4)スムーズに転校できるかわからなかったので、
付き添い登校の許可を事前に得て、
子供に「一人で通わなくても大丈夫」という安心感を与えた。

このように様々なことを気をつけて転校手続きを進めていきました。

幸い、転校先の小学校は実家に近い場所だったので、
毎日1時間以上かけて実家へ遊びに行き、
そのついでという口実で
子供と一緒に毎日学校の周りを一周しながら
周辺の店で買い物したり、公園で遊んだりして
「もうすぐこの町に住むのが楽しみ」と感じさせていきました。

また、学校の校庭や建物も徐々に入り、
「自分の学校」が怖くないことを確かめさせるようにしていきました。

転校してみて

子供の転校については、かなり入念な準備をしたと思います。
そして、実際に引越しして転校したところ、
準備段階では教室に入るのを怖がって拒否していた我が子も
1週間程度で普通のテンションで教室に入れるようになりました。

友達に話しかけたり話しかけられるのはその後も数ヶ月間怖がっていましたが、
幸い、転校先の先生方が全員理解して、我が子が慣れるのを辛抱強く待ってくれたおかげで
子供も先生方には打ち解けて、自分から話しかけられるようになったのです。
(転校前の小学校では一切なかったことなので、嬉しいことですが、とても驚いています。)

勉強については優先順位を下げたため、通常進度には追いついていませんが、
転校して半年経過してようやく、「勉強してみようかな」という自発的な態度になってきたのを感じます。
ようやく不登校から脱出して、子供本来のエネルギーが貯まってきたようです。

さいごに

我が家の転校事例はかなり特殊だったかもしれません。
でも、転校が良くないこと、失敗するだろう、という見解が多いようなので
成功事例もあるんだよ!とお伝えしたくてご紹介させていただきました。

不登校や行き渋りというのは本人も辛いけど、
子供を支えるべきお母さんも、本当に辛いと思います。

親子でいろいろ話し合って、楽しく過ごせる方向性を探ってみて下さい。

転校はデメリットしかないの?不登校からの転校で親がすべきことは?はブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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不登校は子供の心配以外にとんでもない面倒事が!転校決断の理由は? https://richlife100.com/683.html https://richlife100.com/683.html#respond Sun, 05 Oct 2014 11:37:42 +0000 http://richlife100.com/?p=683 不登校は子供の心配以外にとんでもない面倒事が!転校決断の理由は?はブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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転校
行き渋りや不登校のお子さんを抱えていると、お母さんは
子供にどう接したら良いのかわからないという問題以外にも
それと別に大きな問題を抱えることになるのです。

それは、
「学校とどのように付き合えばよいのか分からない」
という問題で、子供のことと同じくらい頭を痛めることになるでしょう。

我が家でも不登校していた間はかなり悩みました。
今回は、その悩みや、転校を考えるに至るまでをお話します。

【バックナンバー】
行き渋りから不登校と転校で立ち直った我が子の体験(1)~不登校まで
行き渋りから不登校と転校で立ち直った我が子の体験(2)~専門家の示唆
不登校中ホームスクールって何をするの?体験した母の気づきとは?

学校は鈍いものです

学校というのは、不登校になる可能性、危機を相談している間というのは
残念ながらほとんど動いてくれません。
(我が子のいた学校だけなのか不明ですが、行き渋りの間に
担任や校長に子供の精神状態について相談していたのですが
具体的に対応してもらえませんでした。)

ですが、不登校という状態になると、突然大慌てで対応に走ります。
その動きにはビックリしましたよ。

まず、毎朝、午後に電話が鳴るのです。
「今日は学校に来られるのか、子供の様子はどうなのか」と訊かれるのです。

いや、その前段階で「しばらく不登校します」と担任に宣言していたのですが、
話を全然聞いてくれていなかったようです。
そして、クラスの子供達をダシにして、クラス便りや手紙を届けさせたりしてきました。
でも、我が子は友達に会うのさえ苦手だったので、これが原因で
過剰に人を怖がるようになってしまいました。

そして、担任も訪問してきたのですが、一度は会ったものの、
その直後に我が子が腹痛を訴えて一日元気がなくなってしまったので
その後は居留守するようになっていきました。
どうやら、担任に会うという行為は精神的に相当参ってしまうようです。

転校を考えはじめた理由

この学校では、「慣れればなんとかなる」「何度もやれば出来るようになる」
という教育方針なのか、こちらが精神的に参ってしまうのを理解しないで
電話と訪問の応酬が続いてしまったので、
親子共々疲れてしまい、校長に電話をして、

「精神的に参っているので、当分そっとしておいてください」

と説明して、連絡は週1回程度にしてもらいました。

ですが、子供が他人に対する恐怖で、余計に不安に陥っているのが分かったし、
いっそのこと、誰も知らない別の学校に籍を移したほうが良いのではないか。
という考えに変化していきました。

というのも、私も子供も「電話が鳴る」ということに過敏になり、
夫からの電話にも一瞬ビクッとなるほどで、
ホームスクールというのも落ち着いて出来なくなっていたからです。

日本の場合、必ずどこかの学校に所属しなければならないという制度になっており
学校としては関わって「なんとかして学校に来させないといけない」
と考えてしまうため、このような事態になってしまったのでしょうね。

転校先を教育委員会に相談

その地域では、理由があれば転校は認められました。
ですので、教育委員会に相談し、他の小学校をあれこれ見学しようと考えていたのですが、
転校した場合に距離的に通学可能か、また、
今の不登校状態からの復活がどのようにやればいいのか、など
出来れば専門家に相談しながら段階を踏んでいきたいと考えました。

でも、残念なことに、その地域は不登校に対しての理解が不十分で
復学プログラム的なものがなく、また、
我が子のような怖がりで内向的なタイプへの通級支援システムもなく。
転校する場合は、教育委員会や学校体制による支援よりも、
担任の資質と熱意に縋るしか方法がなさそうだと感じました。

そういう学校があるのだろうか、と不安だったことから、
他の市町村だとどのような体制になっているのかと気になり、
興味本位で他の地域の教育委員会に電話で相談してみました。

