フォンダンショコラレシピの基本とおすすめ★生チョコ入りと小麦粉なし

バレンタイン

バレンタインの手作りプレゼントの王道といえば
フォンダンショコラと考えている人は少なくないでしょう。

でも、フォンダンショコラは焼き加減は難しいですよね。
実は、大きく分けると3通りの作り方があるのですが、
今回はその理由と、失敗しないおすすめレシピとして
生チョコ入りと小麦粉なしの作り方をご紹介します。

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フォンダンショコラレシピの基本とおすすめ理由

バレンタインに人気のフォンダンショコラは
正式にはフォンダン・オ・ショコラ(fondant au chocolat)という
フランスのチョコレートケーキで、fondant は「溶ける」という意味です。
中心まで完全に焼かないで、中を切った時にトロリとした
チョコレートソース状にするのが特徴です。

フォンダンショコラレシピの基本は大きく分けて3通りあります。
(1)半生焼きタイプ
(2)中に生チョコ等を入れてトロリとさせるタイプ
(3)小麦粉なしのタイプ

正統派は(2)といわれているようですが、個人的な考えを言いますと
それぞれ長所・短所があるのでお好みや用途に合わせて作るほうが良いと思います。

(1)の長所と短所
・手間がかからない
・半生なのでお腹が弱い人にプレゼントするのは避けたほうが良い
・半生なので早めに食べるほうが良い

(2)の長所と短所
生チョコを作る手間がかかる
・中に生チョコを入れるため、トロリとしたフォンダンショコラ作りが出来る
きちんと中まで焼けているのでプレゼントするにはこの方法が安心

(3)の長所と短所
・半生でも小麦粉がないのでおなかの問題は生じない
小麦粉がないので生地の強度が少ない(強く持つとグシャッと潰れやすいので扱い注意)

今回は、プレゼント向きの(2)と(3)による作り方をご紹介します。

小麦粉の生焼けって大丈夫なの?

小麦粉にはでんぷんが含まれていますが、
水と合わせて加熱すると消化しやすい「αでんぷん」に変化し、
冷めると消化しにくい「βでんぷん」に戻ります。

フォンダンショコラ(1)のタイプの場合、生地が生焼け状態で「βでんぷん」のままなので、
消化が悪く、腸から栄養が吸収されずに、胃腸の弱い人の場合は下痢をすることもあります。
(個人差があるので大丈夫な人もいます。)

でんぷんがα化するためには60~80度で15分以上かかるそうですから
しっかり焼く必要があります。
フォンダンショコラの場合、高温とはいえ厚い生地を短時間で焼くため、
どこまでα化するのかわかりません。
(科学的に実験すれば良いのでしょうけど、残念ながら家では実験できないので・・・。)

安全か否か分からないので、自分で食べるだけなら良いかもしれませんが、
できれば(2)か(3)の作り方のほうが安心のような気がしています。

甘さ控えめフォンダンショコラのレシピ(小麦粉あり・中に生チョコ入り)

フォンダンショコラ
【材料】 マフィンカップ3個分
《中に入れる生チョコ》
板チョコ  50g(1枚)・・・細かく刻んでおく
生クリーム 25g

《生地》
板チョコ 50g(1枚)・・・細かく刻んでおく
バター  30g
卵     2個
砂糖   20g
薄力粉  30g
ココア   10g ・・・薄力粉とココアを合わせてふるっておく

【作り方】
《中に入れる生チョコ作り》
(1)生クリームを耐熱容器に入れて電子レンジで沸騰直前まで温め、
刻んだ板チョコを入れてゆっくり溶かし混ぜます。

(2)容器にオーブンシートを敷いて(1)を入れ、冷凍庫で15分以上冷やし固めます。

《生地作り》~オーブンは170度にセットしておきます。
(1)バターを耐熱容器に入れて溶かし、刻んだ板チョコを入れて溶かして混ぜます。
チョコが溶けにくい場合は、少し電子レンジで温めて様子をみながら溶かします。
(チョコを電子レンジで溶かすと焦げたりすることがあるので、
少しずつ様子をみながら溶かすほうが良いでしょう。)
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(2)(1)に卵黄を1個ずつ混ぜ、ふるった薄力粉とココアを丁寧に混ぜます。
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(3)卵白を泡立て、角が立ったら砂糖を入れてしっかりメレンゲを作ります。
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(4)メレンゲの3分の1を(2)に入れて泡立て器で混ぜ、残りのメレンゲも入れてヘラで混ぜます。

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(5)マフィン型に(4)の生地を3分の2程度入れ、冷やしておいた生チョコをスプーンで真ん中に入れ、
残りの生地を入れます。
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(6)170度のオーブンで12分程度焼きます。
表面が乾燥したら焼き上がりです。焼きすぎると中まで焼けてしまうので注意しましょう。

(7)粗熱を取ります。5分後に型から出して食べましょう。
(焼いてすぐよりも、5分後の方がきれいに型から外せます。)

甘さ控えめフォンダンショコラのレシピ(小麦粉なし)

フォンダンショコラ完成
【材料】 マフィンカップ3個分
板チョコ 50g(1枚)・・・細かく刻んでおく
バター  30g
卵    2個
砂糖   20g
ココア  15g

【作り方】~オーブンは170度にセットしておきます。
(1)バターを耐熱容器に入れて溶かし、刻んだ板チョコを入れて溶かして混ぜます。
チョコが溶けにくい場合は、少し電子レンジで温めて様子をみながら溶かします。
(チョコを電子レンジで溶かすと焦げたりすることがあるので、
少しずつ様子をみながら溶かすほうが良いでしょう。)
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(2)(1)に砂糖を入れて泡立て器で混ぜ、卵を1個ずつ入れてよく泡立て、最後にココアを入れて混ぜます。
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(3)170度のオーブンで10分焼きます。
表面が乾燥したら焼き上がりです。焼きすぎると中まで焼けてしまうので注意しましょう。

(4)粗熱を取ります。5分後に型から出して食べましょう。
(焼いてすぐよりも、5分後の方がきれいに型から外せます。)
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小麦粉なしの場合は焼き上がりはふんわりしますが、冷めるとしぼんできます。

 

《卵は分けるべき?一緒に入れても大丈夫?》

(2)は卵を別立て(卵黄と卵白を別に泡立てる方法)にしましたが、
(3)のように共立て(全卵)も可能です。
(その場合は卵を入れる段階でよくバターやチョコの生地と共に泡立てて
空気を入れるので、少し白っぽくなるまでしっかり泡立てます。)

まとめ

小麦粉なしの作り方では、卵を入れる工程を簡単にしました。
フォンダンショコラを超簡単に作りたい場合は
これが一番簡単です。

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どちらも甘さ控えめですので食べやすいと思います。
ぜひバレンタインでこだわりたい相手なら
フォンダンショコラ手作りをおすすめします。

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