ゴキブリ対策の予防おすすめと撃退法は?生態や弱点は?

雑学

暖かい季節になると心配なのが、ゴキブリの出没ですよね。
一匹見たら30匹いるといわれるくらい、ゴキブリの繁殖力は強く、
先手必勝の対策が重要です。
今回は、予防のおすすめグッズや我が家でやっているおすすめ撃退法や、
ゴキブリの生態や弱点についてもお話しします。

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ゴキブリ予防対策のおすすめは?

ゴキブリが今大量に出る場合は、家の中を燻りだすバルサンなどがおすすめですが、
「今は出ないけどそろそろ心配」という状況なら、手間のかかるバルサンよりも
ゴキブリを誘き寄せるベイト剤(毒餌剤)の方が長期間使用できるしおすすめです。

ベイト剤には次の2種類があります。

(1)非連鎖系ベイト剤

ホウ酸だんご食べたゴキブリ以外には効果がないけど即効性がある。
基本的にはゴキブリはその性質から、暗いところで死ぬことが多いのですが、ホウ酸だんごを食べると脱水症状になり、水を求めて水回りに出てきた段階で死ぬこともあり、死骸を目撃して怖いと感じるケースもあるようです。(見えないところで死ぬケースもあります。)

(2)連鎖系ベイト剤

コンバット、ブラックキャップ、コンバットハンターなど。
(a)コンバット・・・ヒドラメチルノン配合。即効性はないけど徐々に効果が出て、暗い隙間で死ぬ。このゴキブリの体や糞を他のゴキブリが食べることによりそのゴキブリも死ぬ。
(b)ブラックキャップ、コンバットハンター・・・フィプロニル配合。即効性があり神経系を傷め狂い死にさせる。そのゴキブリの体や糞を他のゴキブリが食べることによりそのゴキブリも死ぬ。

ゴキブリが出たときの撃退法おすすめは?

ゴキブリが出たときに退治する場合、真っ先に思い浮かぶのは殺虫剤ですよね。
ゴキブリの殺虫剤はゴキブリの神経系を傷めるための薬剤であり人間にはあまり有害ではないという商品が多いものの、赤ちゃんがいる家庭やペットがいる場合は殺虫剤をやたらに使うのは心配です。
そのため我が家でやっている手段は、時と場所により異なりますが、次の2つの方法があります。

(1)新聞紙を丸めて叩き潰す

新聞紙がない場合は手近な広告紙などを使いますが、叩き方は要注意です。
ゴキブリは死ぬ寸前に卵を残す習性があるといわれているので、
強く叩きすぎると潰れるし、その時に卵が飛び散るかもしれないと考えると
即死させたいけどあまり強すぎるのも心配なのですよね。

ですので、動きを封じる程度に素早く一瞬で強く叩く (叩いた時にギューッと後押ししない)
というのがポイントです。

(2)台所洗剤、泡ハンドソープ、マイペット、熱湯など

台所で発見した時には台所洗剤を使います。
泡が出るほうがゴキブリに早く効くので、泡のハンドソープがあればそちらがおすすめです。
また、熱湯も即効性があるので、流しに出た場合はポットの熱湯を汲んでかけることもあります。
(もし熱湯をかける場合は火傷しないように注意しましょう。)

その他方法についての考察

【殺虫剤】

ゴキブリが死角に逃げ込んだ場合は殺虫剤に頼らなければ退治できませんが、
ゴキブリは死ぬ寸前に卵を残す習性があるそうですから、隠れた場所に卵を残されると厄介です。
ですので、即効性のある殺虫剤で目に見える場所で退治したいものです。
色々な商品がありますが、ゴキジェットPROはかなり即効性があります。

【掃除機】

掃除機は、あまりおすすめしたくない方法です。

というのも、私の母は長年ゴキブリを触るのが怖いという理由で掃除機を使っているのを見ましたが、この方法では掃除機の中で窒息死するか不明だし、生存していた場合に出てくるのではないか、その中で卵が孵ってしまったら、という危険もあります。
掃除機などの電化製品は暖かく、吸い込んだゴミも餌の一種になるためゴキブリにとっては快適な環境なのですよね。
なので、もし掃除機で吸い込んだ場合はすぐに紙パックを交換してそこから出ないよう厳重な栓をして捨てるのが良いでしょう。

ちなみに母は、掃除機で吸った後に出てこないよう、ホースの先にビニールと輪ゴムで栓をして、紙パックを交換するまで使うたびに栓をする、という方法でした。(早く交換すればよいのですが、貧乏性なので交換を渋ったのです。)

ですが、ゴキブリが入ったまま掃除機を使うと、掃除するたびにゴキブリに風を当て、そのバイキンが含まれているかもしれない空気を部屋いっぱい撒き散らすことになります。

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また、ゴキブリを始末する目的でスプレー式殺虫剤を掃除機に吸わせると、ガスのLPGがモーターの火花で引火し燃えてしまう恐れがあります。
油性なのでいったん火がつくと燃え広がりますし、引火しなくても油分で掃除機内部の樹脂が劣化し、ひび割れや表面が溶けるなどの可能性もあります。
ですので、吸い込んだ後は殺虫剤を吸い込ませるのは絶対に止め、速やかに紙パックごと交換しましょう。

ゴキブリの死骸を触らず処分できるの?