すると、

たまたま電話した教育委員会の方はとても親切に対応してくれ
30分程度相談したのですが、

なんと、その地域には不登校に対する制度が存在しており、
我が子のような不安体質の子供の場合のケアなど対応方法も理解してくれているんです。
いろんな制度を丁寧に話してくれ、挙句の果てに、

「お話していると、今の地域の教育方針と全然違うようなので
可能なら、出来るだけ早くこちらの地域に転校して
お子さんが通学する体制を整えてあげたら如何ですか?」

と言われてしまいました。

言われた時には、そんなこと出来る訳無いなあと思っていましたが、
よく考えてみたら、その地域は私の実家がある地域です。
だから、可能性を探ってみようかと考えはじめました。

教育委員会も学校も、地域によって方針が全く違うようです。
その後、今現在通っている小学校に相談しに行ったところ、
先生方の対応が全然違い、すごく柔軟に対応してくれたので私と夫はビックリしました。

さいごに

今回は、不登校中の、学校の対応と転校決断までをお話しました。
残念ですが、地域によって教育委員会や学校の、
不登校に対する考え方や子供に対する考え方は大きく異なるようです。

転校についても自治体によっての方針が違い、
引越しせずに可能かどうかの問題がありますが、
もし可能なら、子供の環境を変えるのも1つの方法かと思います。
(我が家は引越しするという手段を選びました。)

次回は、不登校から転校する場合に気をつけたいことについてお話します。

不登校は子供の心配以外にとんでもない面倒事が!転校決断の理由は?はブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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不登校中ホームスクールって何をするの?体験した母の気づきとは? https://richlife100.com/681.html https://richlife100.com/681.html#respond Sat, 04 Oct 2014 01:10:05 +0000 http://richlife100.com/?p=681 不登校中ホームスクールって何をするの?体験した母の気づきとは?はブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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学習
学校へ行きたくない、というお子さんを抱えるお母さんは毎日大変だと思います。
我が子は昨年小学校2年生のときに不登校になりました。
前回まで、その不登校に至った経緯とスクールカウンセラーのアドバイスについてお話しました。
今回は、その後1ヶ月程度ホームスクールをしたのですが、
その時に気づいたことを話します。

【バックナンバー】
行き渋りから不登校と転校で立ち直った我が子の体験(1)~不登校まで
行き渋りから不登校と転校で立ち直った我が子の体験(2)~専門家の示唆

1.ホームスクールって何?

ホームスクールは、学校に通わず家で学習する形で、親や家庭教師が教えることが多いです。

海外では自宅を学校とすることを認められている国が多いようです。
実際に、治安の悪さや学校まで遠くて通えない、教育の質の低下などの様々な理由でホームスクールが増えているそうです。

ですが、前回も書きましたが、現在の日本はそういう制度にはなっていません。
日本の憲法をみると、義務教育→「就学義務」というのが親にあるようですが、
子供側には「強制的に行かなければならない」という義務ではなく、「受ける権利」になっているので
学校に行きたくない・行けなくなってしまった、という我が子のような場合はグレーゾーンだったのでしょうか。

我が家と同様に不登校をきっかけに在宅学習を進めているケースや
早期英才教育や海外の大学への留学等を考えてホームスクールを行う家庭も増えているようですが、
不登校の家庭の場合、「就学義務」を盾に教育現場から追及されて辛い立場になるケースもある気がします。

ただ、日本の憲法は制定時には不登校が増え続けている現状をを想定していませんでしたし、
教育を行う義務、教育を受ける権利が、国・学校・親権者・子供本人の誰がどのように、
という詳細が書かれておらず、曖昧だと思います。
今後もう少し、現在の実態に合わせて改正してほしいものですね。

2.ホームスクールで何を勉強するか?

ホームスクールが微妙に法律に抵触するということは認識していたものの、
子供が学校に行くたびに元気がなくなる様子を踏まえると、

担任や学校との相性が悪いのを改善するのは難しい。

だから、

小学校卒業まではホームスクールを行うことになるかもしれない
と考えつつ、不登校に突入し、やることを模索していきました。

ですが、不登校って何をすれば良いのでしょうか。

いろんな人に話を聞いたのですが、
「子供のやりたいことを勝手にやらせている」
という方が多かったです。
でも、これだと単なる引きこもりになってしまい、
ホームスクールとは程遠いような気がしました。

学校には通わせなくても、親としては
将来社会に出て自立できるよう子供を教育しなければならない、
とスクールカウンセラーに言われていたので、
子供と話し合い、次のような取り決めをしました。

(1)起床就寝は学校に通っていた時間帯と同じにする。規則正しい生活をする。
(2)勉強は学校の時間割と同じことをするのが基本。(予定があれば変更もある。)
(3)毎日散歩して体力維持すること。(母と一緒にする。)

私もパートの仕事を辞めて毎日一緒に過ごし、
かなり規則正しく生活していたと思います。
ただ、勉強は、理解が難しいようで、思ったよりも進みませんでした。

3.自分で勉強を教えてみて、理解不足に気づく

毎日宿題が出る学校でしたので、以前は
母と一緒でないと宿題ができない、
という我が子のために、付きっきりで勉強を教えていたのですが、
2年生になり担任に、

「家で勉強の面倒をみられると学校で理解していない部分が把握できません。
だから、一切宿題の面倒をみないでください」

と言われてしまい、それ以降勉強の進捗度について把握できていませんでした。

そして、ホームスクールをやるようになって気づいたのですが、
やっていた単元以前の部分がまるで理解できていなかったのです。

それまでも、勉強については報告して欲しいとお願いしていたので
口頭で言われていたのですが、

「今日は××をしようと思ったのにやる気がなかったので出来ませんでした」
「今日は○○をしようと誘いましたが、拒否して机に突っ伏したまま動かなかったので出来ませんでした」

という、全て「出来なかった事実と理由」しか伝えてもらえず、
学校で楽しかったことはないのか。
出来たのか、出来なかったらどうやったら出来るようになるのか。
こういうことが全く把握できませんでした。

