転職したら話が違った!
やりたい仕事をやらせてもらえない!
残業が多すぎ!
周囲の同僚に仲間外れにされて辛い・・・
転職した際にこう感じる人は案外少なくないです。
でも、何度も転職を繰り返すと辞め癖がついて良くないですよね。
今回は、辞め癖を直したいなら最初にやるべきことや、悩みを上司に相談する方法、仕事の辞めどきの見極め方等をお話しします。
仕事の辞め癖を直したい。どうすればいいの?
人間誰しも、嫌だなあと思ったら辞めたいと思うものです。
ただ、仕事の場合は社会人としての責任が関わってくるので、「嫌だから辞める」の図式が見えてしまうと相手に信用されなくなります。
社会人としての経験は全て履歴書に記載しなければならないため、転職歴が多いほど「辞め癖がある人だ」と思われてしまうものです。
ですので、安易な転職だけは避けなければなりません。
そこで、「辞めたい」と思う前に、今の会社で踏ん張れないか考えて実行することが大切です。
まずは、「なぜ嫌なのか」の棚卸し作業を行い、その嫌な部分を少しでも改善して続けることを検討していきましょう。
辞めたいと思う理由と対処方法
【理由1】スキルアップしたいけど単純作業が多い
入社したばかりの新人にハードルの高い業務を与える会社は、余程小さい会社でないとありません。
最初はどの程度あなたが業務をこなせるのか様子を見ている、会社独自のルールに馴染んでないため初歩的な業務から入らせ、徐々に難易度の高い業務を担当させる、というケースもあります。
簡単な仕事であっても自分の役割をしっかり果たしていくことが大切ですし、加えてその業務から会社の全体業務のどの部分を自分がやっているのかなど広い視点で見られるようにしていくことも大切です。
【理由2】仕事がつまらない・旧体質(アナログ)が多い
つまらないと感じる場合は楽しくする工夫を考えてみましょう。
アナログの業務が多ければ、それを効率化すれば自分もやりやすいし周囲もラクになるかもしれません。
自分が意欲を持って工夫すれば楽しい方向に変わっていくし、それが業務改善というスキルに繋がります。
また、自分がつまらないと思っている業務は、案外周囲の人も感じていることが多いので、周囲と相談してより良い方法を探るというのは、コミュニケーション能力にも通じます。
そして、アナログの業務はどこかで必ず失敗する、手間がかかる、という症状があるのでどの部分に問題がないかを探ってみると、案外面白さが見えてくることもあります。
業務を工夫することは、自分だけでなく会社全体に利益をもたらす可能性もあるので、これをやれるようになると業務の幅が広がり、周囲にも認めてもらえる可能性だって高まるのです。
【理由3】周囲に仲間外れにされる
私も経験あるのですが、仲間外れにされたり、業務できちんと教えてもらえなかったりすると辛いし肩身が狭いのですよね。
でも、あなたは仕事をしに会社に行っているのであって、周囲と仲良く雑談するために会社に行っているのではありません。
もちろん、最低限の業務遂行上でコミュニケーションを図る必要はありますが、業務をする際は淡々と行えばいいので、仲間外れにされたとしても業務遂行はできるはずです。
辛いでしょうけど、まずは仕事をしに行っているという自覚で、しばらくの間、仕事に専念してみてください。
恐らくあなたは社員全員から総爪弾きになっているのではないはずです。
仕事をしっかりこなしていけば、きっと応援してくれたり助けてくれる人はいるものです。
もし、業務内容や給料等の条件に問題なく、仲間外れにされるという理由で辞めたいというのはちょっと勿体無いです。
これで辞めたとしても、また業務内容や給料等が良くて、しかも周囲の人たちに恵まれているという職場に巡り合える保証はないのですから。
【理由4】困っていること、悩んでいることを誰にも話せず辛い
辞め癖を直したいなら、業務で困ったことやコミュニケーションで悩んだ時に溜め込まずにスッキリ吐き出すことがコツです。
直属の上司はぶっきらぼうで話しづらい、とか感じるかもしれませんが、もし将来的に辞めるとしても、最初に辞めることを相談するのはその上司のはずです。
仕事の悩みは上司に相談するのが基本ですので、次にどのように相談するか考えましょう。
仕事の悩みを上司に相談する方法は?
実は、日本の管理職の人材は、部下を持ったときのマネジメント能力を持っておらず、どうやって部下を指導したらいいのか分からず戸惑っているケースが非常に多いです。
部下の側からみると「取っ付きにくい上司」でしょうけど、逆に上司だって「この部下は何か悩んでいるような気がするけど何と声掛けしていいのかわからない」と思っていることだってあるのです。
だから、歩み寄りが必要。ぜひ、部下であるあなたから相談する習慣をつけていきましょう!
