行き渋りから不登校と転校で立ち直った我が子の体験(2)~専門家の示唆

公開日:  最終更新日:2014/10/08

背中合わせ
子供が行き渋ったとき、どうしたら良いのかわからず悩むお母さんは多いと思います。
無理矢理行かせて慣らすという方針もあるかもしれませんが、
子供によってはそれで解決できない場合もあるでしょう。
不登校という選択肢は親が非難される可能性が高いのですが、
その方が子供の成長にとって価値がある可能性もあると考えて
我が家では、昨年不登校という選択をしました。

この時にスクールカウンセラーに相談したのですが、
我が家にとってはとても有難いアドバイスをしてくれたのです。
このアドバイスについて今回お話します。

【バックナンバー】
行き渋りから不登校と転校で立ち直った我が子の体験(1)~不登校まで

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1.学校内の逃げ場の存在

我が家で相談したスクールカウンセラーは、隣の中学に派遣されている先生でした。

「不登校というのは学校側の立場であるスクールカウンセラーなので
あまり大きな声でおススメ出来ませんけどね」

という前置きをされたのですが、次のようなことを言われたのです。

「学校に逃げ場はありますか?
逃げ場というと『心が弱い』と指摘する人もいるかもしれません。
でも、教室が辛いのですから、子供の気持ちを理解してあげたいですよね。

逃げ場として、保健室や他の教室、校長室など行ける場所があるか、
また、信頼できる先生に相談できるか。
こういう場所があると、気持ちを落ち着けることができて
もう一度クラスへ行く気分になるので、
学校の敷地に入ることが辛くなくなるのですよ。」

この言葉を聞いてハッとしたのですよね。
その当時、我が子は担任の先生にさえ、用がなければ何も話すことができなかったのです。

そして、校長や副校長も気にしてくれていたので我が子に話しかけてくれていたのですが
我が子はそれを嫌がって逃げていたのです。
(校長も副校長も悪い人ではないのですが、ちょっとしつこいタイプでした。)

そんな状態なので、学校内での逃げ場、落ち着ける場所というのは
1つもなかったのです。

2.親の教育義務について

学校に我が子が心落ち着ける空間がない、という衝撃的な事実を知って愕然としました。
そんなショックを受けている私に、スクールカウンセラーはこんなことを教えてくれたのです。

「義務教育というのは、学校に通わせることを意味するのではありませんよ。
大人になり自立して社会で就労するために教育をする、というのが義務教育なんです。」

この言葉、目からウロコでした。

確かに、日本の憲法を読むと教育義務では
『学校に通わせないといけない』
という解釈になっているようですが、
憲法制定時は不登校なんて想定していなかったはずですし、
条文を読んでも曖昧なんですよね。

親=教育義務、子供=教育を受ける権利
であり、「学校に通う義務」ではないのです。
(これって屁理屈かしら?)

嫌がる子供を無理矢理学校へ連れて行かない親は罰金刑になるのか、
といったら、なんだか違うような気がするのですよね。

もう少し、今の世の中に合わせて
この部分を見直してくれないのかしら、と考えてしまいますね。
まして、子供というのは許容範囲が大人よりも狭いもの。
いじめに遭っていなくても、
担任との相性が悪くて行き渋ることもあるのです。

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社会に出たときに、そんな相性とかで逃げることは出来ないぞ!

と厳しい意見の人もいるでしょう。
でもまだ小学生のうちは、心穏やかに過ごせることではじめて精神的に成長できるそうです。
まずは、子供がリラックスできる場所を確保することが先決で、
それが出来て初めて教育を受ける姿勢が身につくでしょう、と指摘されたのです。

3.ホームスクールが伸びる可能性のある子供もいる

最後にスクールカウンセラーに言われたのが、ホームスクールのことです。

母子分離不安が残っている我が子の場合、
何でもお母さんと一緒じゃないと嫌だと言うことが多いのですが、
これは我が侭ではないので、逆に生かして
一緒に家でいろんな勉強をしたほうが早く物事が身につくだろう
ということ。

特に我が子の場合、脳構造が独特なのか、インプットもアウトプットも
普通の子供に教えるように教えても理解できないのです。
だから、担任の指示内容が分からず、指示されたことと
別のことをやってしまい叱られることも度々あったのです。

この辺は、その都度担任に我が子の事情と、
そういう行動を取ってしまった原因について
説明して理解してもらおうとしていたのですが、

スクールカウンセラーには、

「たぶん、その先生はお子さんに合わないから
勉強を教わっても身につかないでしょう」

ということを言われました。

残念ですが、子供と担任の相性が常に合うというのはないようです。
考え方の違い、方針の違い、感性の違い、様々あると思います。

我が子の場合、残念なことに人に対する許容範囲が極端に狭いようなので
無理して学校に通わせるよりも、合う指導者がいれば通ってもいいかな、
程度の認識で学校へ通わせるほうが良いのかもしれない。

という考えを、そのスクールカウンセラーから学んだのです。
最後に、
「あなたのお子さんの場合、学校へ行くことで傷つくことがあるでしょう。
だから、学校は上手く利用するだけで良いのです。」
というアドバイスをもらって終わりました。

そして、その後、学校行事でまた子供が担任の指示がわからず
従えずに担任から叱られる、という事件があったので、
双方から事情を確認したところ、

2人の言っていることが全く違う

ということが判明しました。
これは恐らく、どちらかが嘘をついているのでなく、
双方が自分勝手な解釈をしただけだと感じました。
そして、この担任と我が子はもう無理だろうと判断し、
不登校という決断に至りました。

子供には、相変わらず学校を嫌がっていたので

「明日から1週間休んで、家でお母さんと一緒に勉強してみる?」

と言ったところ、大喜びされました。
勉強が嫌なのでなく、家でお母さんと一緒に勉強できる、
というのがとても嬉しかったようです。

まとめ

今回は、不登校という選択肢を決断するに至った
スクールカウンセラーのアドバイスを中心にお話ししました。
我が子の場合は、母子分離不安が強いので珍しいタイプだと思いますが
小学生のうちは、逃げと思わず、心落ち着ける場所の確保が先決だと思います。

それが学校の中にあれば良いのですが、
全く無い場合は不登校もやむを得ないのかな、と私は感じています。

この辺は、不登校せずに
学校内で協力者を得て、学校内の環境を整える方向で頑張る
という考え方もあるかもしれません。

ご家庭や周辺環境によって考え方が違うと思いますので、
ご自身でよく考えて、納得できる方法を追求してください。
次回は、ホームスクールで気づいたことについてお話します。

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