そして、そういう積み重ねが原因で勉強に対するやる気を失っているようですし、
周囲の子供達は当たり前に出来ているのに自分だけ全然出来ない、と
自己肯定感がガクンと落ちてしまっていたのです。

そして、そんなモヤモヤを、母にも先生にも、誰にも相談できなかったのですね。
それじゃあ、学校なんか行きたくなくなっちゃうよね、と、
この時初めて我が子に共感できたのです。

学校の先生には宿題を教えることを禁止されていたけど、
そんなことを真に受けないで面倒みてあげれば良かったなあ、と後悔しました。

ですので、この時には、自己肯定感を回復するまでは
当分ホームスクールでやってみるしか方法はないかもしれない、と
長期戦を覚悟しました。

そして、学校の教科書に沿って勉強するよりも、
基本的なことを「分かった!」「なるほど!」と自ら感じ取れることこそ、
我が子にとって今最も大事なことだと気づいたのです。

まとめ

今回は、不登校中のホームスクールについてお話しました。
世の中には不登校を否定する人が多いかもしれませんが、
生活を気をつけて前向きに取り組む意欲があれば、
学校へ通うよりも子供にとって成長に繋がる可能性もあると感じてます。

次回は、不登校中、学校との対応と転校決断についてお話します。

不登校中ホームスクールって何をするの?体験した母の気づきとは?はブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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行き渋りから不登校と転校で立ち直った我が子の体験(2)~専門家の示唆 https://richlife100.com/677.html https://richlife100.com/677.html#respond Fri, 03 Oct 2014 04:52:48 +0000 http://richlife100.com/?p=677 行き渋りから不登校と転校で立ち直った我が子の体験(2)~専門家の示唆はブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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背中合わせ
子供が行き渋ったとき、どうしたら良いのかわからず悩むお母さんは多いと思います。
無理矢理行かせて慣らすという方針もあるかもしれませんが、
子供によってはそれで解決できない場合もあるでしょう。
不登校という選択肢は親が非難される可能性が高いのですが、
その方が子供の成長にとって価値がある可能性もあると考えて
我が家では、昨年不登校という選択をしました。

この時にスクールカウンセラーに相談したのですが、
我が家にとってはとても有難いアドバイスをしてくれたのです。
このアドバイスについて今回お話します。

【バックナンバー】
行き渋りから不登校と転校で立ち直った我が子の体験(1)~不登校まで

1.学校内の逃げ場の存在

我が家で相談したスクールカウンセラーは、隣の中学に派遣されている先生でした。

「不登校というのは学校側の立場であるスクールカウンセラーなので
あまり大きな声でおススメ出来ませんけどね」

という前置きをされたのですが、次のようなことを言われたのです。

「学校に逃げ場はありますか?
逃げ場というと『心が弱い』と指摘する人もいるかもしれません。
でも、教室が辛いのですから、子供の気持ちを理解してあげたいですよね。

逃げ場として、保健室や他の教室、校長室など行ける場所があるか、
また、信頼できる先生に相談できるか。
こういう場所があると、気持ちを落ち着けることができて
もう一度クラスへ行く気分になるので、
学校の敷地に入ることが辛くなくなるのですよ。」

この言葉を聞いてハッとしたのですよね。
その当時、我が子は担任の先生にさえ、用がなければ何も話すことができなかったのです。

そして、校長や副校長も気にしてくれていたので我が子に話しかけてくれていたのですが
我が子はそれを嫌がって逃げていたのです。
(校長も副校長も悪い人ではないのですが、ちょっとしつこいタイプでした。)

そんな状態なので、学校内での逃げ場、落ち着ける場所というのは
1つもなかったのです。

2.親の教育義務について

学校に我が子が心落ち着ける空間がない、という衝撃的な事実を知って愕然としました。
そんなショックを受けている私に、スクールカウンセラーはこんなことを教えてくれたのです。

「義務教育というのは、学校に通わせることを意味するのではありませんよ。
大人になり自立して社会で就労するために教育をする、というのが義務教育なんです。」

この言葉、目からウロコでした。

確かに、日本の憲法を読むと教育義務では
『学校に通わせないといけない』
という解釈になっているようですが、
憲法制定時は不登校なんて想定していなかったはずですし、
条文を読んでも曖昧なんですよね。

親=教育義務、子供=教育を受ける権利
であり、「学校に通う義務」ではないのです。
(これって屁理屈かしら?)

嫌がる子供を無理矢理学校へ連れて行かない親は罰金刑になるのか、
といったら、なんだか違うような気がするのですよね。

もう少し、今の世の中に合わせて
この部分を見直してくれないのかしら、と考えてしまいますね。
まして、子供というのは許容範囲が大人よりも狭いもの。
いじめに遭っていなくても、
担任との相性が悪くて行き渋ることもあるのです。

社会に出たときに、そんな相性とかで逃げることは出来ないぞ!

と厳しい意見の人もいるでしょう。
でもまだ小学生のうちは、心穏やかに過ごせることではじめて精神的に成長できるそうです。
まずは、子供がリラックスできる場所を確保することが先決で、
それが出来て初めて教育を受ける姿勢が身につくでしょう、と指摘されたのです。

3.ホームスクールが伸びる可能性のある子供もいる

最後にスクールカウンセラーに言われたのが、ホームスクールのことです。

母子分離不安が残っている我が子の場合、
何でもお母さんと一緒じゃないと嫌だと言うことが多いのですが、
これは我が侭ではないので、逆に生かして
一緒に家でいろんな勉強をしたほうが早く物事が身につくだろう
ということ。

特に我が子の場合、脳構造が独特なのか、インプットもアウトプットも
普通の子供に教えるように教えても理解できないのです。
だから、担任の指示内容が分からず、指示されたことと
別のことをやってしまい叱られることも度々あったのです。

この辺は、その都度担任に我が子の事情と、
そういう行動を取ってしまった原因について
説明して理解してもらおうとしていたのですが、

スクールカウンセラーには、

「たぶん、その先生はお子さんに合わないから
勉強を教わっても身につかないでしょう」

ということを言われました。

残念ですが、子供と担任の相性が常に合うというのはないようです。
考え方の違い、方針の違い、感性の違い、様々あると思います。

我が子の場合、残念なことに人に対する許容範囲が極端に狭いようなので
無理して学校に通わせるよりも、合う指導者がいれば通ってもいいかな、
程度の認識で学校へ通わせるほうが良いのかもしれない。

