5歳でトイレを怖がる子供の対応は?発達障害で自動洗浄の解決策は?

療育・トレーニング

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3歳から5歳くらいの小さい子供の場合はトイレを怖がる、というのはよくあり、苦労しているお母さんは少なくないでしょう。
でも、発達障害で怖がる場合は5歳を過ぎて小学生になっても恐怖が取れず、ずっとそのままになるケースもあるようです。

我が子の場合は自動洗浄トイレが苦手で10歳になっても苦労しましたが、先日解決策を教えてもらい、その場でスムーズに出来るようになりました。
今回は5歳程度のトイレトレーニングと、発達障害等レアケースでの対応についてお話しします。

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5歳でトイレを怖がる子供の対応は?

2~3歳からトイレトレーニングをして5歳くらい程度でトイレが一人でスムーズに出来るようになるようですが、中にはそうでない子供もいます。
その理由として、

(1)狭い空間が怖い
(2)足が届かないので怖い
(3)家以外のトイレの使い方が分からない・怖い
(4)幼児用トイレは半ドアで恥ずかしい

これらの理由の場合は、外出先でもお母さんと一緒に入ったり、幼稚園等でも送迎時や園行事の際に一緒に付き添って入ることで安心感を得られて自然にどこのトイレでも大丈夫になるようです。

また、足が届かない場合は、足台を置いて足がつく安心感を得るとスムーズに出来るようになることも多いです。

狭い空間が苦手な場合は次のような方法があります。

・お母さんと一緒に行ってぬいぐるみを座らせてみる
・お母さんが座って何も問題ないことを目で確認させる
・お母さんの膝に乗りトイレに座り、問題ないことを確認する
・トイレに行けたらごほうびシールを貼る
・トイレでおしっこしたらキャラクターが現れるグッズを使う

多くの子供の場合、こういう方法で「トイレは怖くないんだよ、おしっこすると気持ちいいものだよ」ということを感じて出来るようになるものです。

ですが、恐怖心が強い子供の場合や発達障害特性のある子供の場合はかなり難しいようです。

発達障害でトイレを怖がる場合は?

恐怖心が強い場合や、発達障害の子供の場合は次のような理由も加わります。

・家以外のトイレではやりたくない
・自動洗浄が怖い
・ウォシュレットが怖い
・エアタオルの音が怖い
・脱臭装置のモーターが怖い

など、機械音が自分の意志と関係なく自動作動するのが予想できないため、余計に恐怖心が出るケースがあります。

家以外でトイレに行けない場合は、こだわりがあるため、十分な信頼関係を築いた上でトイレに行くように促していく必要があり、非常に時間がかかります。
また、こういう子供の場合は他の恐怖が加わってこだわっている可能性もあるのでその要素も含めて考えていく必要があります。

センサーやウォシュレット対策としては、コンセントを外すことで安心する子もいるようですが、公衆トイレやホテルの浴室とトイレがセットになっている場合はコンセントがないので不可能です。

ですので、最終的にはこういう場合は

怖いという気持ちに寄り添って受け止めて、心が変化するのを待つ

ということで辛抱強く付き合わなければなりません。


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自動洗浄トイレを怖がる場合の解決策はコレ!

我が子の場合は発達障害特性がある上に聴覚過敏があるせいか、機械音が突然出てくるのは10歳になる今でも恐怖なようです。
最初はこだわりなのか、とも疑っていましたが、一緒に付き合ってみると、センサーが数秒で反応して音が鳴り動作することを説明しても、いざそうなると体がビクッとなり心臓がドキドキしている様子が間近でも分かるほど酷い動揺なのです。

なので、予定外の外出や、長距離の旅行をする場合は、「安心して入れるトイレがどこにあるかの事前調査」も重要です。

ちなみにこちらは圏央道厚木パーキングエリアのトイレです。
最近開通したばかりの新しい道路なので非常に建物もきれいだし、トイレもきれいです。
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最新式のトイレなので殆どがウォシュレットなので怖がりの我が子にはNGなのですが、上り下りとも和式トイレが1か所ずつあります。
いつもこのトイレを利用しているのですが、1つ欠点として自動洗浄センサーがついているのです。
自動洗浄センサーは一定の間隔でピカピカしているので、それも恐怖のようです。

