みかんジャムの作り方と保存は?ジャムとマーマレードの違いは?

レシピ

みかん狩りや頂き物でみかんが大量にあって全部食べきれない場合、みかんジャム作りがおすすめです。

今回は、みかんジャムの簡単な作り方や保存方法、ジャムとマーマレードの違いについてお話しします。

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みかんジャムの簡単な作り方

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【材料】
みかん  500g(特大4個)
砂糖   150g(みかん重量の30%)
レモン汁 大さじ1程度※1

【作り方】
(1)みかんの皮(外皮・薄皮両方)を剥いて鍋に入れます。
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(2)鍋を火にかけて沸騰してからかき混ぜながら砂糖を加え、強火のままアクを取ります。※2
(3)レモン汁を入れて中火で煮詰め、3分の1程度の量になると、とろみがついてきます。
ゴムベラ等で混ぜた時に鍋底が見えるようになったら火を止めます。
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(4)煮沸消毒した容器に(3)を入れます。

※1 レモン汁は、酸味の多い10~12月頃のみかんの場合は使わなくても大丈夫ですが、春みかんの場合は酸味が少ないためペクチンがゼリー化せずとろみが足りなくなるため、レモン汁の酸味で補うことが必要になります。

※2 みかんジャムの場合は香りや色を保ったまま良い仕上がりにする場合、強火のまま短時間で煮詰めるのがポイントですが、強火だと鍋が焦げてしまうことがあるため、焦げないよう気を付けてください。

みかんジャムを長期保存するには?

長期保存したい場合は

・砂糖の量をもう少し多めにする(果実重量の50%程度)
・瓶詰め後、脱気処理する

この2つを両方行うと、未開封の場合、冷暗所で4~6ヶ月程度保存できるといわれています。

脱気処理方法は次のように行います。

(1)お湯を沸かした鍋にジャムを詰めた瓶を入れ、再度火にかけて沸騰させ、15分間煮沸します。(お湯が瓶の7分目程度の高さになるよう量を調節します。)
(2)火を止め、すぐに取り出し(やけどをしないよう注意しましょう)、蓋をピッタリ閉めて瓶を逆さにして30分放置します。
(3)瓶を元の向きに戻してから水につけて瓶全体の温度を下げます。


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ジャムとマーマレードの違いは?

今回はみかんジャムを作りましたが、みかんやオレンジの場合、ジャムでなくマーマレードが主流ですよね。
この2つは似ていますが若干違いがあります。

では、ジャムとマーマレードの定義を見てみましょう。

ジャム・・・果実に砂糖等を加えて煮詰め、果実に含まれるペクチンや酸の作用でゼリー化したものです。

マーマレード・・・果実に砂糖を加えて煮詰め、ペクチンや酸の作用でゼリー化させる点はジャムと同じですが、
原料が柑橘類で、皮を使う場合にマーマレードと言います。(皮と果肉の両方を使う場合と、皮だけ使う場合があります。)

【参考】
プレザーブスタイル・・・ジャムやマーマレードと似ていますが、果実片を含む点で異なります。
小さな果実(ベリー類)の場合は果実そのままを、リンゴなど大きな果実の場合は5mm以上の果肉片にします

つまり、今回は皮を入れない作り方だったので「みかんジャム」でした。
これに少しでも皮を入れればマーマレードとなるのです。

皮を入れてマーマレードを作る場合は、苦みを無くすために最低3回は皮を煮こぼす作業が必要となります。

さいごに

みかんジャムはみかん狩りで大量に残ってしまった場合や、箱買いして余った場合に作ると美味しいし長期保存できますよ。
マーマレードと違って市販品ではなかなか無いし、手作りする方が安くて美味しく食べられます。
ぜひ一度余ったみかんで作って下さいね。

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