という考えを、そのスクールカウンセラーから学んだのです。
最後に、
「あなたのお子さんの場合、学校へ行くことで傷つくことがあるでしょう。
だから、学校は上手く利用するだけで良いのです。」
というアドバイスをもらって終わりました。

そして、その後、学校行事でまた子供が担任の指示がわからず
従えずに担任から叱られる、という事件があったので、
双方から事情を確認したところ、

2人の言っていることが全く違う

ということが判明しました。
これは恐らく、どちらかが嘘をついているのでなく、
双方が自分勝手な解釈をしただけだと感じました。
そして、この担任と我が子はもう無理だろうと判断し、
不登校という決断に至りました。

子供には、相変わらず学校を嫌がっていたので

「明日から1週間休んで、家でお母さんと一緒に勉強してみる?」

と言ったところ、大喜びされました。
勉強が嫌なのでなく、家でお母さんと一緒に勉強できる、
というのがとても嬉しかったようです。

まとめ

今回は、不登校という選択肢を決断するに至った
スクールカウンセラーのアドバイスを中心にお話ししました。
我が子の場合は、母子分離不安が強いので珍しいタイプだと思いますが
小学生のうちは、逃げと思わず、心落ち着ける場所の確保が先決だと思います。

それが学校の中にあれば良いのですが、
全く無い場合は不登校もやむを得ないのかな、と私は感じています。

この辺は、不登校せずに
学校内で協力者を得て、学校内の環境を整える方向で頑張る
という考え方もあるかもしれません。

ご家庭や周辺環境によって考え方が違うと思いますので、
ご自身でよく考えて、納得できる方法を追求してください。
次回は、ホームスクールで気づいたことについてお話します。

行き渋りから不登校と転校で立ち直った我が子の体験(2)~専門家の示唆はブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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行き渋りから不登校と転校で立ち直った我が子の体験(1)~不登校まで https://richlife100.com/668.html https://richlife100.com/668.html#respond Thu, 02 Oct 2014 05:44:39 +0000 http://richlife100.com/?p=668 行き渋りから不登校と転校で立ち直った我が子の体験(1)~不登校まではブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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うずくまる子供
学校へ行きたくない、というお子さんを抱えるお母さんは毎日大変だと思います。
我が子は、今でこそ行きたくないという意思表示が出来るようになったのですが
昨年小学校2年生の時には、「行きたくない」という言葉さえ言えず、
ただ態度で反抗する、家から出ようとしない、
という行動でしか表現できず途方に暮れていました。

今では学校の存在を受け入れることができるようになり毎日楽しく過ごしている我が子ですが、
昨年は行き渋りや不登校をして、親子ともに辛い日々を過ごしていました。

同じように悩んでいる方の参考になればと、この経験を通じて親子で気づいたこと、成長したことなどを数回に分けて書いていきます。
今回は、行き渋りから不登校という選択をした経緯についてお話します。
【参考記事】
学校に行きたくない子供を行かせる?行かせない?迷った時の考え方
学校の行き渋りで実際に休んだ場合、子供にどう接すればいいの?

1.行きたくない理由を、子供は言葉で伝えられない

以前の記事(上記参考記事)にも書きましたが、
不登校になる前にも何度か「ズル休み」というのか、
気分転換のために「リフレッシュ休暇」をさせたことはありました。

ですが、だいたい1日休めば少し落ち着いて、翌日には学校へ向かったものです。

ところが、昨年2年生の秋、夏休みを家で落ち着いて過ごせた後から
急に毎朝登校させるのが大変になってしまったのです。

その当時、子供が行き渋る理由は色々ありました。

登校途中、道の真ん中でカラスが数十羽ゴミあさりをしているので怖いとか、
信号を渡るのが怖いとか、友達に会うのが怖いとか、給食を食べたくないとか。

それまで何も言わなかったのに、秋になり突然そういうことを言うので
毎日、どう対応しようか悩み、それを1つ1つ排除できるよう工夫していきました。

ですが、

1つ解決すると次の問題を持ち出してきて、
それが解決すると更に別の問題を持ち出してくる。

これが1ヶ月以上続いたのです。

最初は、ズル休みしたいから言うのかな、
怠けたいから言うのかな、と感じていたので
かなり厳しく叱ったこともあります。

でも、元々我が子は真面目な性格。
そして、毎日切迫した様子で言ってくるので私も
おかしいな、これは表面上の問題に過ぎないのではないか?
何かもっと深いところに問題があって、それを伝えられずに
枝葉の問題ばかり持ち出してくるのではないか?
と気づいたのです。

2.我が子の本音を理解して学校に相談しました

1ヶ月以上経ってようやく我が子の本音に気づいた私。

一言でまとめると、我が子は
「なんだか分からないけど、学校に行きたくない」
ということでした。

本音としては、教室に一人で入るのが怖いとか、
給食が母と違うメニューを食べなきゃいけないのが不安とか、
母から離れて数時間行動するのが不安とか、
「母子分離不安」が強いようでした。
小学校2年なのに、まだ一般的な成長段階をクリアできていないのです。

私自身、母として愛情を注いでいない訳ではないとは思うのですが
周囲の子供達に全く同じような子が見当たらないので
堂々とできず、この当時、大変心苦しかった思いがあります。

でも、小学校低学年だと我が子のように
「なんだか分からないけど学校に行きたくない」
と感じる子供が少なくない気がします。

そして、学校の担任にも相談したのですが、
「もう2年生なのだから、慣れれば大丈夫です。
から、きちんと毎日送り出してください」
という話。

でも、その時点で入学1年半も経過しているのに
全然学校生活に慣れていないのですよね。
いつになったら慣れるんだろう?
先生の言う「慣れるのを待つ方法」が正しいのか不安になりました。