ですが、先日、トイレに偶然居合わせた方が解決策を教えてくれたのです。

雑巾を2つ折りにして、センサーを隠すようにテープで貼る
(雑巾は折らなくても良いのですが、センサーが光るのが気になる場合は2つ折りにする方が安心です。)

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写真右上に自動洗浄センサーがあるのですが、雑巾とテープで隠しました。

貼るテープはガムテープだと剥がす時に壁を傷める可能性もあるので養生テープがおすすめです。

分厚い雑巾を貼ることで人の体温を感知できなくなるため、センサーは無効になります。

おかげで外出先でのトイレを無事に済ませることができました。
自動洗浄が苦手な子供がいる場合、少々かさばりますが、外出先に養生テープと雑巾を持っていくと良いですよ。

さいごに

普通の子供なら小学生2~3年になれば殆どがトイレが怖いのもなくなったり乗り越えたりできるようですが、我が子の場合は様々な特性が絡んでおり、まだ時間がかかりそうで1つ1つ忍耐強く対応していく必要があるようです。

こんなケースは珍しいとは思いますが、「慣れれば出来るようになる」では解決できないケースの事例として自動洗浄トイレの解決方法をご紹介しました。

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コメント

  1. Teabag より:

    5歳8ヶ月の娘がいます。小さい時からトイレが怖いと言って、とくに外出先のトイレでパニックを起こします。来年には小学校だし、このままではマズイと焦り始め、こちらのサイトにたどり着きました。雑巾と養生テープ、素晴らしいですね!そんな事は考えつきもしませんでした。発達障害があるかはわかりませんが、もしかして、ですかねえ。とりあえず、雑巾、やってみます。ありがとうございました。

    • ゆきえ より:

      Teabagさん

      コメントありがとうございます。
      Teabagさんのお子さんも過敏なのですね。
      発達障害と過敏は別らしいので、この他に症状がなければあまり気にしなくて良いかもしれません。

      トイレの件ですが、小さい子供で神経質な場合には苦手な子が時々いるようです。
      とにかく新しい環境が恐怖だし、トイレの場合は様々な音があって、それだけでも大変なのですよね。
      流す音が大きかったり、音姫やウォシュレットの動作音、エアタオルの音などもあるし。
      それに、これらが実際に動作すると、その動きも凄い激しいのですよね。
      (普通の人にとっては、当たり前のことですが、それが1つ1つ恐怖になってしまうのですよね。)

      もし見えなければ大丈夫なのであれば、それで暫く様子をみて、本人の自信がつけば・・・「こうすればトイレが怖くない!」という気持ちになって安心できると克服できるかもしれませんね。(小さいうちに克服できればその方がラクだと思います。我が家の場合は、モタモタしているうちに、大きくなったらなったで、新たな恐怖が作り出されてしまって、結構悪循環になっているんです・・・。)

      お子さんの性質がうちの子と違うでしょうし当てはまらないかもしれませんが、
      恐怖心が強い場合は無理にやらせようとしても駄目で、自分から
      「あ、これ、怖くないかも・・・?ちょっとだけやってみようかな。」
      という気にならないと克服できないようです。
      なので、引っ込んでいる時には無理強いさせないようにした方が良いです。

      本当は、お母さんやお友達などがやっているのを見て、その気にさせるのが良いかもしれません。
      色々大変でしょうけど、楽しみながらお子さんと克服してくださいね。

  2. 佐藤 留美 より:

    はじめまして。高一と小五の娘がいます。同じ様に 二人とも発達障害で(タイプは違います)二人とも 外出先でのトイレ使用が 限られています。長女も センサーにタオルハンカチとマスキングテープで張ってみましたが、不安が取れず出来ませんでした。最近では 殆どが自動トイレになり、外出を嫌がる日々です。

    • ゆきえ より:

      佐藤 留美さま

      はじめまして。
      コメントありがとうございます。

      トイレ探し大変ですよね。我が家もずっと悩まされてきたのでお気持ち分かります。

      我が家でも、この方法は一時効果あったのですが、恐らく佐藤さんのお子さんと同じで
      根本的な不安「そこに怖いものが存在する」ということが払拭されないとダメなんだろうな、
      という感じでした。