ゴキブリを退治した後に掴んで処分するのは気持ち悪いですよね。
私の場合ですが、素手で触るのは嫌なので、ゴキブリの死骸はティッシュペーパーなどを2,3枚重ねて掴んで捨てていますが、それも怖いと感じる人もいるようです。
その場合、軍手をはめて、その上からビニール袋をかぶせてゴキブリを掴みましょう。
そして掴んだ後は手のビニール袋を裏返しにしてギュッと縛って、万が一蘇生しても逃げられないようにします。
それでも心配ならビニール袋を二重にしましょう。

ゴキブリの生態で冬は?弱点は?

ゴキブリは出来れば関わりたくない存在なので、コンバットのようなベイト剤を置いて、出来る限り見ないようにしたいものですが、それでも出るときには出ます。
ですので、ゴキブリの生態について知り、ゴキブリが住みにくい環境にするよう心掛けるのが第一の予防になります。

(1)ゴキブリの生存条件

・水~餌が無くても水だけで約1ヶ月生存できますが、水がないと7日以内で死にます。
・餌雑食性で人の食べ物以外にも、人の髪の毛や皮、痰、唾、動物の死骸や糞、配水管に付着した汚泥などを食べます。
・暖かさ~快適気温18~34度。調理台の引出し、水周り、冷蔵庫裏や電化製品の中などの暖かい場所に住んでいます。

(2)ゴキブリの成長と寿命について

ゴキブリの寿命は種類、性別によって異なりますし、同じ種類によっても気温や湿度その他の環境によって大きくばらつきがあり、初夏に孵化した後、翌年春頃に成虫になる種類が多いです。
(昆虫の多くは幼虫から成虫になる前にさなぎになりますが、ごきぶりはさなぎになりません。)

どの種類もオスよりもメスのほうが寿命が長く、クロゴキブリやチャバネゴキブリは寿命が1年~1.5年程度、ワモンゴキブリの場合は寿命が長いと4年近く生きるものもあります。

【ゴキブリの卵】

1個の卵鞘の中に、豆のように鞘に入った卵が数十個あります。
クロゴキブリの場合約20 個、チャバネゴキブリの場合約40個です。
「ゴキブリは一匹発見したら30匹いる、といわれるのはここからきています。

【ゴキブリの害】

ゴキブリは気持ち悪い虫というだけでなく、至る所を徘徊するため雑菌、病原菌を体につけています。食中毒の原因となるサルモネラ菌やチフス菌、赤痢菌などもついている可能性もあるので注意しなければいけません。

(3)得意・好きな物事

・夜行性で、暗く狭い場所を好みます。

・人気の無い夜中に活動することが多いです。
(触角で食べ物を探し、臭いを嗅ぎ、暗闇で活動します。)

・下水管の中は水分確保できるし温かく、残飯や汚物等の食料があるため好みます。

(4)苦手・嫌いな物事

・寒さ~ゴキブリは冬眠しませんが、冬の寒い時期はある程度動きが鈍くなります。
ゴキブリは幼虫成虫共に群れで潜んで生活する習性があるのですが、寒い時期に集まって暖かさを保ちます。

・天敵~カエル、ネズミ、ムカデ、クモ等。ですので、家の中にクモがいたら殺さないようにしましょう。

・弱点~腹が弱点なので、殺虫剤以外のスプレーでも腹にかかれば退治できます。
逆に、背中に強力な殺虫剤をスプレーしてもなかなか退治できず、撒いたスプレーが床に付いて、それを足から吸収して体にまわるとやっつけることができるのです。
死ぬ時にひっくり返って仰向けになるのは、床に付着した殺虫剤を腹に受けるのが苦しいからなので、殺虫剤のスプレーや洗剤を撒く場合は、床とゴキブリのお腹の間を斜めから狙うのが効果的です。

【食べ物の苦手】

・柑橘類・・・柑橘類の成分の1つ、d-リモネンが苦手なため、レモン汁をかけるだけで体がマヒします。(成分は弱いので殺虫まで至りません。)
→レモン汁と水で霧スプレーを作っておくと撃退グッズとして使えます。

・唐辛子・・・自然素材の中では予防グッズとしてかなりおすすめです。
→唐辛子を切ってネットに入れて部屋の隅や水周りなどに置きます。

・ハーブ・・・ミント、ハッカ類、レモングラス、セロリ等の匂い。


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まとめ

ゴキブリは見えないところに住むので、今は見かけなくても家の中にいるケースが多いです。
出没する前に毒餌系のグッズを置いて予防するほうが良いでしょう。
もし出没して退治する場合は、即効性のある殺虫剤か、台所洗剤でゴキブリの弱点である
腹を狙って確実に仕留めましょう。

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