そして、その後も毎日送り出そうとしても愚図って遅刻するようになり、
嫌がる子供を笑顔で送り出すことができず、
無理矢理送り出してしまい自己嫌悪に陥る日々でした。

担任の言うことを信じて良いのか不安になったので
校長と副校長にも相談したり、スクールカウンセラーにも相談しました。
そして、スクールカウンセラーに相談したときに、
不登校という選択がある、
という示唆を受けたのです。

3.信頼できる第三者の存在は大切

以前の記事にも少し書きましたが、
行き渋りや不登校問題は、母親の育て方が悪いのが原因だとか、
甘やかしすぎがいけない、過干渉じゃないか、とか、
事情を知らない周囲に非難されるお母さんが多いと思います。

でも、子供1人1人の成長というのは全然異なるし、
今は発達に凸凹がある子供が増えていると聞きます。
我が子も母子分離不安が未だに残っている、
知能は平均レベルなのに精神年齢が幼稚園児並み
というアンバランスな子供です。

こういう子供に対して、
もう2年生だから、3年生だから、
と世間一般と同じ物差しでみるのは物事の解決にはならないのです。

我が家の場合は、スクールカウンセラーの言葉に救われました。
それまで、不登校は悪だと思い込んでいましたが、
子供の成長のためにはそういう選択肢を取る必要性もあるのだと示唆されたのです。

同じ専門家でも、考え方の違う人はたくさんいるので
子供のことをどれだけきちんと見てくれるか、が問題ですが、
親子や学校だけでは解決できないこともたくさんあるので
一度専門家に相談することが大切だと思います。

まとめ

今回は、行き渋りから不登校という選択をした経緯についてお話ししました。

子供が行き渋ったときに無理矢理行かせて慣らすという方針もあるかもしれませんが、
子供によってはそれで解決できない場合もあると思います。
不登校という選択肢は親が非難される可能性が高いのですが、
その方が子供の成長にとって価値がある可能性もあるのです。
ぜひ、周囲の騒音を気にしないで、子供のことを真剣に考えてみてください。

スクールカウンセラーがアドバイスしてくれたことについては次回お話します。

行き渋りから不登校と転校で立ち直った我が子の体験(1)~不登校まではブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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学校の行き渋りで実際に休んだ場合、子供にどう接すればいいの? https://richlife100.com/317.html https://richlife100.com/317.html#comments Sat, 06 Sep 2014 10:47:10 +0000 http://richlife100.com/?p=317 学校の行き渋りで実際に休んだ場合、子供にどう接すればいいの?はブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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親子の対話

前回の記事、

学校に行きたくない子供を行かせる?行かせない?迷った時の考え方

では、子供に寄り添うことが大切だという話をしました。

そして、我が家では実際に休ませ、家で心穏やかに過ごす日もありました。
でも、その時、母親としては色々悩んだことがあります。

今同じような悩みを抱えているお母さんの参考になればと
その当時悩んだ体験をお伝えします。

家庭をどのような空間にすべきか?

学校を休ませる間、家庭をどのような空間にすべきか、
お母さんは悩まれるでしょう。

「勉強が遅れてしまうのではないか」
「友達関係が悪くなるのではないか」
「ズル休みはいけないことだ」

私の場合は、常にこんな思いが頭を掠めていました。
だから、家を居心地悪くすれば
「家よりも学校の方が良い!」と子供が思ってくれるのではないか。
なんて愚かなことを考えたことがあります。

でも、そうじゃないんですよね。

前回も書きましたが、
子供に無理矢理やらせても身につきません。

教育というのは、学校に通うだけが全てではなく、
最終目的は「社会での自立」なのです。

私は不登校を奨励するつもりはありませんが、
子供の特性によって、その環境が合うか合わないかは違います。
学校という集団に馴染めない子供もいるのです。

そういう子供は、集団生活は置いておき、
先ず、子供が一番落ち着ける場所で、穏やかに過ごすことが
教育を受ける上での土壌になるのです。

  • 腫れ物に触るような感じでなく
  • 普通に子供に接し
  • 学校に通うのと同じように日々を過ごす

このようなことが大切です。
子供が安定して元気になると、家での生活に飽きてくるので、
向かい合うべきことに向かい合えるようになります。

多少遅れたとしても、土壌が出来れば取り戻せる時期がやってくるのです。

だから、子供が不安定な今はしっかり寄り添い、
子供が心穏やかに過ごせることが大切。
お母さんは長い目で温かく見守る必要があるのです。

家にいるとゴロゴロしているけど良いのだろうか?

真面目なタイプほど、「頑張らなきゃいけない」という意識が強いです。
大人にとっては些細なことでも大きい物事だと感じてしまい
精神疲労が激しいのです。

我が子は真面目過ぎて、学校へ行くだけで
精神的にも肉体的にも相当疲労を感じていました。
休み時間に運動したわけではなくても、「疲れたー!」と言い、
ベッドでゴロゴロ横になることが多いです。

まあ、年寄りではないのでずっとゴロゴロ横になるのは考えものですよね。
なので、「夕食の材料買いにお出かけしようか。あと何分したら出かけられる?」と聞いたりして
子供から自発的に動くよう促し、一緒に買い物しながら、子供の話したいことを聞くようにしていました。

学校とどう付き合えば良いの?

学校を頻繁に休むようになると、子供のこととは別に
毎回学校に連絡することが母親としても負担に思えるのですよね。
母親自身が休むことについて引け目を感じる場合は尚更負担を感じるはずです。

また、担任の理解が得られない場合、
「学校に通わないことは悪いことです」と
登校を促される可能性もあります。
私もかつて、そういう思いをしており、
毎回学校へ電話連絡することが非常に辛かったです。

そして、担任と話しにくかったので、最終的に
学年主任や校長、副校長などに相談するようになりました。
頻度も毎朝でなく、1週間ごと連絡する方法で。

でも、学校を休んで家で過ごすほうが
その時点では子供にとって落ち着けて顔色が良さそうでしたし
前回お話したスクールカウンセラーの、
「学校に通うだけが教育ではなく、就労に向けての自立が大切」
という話を踏まえて、子供を休ませるかどうかを判断しました。

