入院した祖母に励ましのメッセージを送りたいけど・・・
ウチのおばあちゃん、入院してから体だけじゃなくて心も弱ってしまっていて、
どんなことを書けば元気になってもらえるかなあ。
高齢の方が入院すると、急に気が弱ってしまうことがよくあります。
そんな場合、手紙の文面で悩みますよね。
今回は、入院中の高齢の方を励ますメッセージでは何に注意すべきなのか、また、具体的な手紙の書き方や例文をご紹介します。
入院の励ましメッセージで祖母の場合に注意すべきことは?
おばあちゃんに限らず、入院している方への手紙では、
病気に立ち向かう勇気を与え、元気になるようなメッセージ
を書きましょう。
じゃあ、励ましの言葉として「頑張って」「元気を出して」と書けばいいのではないか、と思うかもしれませんね。でも、実はこれは大間違いです。
お年寄りの場合は若い人と違って、病気が治るまで時間がかかります。どんな元気な人であっても、今は「いつ治るか全然分からない」と不安になったり落ち込んでいるでしょう。そんな人に対して「頑張って」「元気を出して」なんて言っても、プレッシャーになるだけなんです。
こんな時には、書き手であるあなたが明るく元気であり、手紙の内容もポジティブであることが大切です。
他にも細かい注意点があるので、入院している方へ手紙を書く際に気をつけることをまとめました。
どんな内容が良いのか
・明るく前向きに
・分かりやすく手短に(時候の挨拶は省略する)
・相手を気遣う言葉、回復を願う言葉を入れる
・回復後の元気になった姿をイメージできる言葉を入れる
避けるべき言葉と内容は?
・縁起の悪い言葉、重ね言葉
・現在の病気や症状を根掘り葉掘り聞くのは駄目!
・以前罹った病気などと比べるのも駄目!
では次に、手紙の書き方を具体的にお話しします。
入院中のおばあちゃん宛 手紙の書き方
この手紙で一番重要なのが、おばあちゃんを勇気づけて元気にする文章です。
おすすめの内容として以下の4項目があります。
(全てを書く必要はありません。どれか1つか2つで十分です。)
・祖母との思い出
・自分の近況
・近い将来の約束
では、1つずつ詳しくご説明していきますね。
自分の気持ち
自分の気持ちは、「何かしてあげたい」「心配している」「元気になってほしい」という気持ちをそのまま書きましょう。
・おばあちゃん、大変な時に駆けつけることができず、手紙でのお見舞いとなりごめんなさい。
・おばあちゃん、体の具合はどうですか。遠くてお見舞いに行けませんが、早く元気になるようお祈りしています。
・おばあちゃん、腰を痛めて入院したと聞いて、とても心配しています。
・おばあちゃんの怪我が一日も早く回復し退院できるよう、毎日祈っています。
・今は安静にしてゆっくり休んでください。
・早く家に帰りたいと思うけど、きちんと養生してくださいね。
祖母との思い出
祖母との思い出は、「こんなことがあったよね」「楽しかったよね」という内容を書きましょう。お年寄りは忘れやすい傾向があるけれど、意外と昔の楽しかった出来事は記憶に残っているものです。そして、手紙を読みながら楽しい記憶が蘇り、心が元気になるでしょう。
自分の近況
毎日どんなことをしているか・・・楽しいこと、頑張っていることなどを書きましょう。お年寄りは自分のことよりも、子供や孫のことに関心があり、心配しているんですよ。
おばあちゃんにも見せたいなあと思ったので写真を同封します。
近い将来の約束
おばあちゃんが明るい希望を持てるよう、回復後のイメージや、楽しい出来事がイメージできるような約束事を交わせるといいですね。
・また元気な姿でおばあちゃんと会える日を楽しみにしています。
・来週末には、おばあちゃんに会いに病院へ行きますね。
その他の注意事項
・手紙は、心を込めて、少し大きい文字で読みやすく書きましょう。
入院中の祖母宛 手紙例文
おばあちゃん
入院したと聞いて、とても驚きました。
その後、体の具合はいかがですか。
少しずつでも回復しているといいな、と願ってます。
早く家に帰りたいだろうけど、今はきちんと養生してね。
本当ならすぐに駆けつけて、おばあちゃんを励ましたかったですが、
こんなご時勢なのでお見舞いに行けず、とても残念です。
そのかわり、おばあちゃんが退院したら会いに行きますね。
おばあちゃんと元気で会える日を楽しみに待っています。
さいごに
入院中のおばあちゃんへの手紙を書く際は、「何かしてあげたい」「心配している」というような、自分の気持ちを素直に伝えることが大切です。
もちろん、避けた方が良い言葉もあるので今回お話ししたことを注意していただきたいのですが、相手を思いやる気持ちがあれば大丈夫です。
そして、高齢の方が読む手紙なので、大きな文字で簡潔にまとめた方が良いですね。
おばあちゃんが元気になるように祈りながら、心を込めて書きましょう。
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