相談というのは、きちんとした形で相手に伝える必要はないのです。
あなたが今困っている、という状況や心理を感じたまま話します。
ただ、できれば、
「業務をする上でこの辺が困っています。どのようにすれば良いでしょうか。」
「この辺が障壁で業務遂行が難しくなってます。どのようにすれば良いでしょうか。」
「○○さんは熱心に教えてくれるのですが、私の飲み込みが悪いようで業務をきちんとできず迷惑をかけているようです。どのようにすれば良いでしょうか。」
などと、業務に絡めた形で冷静に伝えられるといいですね。
実は、「辞める」と決めてから人に伝えるのは「報告」ですが、「どうしよう」と迷った段階で人に伝えるのは「相談」です。
この「相談」を上手に出来るかどうか、は業務遂行する上でも非常に大切なスキルです。
周囲に相談して解決するスキルを身につけることであなたのスキルはぐーんと向上します。
仕事の辞めどきの見極めは?
もちろん、ボーナスを貰ってから辞めたい、有給休暇を全部消化してから辞めたい、というような欲は皆さんあると思いますが、ここではそういう目先の利益でなく、あなたの今後の人生において重要なことをお話ししますね。
以上の「嫌」を改善しようと数ヶ月間努力しても出来なかったら、辞めどきかもしれません。
ですが、数ヶ月間努力することで、あなたのスキルである業務改善能力や周囲とのコミュニケーション能力は結構レベルアップしているはずですから、それは次の転職先へのアピールポイントになります。
この強みを自覚できるようになり、それでも辞めようかと感じるならば、その時点で本気で辞めることを考え始めて良いでしょう。
ただし、繰り返しますが、会社を辞めるということは長く続ける能力がないと見られる可能性が高いです。
実際に、嫌だと思ってすぐに辞めると、次に同じような会社を知らず選んでしまい、同じことの繰り返しをするパターンが多いです。
それでも辞めようと思うなら、次の2つのことを検討してください。
(1)やめる前に次の就職先を探すこと。
転職を繰り返すと長続きしない人間として信用されなくなります。
また、1社で長く続けることで積める経験というのも非常に大切なことです。
ですので、次の就職先を探す場合は、必ず心に余裕を持った状態で望まなければなりません。
嫌な会社を辞めたい一心で探すと、本当にロクな会社に出会うことができないため、辞める場合は、今の会社で続ける努力を精一杯しても駄目だった、という場合だけにしたほうが良いです。
(私は何度もこれで焦って失敗した経験があるので、これを読んだ皆さんには私のような思いを繰り返さないで欲しいと願っています。)
早く転職したいと焦って内定が出たら即入社でなく、内定が出た時点で求人企業の状況や求められている能力と自分の希望がマッチしているかじっくり見極めてから入社の決断をしましょう。
(2)貯金は足りている?
今の会社を退職して次の会社に入社するまでの空白期間が殆どない場合でも、
給与支給日の関係で収入が多少減ったり途絶えることもあります。
ですので、その間食いつなげるかが重要です。
そして、これがOKなら、今の会社に勤務したまま転職先を探しましょう。
転職先については、直接応募もありますが、求人総合サイトに登録すると登録時に様々なアドバイスを受けたり自分の希望に合う求人を紹介してもらえる可能性も高いです。
まとめ
仕事の辞め癖は、嫌だと思ってすぐに辞めることが原因です。
まずは嫌な原因を見つめて、解消できるよう努力しましょう。
そして、どうしても解消できない場合に辞めることとなりますが、その場合は次の仕事を決めてから辞めることが重要です。
焦って探すと今と同じような会社を選んでしまい、辞め癖のスパイラルに陥ります。
ぜひ、辞め癖を断ち切るためにも、勇気を持って進んでください。
コメント
こちらの記事を読ませて頂きました。
現在私はとても肩身のせまい立場を経験しております。
誰にも相談出来ず、心が疲弊しております。
もしよろしければ一度相談させて頂きたいと思い、勝手ながらメール送らせて頂きました。
良ければ返信待ってます。
まささん
コメントありがとうございます。
お仕事が大変なのですね。
こちらのコメント上でのご相談なら応じることが可能ですが、
どのような立場でどのようなお悩みをお持ちなのでしょうか。
会社の悩みといっても、上司の指示が理解しづらいのか、
会社のトップが腹黒くて、という問題もありますし、
部下が言うことを聞いてくれない、ということもありますよね。
いずれにせよ、踏みとどまることが難しければ
退職を考えなくてはいけないかとは思いますが、
辞めてから次を考える
というのは、再就職が非常に難しいものです。
辞める前に今の会社の問題点と、次にどんな会社で働きたいのか、
ということを真剣に考える必要があります。
「嫌だから次を探す」
という探し方の場合は、同じ落とし穴にはまる傾向があるので、
きちんと整理して、探す際も臨んで、会社を出来る限り見極める努力をしてください。
(私は人材紹介会社にいた経験もありますが、それよりもむしろ、
自分自身がそういう経験を何度もしたため、経験者としての立場での
アドバイスなら可能だと考えています。)
↑
今回、「辞める」ことについて書きましたが、現状を耐えて
環境が改善されるのを待つという方法もあります。
(どちらが良いのか、は考え方と、まささんの行動次第かもしれません。)
このブログ上ではHNなので実名を特定しにくいと思います。
具体的にお力になれるかは分かりませんが、誰にも言えない悩みでしたら
少しここで心を解放されても良いかと思いますよ。
具体的なお悩みが分からないので、漠然としたお返事になってしまいましたが
何かヒントになったら幸いです。