ところで、
子供の学校へ行きたくない理由として
学校環境の問題というケースもありますが、
ここで原因を追及しすぎると犯人探しになってしまい、
学校との関係がこじれる懸念があります。

原因はよほどのことがない限り追及しすぎないようにして、
子供の精神安定を図る方向で、学校との
最低限の連絡を取るという方向が無難だと思います。

まとめ

学校を休んでしまうと、思わぬことで悩むことになります。
子供との関係だけでなく、学校との関係で様々な問題が生じて
心揺れることでしょう。

ですので、子供をしっかり理解することが大切ですが、
可能であれば信頼できる相談先が見つけられると
少し楽になると思います。

学校の行き渋りで実際に休んだ場合、子供にどう接すればいいの?はブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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学校に行きたくない子供を行かせる?行かせない?迷った時の考え方 https://richlife100.com/313.html Fri, 05 Sep 2014 04:57:50 +0000 http://richlife100.com/?p=313 学校に行きたくない子供を行かせる?行かせない?迷った時の考え方はブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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小学生の女の子
前回は、

学校に行きたくない子供への対応★我が家で普段心がけたこと

で、我が家で普段心掛けてきたことについてお伝えしました。
今回は、かなりケアをしたにもかかわらず、「学校に行きたくない」と言った我が子に対して
どのように考えてどう対処したかをお伝えします。

それでも行きたくないときはどうする?

1.無理矢理行かせる

我が家では、普段から子供と色々話して心が解れるよう、
安心感を引き出すように心がけてきたけど、それでも

「学校へ行きたくない」

という言葉を何度も聞きました。

後になり冷静になってから理由が分かったのですが、
その当時は渦中にいたため、
何がなんだか分かりませんでした。

子供の気持ちがまだ理解できなかった昨年は、
担任に電話で相談したところ、家が学校に近いこともあり
担任が迎えに来てくれるというので、
無理矢理連れて行ってもらうことが多かったです。

朝は嫌がっていても、日中楽しく過ごせる子供なら
それを繰り返すことで徐々に通えるようになるでしょう。

でも、我が子の場合はそうはいきませんでした。
無理矢理を繰り返せば繰り返すほど、
不安が募り、行き渋りが激しくなったのです。

2.スクールカウンセラーなど専門家へ相談してみる

行き渋りが更に激しくなりどうしようかと悩んでいましたが、
偶々スクールカウンセラーに相談する機会があり、
このことを相談してみたところ、意外なことに

「あなたのお子さんの場合は、
本人が行きたくないと言ったら、無理矢理行かせず
家で穏やかに過ごしたほうが良いと思いますよ。

学校に一日でも多く通うことを考えるのでなく、
将来の就労へ向けて子供をどのように成長させていくか
を考えるべきです。」

と言われてしまいました。
学校のスクールカウンセラーなので、
学校寄りのアドバイスかと思っていましたが、
そうではなく
すごく子供の特性を親身に聞いてくれ、
子供の個性を活かすにはどうしたら良いのか
という視点で説明してくれたのです。

不安が強い子供の場合は、
不安が取れて安心できないと成長できない
という面があるそうです。

ですので、家を出来る限り穏やかな空間にして、
「行きたくない」と言った日には家で伸び伸びさせて
安心感を増やしていくことが大切だとか。

ただ、注意しなければならないのは
学校に通わなくても家でやるべきことをやる
ということを理解させること。

  1. 早寝早起きのリズムを崩さない
  2. 基礎体力作りをする
  3. お母さんの手伝いをする
  4. ドリルを1つ進めるなど、勉強をする

こういうことが大切だそうです。

専門家にもいろんなタイプがいるので、
別のスクールカウンセラーに相談していたら
別のアドバイスになったかもしれません。
ただ、私と子供の場合は、
この方のアドバイスがその後に大きく影響しました。

1人に相談してスッキリしない場合は、学校の専門家だけでなく
市町村や県の専門家もいるので、役所に相談してみると
相談先はいくつか見つかるでしょう。

3.休みたいときに一度休ませてみる(息抜きさせる)

一度休ませると癖になるんじゃないか。
そう考えるお母さんは多いと思います。
私もそう思っていました。

でも、癖というものじゃないんですよね。

原因があって行きたくないのですから、
解決しない限りずっと言い続けるのです。

我が家の場合は、スクールカウンセラーのアドバイスがあってから
無理矢理学校へ行かせなくなりました。
体が弱いこともあり、医者通いが頻繁だったことから
病院の予約を午後入れて、

「今日は病院の予約が午後あるから、午前中だけ学校に行ってみる?」

と言うと、案外素直に行くようになりましたし、
どうしても行きたくない、という日には、

「じゃあ、今日は特別家で一緒に勉強しようか。」

と言って、学校と同じ時間割で勉強することを約束して
似たような勉強を家でして過ごしました。

そうすると、その日は満たされたという気持ちになり、
翌日はグズグズせずに学校に行くようになったのです。

4.子供と相談する

人に押し付けられると、途端にやる気がなくなります。
私もつい、「やりなさい!」と言ってしまうことが多かったのですが
それで無理矢理やらせても、なかなか動いてくれないし
本人の身につかないことばかりなんですよね。

ですので、無理強いせず、「一日一歩」のつもりで
数年計画の目標で良いので、子供と話し合うことが大切でしょう。

例えば、学校に1人で登校できない子供だったら、
「4月中は、下駄箱まで一緒に行く」
「5月は、正門まで一緒に行く」
「6月は、正門手前の角まで一緒に行く」
「7月は、中間地点の坂の上まで一緒に行く」
というように、超スモールステップで子供が見える形での目標です。

ここでのポイントは、
子供自身が「いつから」「どこまで」を決めること。

自分で決めることで、やる気が出てきます。
もしその時期が近づいてきて無理そうな気持ちが出たら変更しても良いのです。
自分の心の安心が培われたタイミングで出来るようになるので
無理矢理進めないことが大切。

ちなみに、こういう話し合いについては、
学校へ行く直前でなく、休日や夕方、夜など
気持ちが落ち着いている時間帯のほうが良いでしょう。

また、せっかく成長したと思っても、
ゴールデンウィークや夏休み、冬休みなどで間があると
後退するものです。
がっかりせず、そのまま子供を受け止めてあげるようにしましょう。