      我が家の場合、自動センサー以外にウォシュレットの存在も恐怖だったのですが、
      中学1年生になった頃から自分でもなんとかしなきゃ、という意識が芽生えてきたのか
      どうしたらトイレに行けるようになるか自分で考えはじめ、
      「ウォシュレットについては座るとノズルが動作するタイプじゃなければ大丈夫」
      というところまで相談しつつ、あちこちのトイレを探し歩き、
      色々恐々試すようになりました。

      佐藤さんのお子さんはトイレが苦手だから外出を嫌がるようになったのでしょうか。
      我が家の場合、トイレは苦手だけど外出は好きなので何とかしたい、という気持ちになったようです。
      (その分、トイレを探す私の精神的負荷が大きくて、私の方が外出を嫌になりましたが・・・)

      自動トイレの場合、座ったまま(立ってセンサーが作動する前に)
      ボタンを押して流してしまえば大丈夫、ということにはなりませんか。
      うちの娘は最悪、この方法でやるようになっています。
      (ただ、それでも毎回この方法でもドキドキするから嫌だと言いますし、
      これは最終手段になっていますが。)

      立ったら数秒後に「ガタン」と作動して水が「ザーッ」と流れる、というのは頭で理解していても、
      聴覚過敏や触覚過敏等があると、こんな些細な音、感覚であっても恐怖の対象らしいですね。
      私自身は多少の触角防衛反応があった程度で鈍感なので、娘の大変さが分からず小さい頃は
      「そんなの我慢して用足してよ!」と思ってたし無理矢理やらせようとしたこともありますが、
      ある時に、専門家から「花粉症を我慢させるようなものだから無理なんですよ」と言われて納得し、
      症状が和らぐのを待つしかないんだなあ、と反省したものです。

      確かに自動トイレが多いので、そうでないトイレを探すのは本当に大変ですが、
      お子さんお二人が、トイレを探すのが大変だけど外出したい、
      という気持ちになるよう応援するしかないし、トイレのことを何とか克服したい、
      という気持ちになるまで辛抱するしかないのかなあ、という気もします。

      我が家もまだ完全に手が離れた訳ではなく、自動トイレでない(娘が入れる)
      トイレがある場所付近で「ここならトイレがあるよ!」と必死にトイレに誘導させて
      用を済ませる、という状況ではあります。

      とはいえ、特定のウォシュレットなら入れる、という自信が出てきたおかげで、
      トイレ探しの幅が出たのでだいぶ楽になりました。

      佐藤さんもまだ大変でしょうけど、どこかに成長できるきっかけがあるかもしれませんし、
      挫けずにお子さんお二人と一緒に頑張ってください。

      ちなみに、我が家の場合は普段や遊ぶ行動範囲の中で、どのトイレが行けるとか行けないとか、
      あちこちの公園、デパートなどかなりしらみつぶしに探した記憶があります。
      我が家の場合、ウォシュレットや自動トイレ、エアタオル等が苦手だけど、
      「汚い・臭いトイレは嫌!」「できれば和式は避けたい(ズボンを下すと汚す恐怖がある)」
      と潔癖症の一面もあり、小さい頃本当に大変だったので。

      そうこうしているうちに、
      「あっちのトイレはきれいだけど座るとウォシュレットのホースが出たり入ったり、で怖い」とか、
      「こっちのトイレは何もないトイレだから入れるけど汚いことがある」とか「冬は便座が冷たい」とか、
      かなり贅沢なことを言い始めたりしたので、ある意味私の方が頭が痛い状態が続いていました。

      で、「全部のことを私が背負っているのはもう嫌!」と娘にブチ切れたところ、少し反省したのか、
      自分自身で少しずつ、どうやったらいいのかなあ、と考え始めるようになったのです。
      これはたぶん、私が文句を言ったのもあるけど、それよりも、その頃のタイミングで、
      周囲を見て「私って他の子と違って子供っぽい」ということに気付いて
      「成長したい」という気持ちが芽生えたのもあるようです。

      たぶん、本人が克服したい、と思い始めても、すぐに解決できる問題ではないと思いますが、
      本人の意欲があるかないかで解決までの期間が違うような気がします。
      あと、佐藤さんご自身の負荷も、お子さんの気持ち次第で少し楽になるんじゃないかと。

      長文の割りに具体的な解決方法が書けず申し訳ありませんが、
      佐藤さんとお子さんお二人の心の負担が減っていくようお祈りいたしております。

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