まとめ

これはあくまでも、我が家の体験ですのでお子さんの性質によっては
そのまま当てはめることができないかもしれません。
ですが、基本は同じで、

子供の気持ちに寄り添う

だと考えています。

私達大人であっても無理強いさせられた経験は何も身にならないですよね。
だから、子供も同じなのです。

行きたくないという気持ちがあったら、無理強いさせるのでなく
なぜ行きたくないのか理由を知り、
解決に向けて子供と共に考えていくことが大切なのです。

お母さんの安心が子供の安心を生み出します。
お母さんは、出来る限り子供と話して共感し、
元気で過ごせるようにしましょう。

学校に行きたくない子供を行かせる?行かせない?迷った時の考え方はブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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313
学校に行きたくない子供への対応★我が家で普段心がけたこと https://richlife100.com/306.html https://richlife100.com/306.html#respond Thu, 04 Sep 2014 11:25:17 +0000 http://richlife100.com/?p=306 学校に行きたくない子供への対応★我が家で普段心がけたことはブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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小学校の教室

小学校になると親の送り迎えが必要なくなり手がかからなくなる、
と安堵するお母さんが多いと思います。

でも、子供によっては、周囲の友達や集団行動に馴染めず
学校に行きたくない、と引っ込み思案のタイプもいるでしょう。

我が子もそんなタイプの1人でした。
小学校3年生になる今も引っ込み思案のまま。
集団に入りにくい子供で、

「学校に行きたくない!」と腹痛を訴えたり、
椅子にしがみついて離れず学校に行こうとしない、

という経験が毎日のようにありました。

こんなときにお母さんはどのように考えたら良いのでしょうか。
子供のタイプによって適切な方法は異なると思いますが、
我が家の場合を通じて、普段心掛けておきたいことについてお伝えします。

1.普段から学校に出入りする=PTA、読み聞かせ活動など

我が家の場合は、小学校入学時点から集団行動が難しいことが分かっていたので、
授業参観がなくても時々小学校を覗きに行ったりしていました。

その為にもPTAや読み聞かせ活動を積極的に行い、
学校に出入りするのが当たり前、と言えるように
先生や子供たちにも「顔を売る」行為をしていました。

学校や担任によって違うかもしれませんが、
授業中にこっそり様子を覗いて、子供に
「来たよ!」という合図をこっそり送る程度の行為は
担任も容認してくれたので、
子供に「お母さんはいつも自分を見守ってくれる」
という安心感を与えていました。

2.付き添い登下校

それでも我が子が集団行動が苦手なことは変わらないので
朝や帰りも付き添い登校しました。

付き添い登校については、
子供のタイプによっては恥ずかしがって駄目な場合もあるでしょうけど、
我が子の場合は、喜んで一緒に通っていました。
(恥ずかしがる子供なら、精神年齢は年齢相当かと思います。
我が家の場合は、大喜びでしたので幼稚園児並みの精神年齢かもしれません。)

3.子供の話を引き出す→解決方法を教える

我が子はものすごい不安体質で、昨年までは友達だけでなく先生も一切苦手で
学校で誰にも相談できず不安をたくさん抱えていたようです。

ですので、家ではとにかく、
・子供の話を引き出す。
・心配ごとを1つ1つ丁寧に解説して、どのようにしたら解決できるか教える。

という方法に徹しました。

「話を引き出す」については難しいのですが、
単に「子供の話していることを聞く」では駄目なのです。

子供は、言葉がまだ乏しいため、
自分の感情をどのように表現すればいいのか分からないのです。

その度合いが強ければ強いほど、周囲に馴染めません。
だからこそ、母親が悩みを引き出してあげなければいけない。

ここが出来るようになると、子供の母親に対する信頼度がアップするし
何か不安になったら母親のところに寄ってくる
という流れになるので、子供への対処方法が見えやすくなります。

4.何度も同じことを繰り返し説明する

子供は何度も同じことを繰り返し聞いてくるものです。
これ、子供の特性を知らないと、
「今言ったのに何で同じことを聞いてくるのよ!?」
とつい、イライラしてしまうのですよね。

でも、そういうものなんですよね。
頭では理解しているけど、実際に経験しないとわからない、っていうことは
私達大人だってたくさんありますよね。
まして子供なら尚更、経験しないとわからないことって
ものすごく多いのです。

子供はそういう面での想像力が乏しいので、
同じことを繰り返し、しつこいくらい聞いてくるかもしれません。
不安体質の我が子は特に激しかったです。

また、母に聞いても分からないことや、子供が本当はもう知っていることを
聞いてくることも多いです。

最初はなぜそんなことを聞いてくるの?とイライラしましたが、
子供が質問してくるのは、不安がそこに存在するからなのです。

それに気づいたら、

『嗚呼、●●ちゃんは何度も繰り返し聞いてくるくらい、
ものすごく不安になっているのねえ』

と気持ちが変化し、穏やかに接することが出来るようになりました。

5.見通しを立ててあげる

上の3、4に関連しますが、

子供の質問に答える際に見通しを立ててあげることが大切です。
不安体質な我が子は先の見通しが全く立たないため、
学校で自分が何をやるのかわからずものすごく不安だったようです。

そのため、今日は何時に何をするのか、帰りは何時何分か、
体育はどこで何の運動をするのか、着替えはいつどこでやるのか、
給食は何の当番か、など
かなり細かい部分まで話し合っておきました。

子供が本当に分からなくて質問することも多いのですが、
『それは知っているでしょ?なぜ聞いてくるの?』と思うことまで
安心感を得たいために質問してくることが多かったです。

まとめ

今、学校へ行きたくないという子供が増えていて、
実際に不登校になっているケースも非常に多いようです。

ですが、その前段階で親として出来ることは色々あるので
1つでも良いので出来そうなことをやって、
子供との距離を近づけるようにしましょう。

次回は、こんな努力をしたにもかかわらず
「学校へ行きたくない」と言った我が子に対して
どのように対処したかをお伝えします。

学校に行きたくない子供への対応★我が家で普段心がけたことはブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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夏休み明けに学校行きたくないと言った子へ。我が家のアドバイス https://richlife100.com/218.html https://richlife100.com/218.html#respond Thu, 28 Aug 2014 11:06:51 +0000 http://richlife100.com/?p=218 夏休み明けに学校行きたくないと言った子へ。我が家のアドバイスはブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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学校
前回は、

新学期、学校に行きたくないと言う子へどう対応すれば良いの?

についてお話しました。

ただ、子供の心を探って導くのは難しいので、
我が家の事例で具体的にご説明します。

1.学校へ行きたくないという意思表示

我が家の場合、小学3年生の娘がいますが、
未だに長い休み明けになると学校へ行きたくない、と
愚図るパターンを繰り返しています。
今年の夏休み、娘は家でのゆったりした生活を満喫して
毎日ご機嫌で過ごしていましたが、母である私は

「早く夏休み終わってくれ~!
マイペースの娘に付き合うのは大変だよ!」

と毎日心の中で叫んでいました。
ですので、いよいよ明日から2学期開始という日になり
ほっとしていたのですが、

「もっと夏休みが欲しかった!学校に行きたくない!」

と突然娘が泣き出してしまい、どうすれば良いのか困ってしまいました。

娘の場合、小学3年生とはいえ発達障害があり
精神年齢がまだ幼稚園レベルで、
母子分離不安があります。

我が家の場合は、
「夏休みが転校前の学校よりも短かった」
という不満を言葉にしていたのですが、

転校前の学校は、夏休み期間は確かに3日程度多かったのですが
その3日間は、プールや学習面での補講があったので
結局期間としては変わらないのです。
見た目に騙されているのですが気付かなかっただけ。

これを話しても、まだ娘は納得できず
学校へ行きたくない、と言います。

2.根っこはどこに?

では、どこに根っこがあるの?と思ったのですが、
色々話していると、次のようなことがわかってきました。

娘の場合は、実は転校前の学校で行き渋りから不登校になり、
状況的に復学が困難と考えて
今の学校に転校したという経緯があったため、
学習面で完全に遅れています。

これについては徐々に追いつかねばと考えていますが
今は二の次で、現在の重要課題は「学校への適応」そのもの。
ということで、1学期の頃も、

(1)クラスの友達に打ち解けることが難しくて引っ込み思案だった

(2)大人になったときに、社会に出て人と会わなきゃいけない
  という課題が出来そうにないため、現実逃避していた

この2つの根の深い原因を見つけることができました。

今年転校して不登校という問題は消えたのですが
相変わらず現実逃避しているなあ、とは感じていました。

娘の場合は対人関係の課題もありますが、
学年が上がっていくにつれて
学習面のつまずきは二次障害にもなり得るので、
今後は学習面でのケアも重視しなければと考えています。

心のケアについて

さて、心の根っこが分かったところで
ケアをしなければいけませんよね。

これは原因により対処方法は1つ1つ違うと思いますが、
総論としては、

自分の不安がどこにあるのかを認識し、向き合うこと。
ただし、今の段階では出来なくてもいい。
まずは、不安な心を自分で認められることが大切。

だと考えています。
そして、具体的には今回のケースでは次のようにケアしました。

課題(1):クラスの友達に打ち解けることが難しくて引っ込み思案だった
娘の場合は特性もあり、この課題を今すぐ解決するのは難しいです。
だから、
母や父も同じ特性なんだよ、
子供の頃は友達に話しかけるのが苦手で大変だったんだよ、
という話をしました。
課題(2)-1:大人になったときに、社会に出て人と会わなきゃいけない
今の世の中には、極力人と会わずに済む仕事もあります。
コンピューターのプログラマーや、通信教育の添削のような仕事など。
また、体力があれば、農業のような仕事もあります。
ですので、いろんな仕事があるんだよ、という、
子供の知らない世界について説明しました。
課題(2)-2:現実逃避していたこと
今は出来なくても、出来るようになるために努力していれば、
大人になったときに出来ることもある。
でも、今から逃げて、何もやらなかったら何も出来ないまま。
もし、「極力人と会わずに済む仕事」をしたいなら、
それに向かって努力することは大切。

プログラマーや添削の仕事は勉強をたくさんしなきゃいけないし
農業は一日中外で体を動かすだけの体力が必要だし
人には会わないけど農作物を守って育てるから
作物や天候に向き合う力が必要。

そのためには、今すぐ出来なくてもいいから
少しずつ出来ることを増やしていく努力が必要なのよ、
という話をしました。

娘へのアドバイスは
「学校へ行きたくない」という話から逸れていますが
ここまで深い話をして、ようやく自分の不安に気付き、
納得できた様子でした。

翌朝も、学校へ行き「友達と顔を合わせること」
に対して不安な様子で、朝食を食べるのもゆっくりで、
支度を終えても母に抱きしめて欲しいというので
ぎゅっと抱きしめて背中を撫でてあげました。
そして、8時半過ぎに一緒に登校しました。

そうしたら、驚いたのが、別の1年生のお子さんとお母さんも
行き渋りがあったのか、私たちよりも遅れて登校していたのです。

そうか、こういう子供は我が家だけではないのねえ。
と気付きました。(滅多にいないでしょうけど。)

そして、その日は無事に半日学校で過ごすことが出来て
帰りは笑顔で帰ることが出来ました。

まとめ

我が家の場合は発達がゆるやかなので特殊な事例かもしれませんが
子供1人1人、学校へ行きたくないと言う理由・原因は様々です。

そして、今回は遅刻したとはいえ、無事登校できましたが、
子供の気持ちの寄り添っても、登校できずに終わる日があるかもしれません。
それでも良いと思います。
子供の気持ちを受け止めることで、子供の心の拠り所が出来て、
土台ができた段階になれば出ることができる、と考えています。

子供というのは皆その子なりに頑張っているのですから、
それを認めてあげて、その上で
親子一緒に乗り越えていくことが大切でしょう。

夏休み明けに学校行きたくないと言った子へ。我が家のアドバイスはブログ、ちょっとした工夫で心豊かな生活をに掲載された記事です。

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