プラ板の着色方法 色鉛筆クレヨン絵の具ポスカ 違いと使い分け

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(この写真は油性ペンで塗った作品で、左側が加熱前、右側が加熱後です。)

プラ板の着色といえば代表的なのが油性ペンのマッキーですよね。
でも、プラ板には他にも様々な着色方法があるのをご存知ですか。

色鉛筆、クレヨン、絵の具、ポスカ等がありますが、「どんな雰囲気に仕上げたいか」を考えて選ぶと奥の深い楽しみ方が出来ますよ。

今回は、色鉛筆、クレヨン、絵の具、ポスカを使った着色について、迷いやすい点を中心にご説明するとともに、実際に4つの道具で同じ絵を使ってプラ板作品を作ってみたのでご紹介します。

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プラ板の着色方法で色鉛筆の場合は?

色鉛筆の特徴は色が豊富なこと、陰影がつけられる等、極め細かいリアルな表現ができることでしょう。
色鉛筆の場合は透明なプラバンだとツルツル滑ってしまい色が付かないため、裏面に紙やすりをかけて傷をつけてから色塗りします。(傷の中に色鉛筆が入り込むことで色が定着するのです。)

紙やすりのかけ方

(1)油性ペンで絵を書き写してから大雑把にカットしておきます。
(丁寧にギリギリまでカットしてしまうと端のやすりが不充分になる可能性もあるので、最初は大雑把な方が良いです。)

(2)裏面にやすりをかけて白くします。
使う紙やすりは200~400番程度のものにします。(細かいと色が乗りにくいし、粗すぎるときれいな仕上がりになりません。)
紙やすりの方向は一方向だけでなく、縦横斜め、円を描くように等、全体が均一になるようしっかりとかけましょう。

(3)端まで紙やすりを均一にかけたことを確認してから、不要な部分を丁寧にカットします。

ただ、紙やすりを使って裏面を白くするのは意外と手間がかかるので、次のような専用のプラ板を買う方がラクです。

色鉛筆の作品例はこちらです。(写真左側が加熱前、右側が加熱後です。)
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加熱前よりも、加熱後の方が濃くなるのは油性ペン等と同じです。

プラ板の着色方法でクレヨンの場合は?

クレヨンの場合も色鉛筆と同じで、透明プラ板に紙やすりをかけるか、上記のような半透明のプラ板を使って作ります。
クレヨンも色鉛筆と同じように陰影をつけることができます。緻密な線は描きにくいのですが、ぼかし手法に長けていて、繊細な作品にしたい場合に使うと良いですよ。

作り方は、途中まで上記色鉛筆による方法と同じで、油性ペンで絵を描き、裏面に紙やすりをかけて傷をつけた後に色塗りします。

クレヨンの場合は色の部分が軟らかくて太いので、べちゃっとプラ板に色がついてしまいますが気にしないで全体に色をつけてしまいます。
その後、ムラが無くなるようティッシュで余分な箇所を伸ばしたり拭き取ったりします(下の写真を参考にしてください)。
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また、クレヨンによる作品例はこちらです。(写真左側が加熱前、右側が加熱後です。)
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色鉛筆よりも、ぼかし手法が簡単に出来ると思いますよ。


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プラ板に絵の具は使えるの?

絵の具は色を混ぜて使えるため、微妙な色合いで多彩な表現が出来ますが、筆の跡がつかないよう、水分量や絵の具をのせる量に気をつけなければなりません。
ただし、プラ板に使える絵の具は「アクリル絵の具」だけです。水彩絵の具だとプラ板にのせると弾かれてしまうので使えません。弾くのを止めるために中性洗剤を少し混ぜるという方法もあるようですが、これは基本的に紙に描く場合の手法であり、プラ板にのせたと思っても、やはり触るだけで簡単に取れてしまうのでおすすめ出来ません。

とはいえ、アクリル絵の具を使う場合でも、乾いた後に擦ると取れてしまう、というのは同じなので、塗って乾燥させたら水性ニスなどでコーティングする必要があります。

アクリル絵の具の塗り方は、透明プラ板を加熱した後に裏面に塗るという手順になります。
塗り方のポイントは、「塗る」というよりも「絵の具をプラ板に置いて伸ばす」という点です。
というのも、アクリル絵の具をプラ板に使う場合、紙と違って塗ったところが水分を吸収するのではないため、水分量はほんの少しで済むのですよね。(少ないと乾燥後にひび割れしやすいし、多すぎるとべチャッとしてしまいます。)
ですから、少しだけ水を入れて混ぜた絵の具をプラ板にポタッと置いて伸ばしていきます。

アクリル絵の具の作品例はこちらです。

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微妙な色合いは確かに簡単なのですが、実際にグラデーションのような表現は難しいですね(;’∀’)

プラ板にポスカで着色するには?

ポスカは水性インクですが、乾くと耐水性があり、紙だけでなくプラスチックやガラス等にも書ける性質があるのでプラ板工作でも使われています。
プラ板にポスカで色塗りするタイミングは加熱前と加熱後のどちらでも大丈夫ですが、加熱後だとムラになりやすいので、加熱前に塗る方法が一般的です。

ポスカは何度も重ね塗りすると粉を噴いたり剥げやすくなったりするので、あまり重ね過ぎない方が良いです。また、油性ペンのマッキー等と違って、ポスカは多少塗り方が不均等で頼りないなあという感じでも加熱すると気にならなくなる傾向があるので神経質な厚塗りはしない方が良いでしょう。
もし厚塗りだと感じたら、乾く前にティッシュをそっとのせて余分なインクを吸い取りましょう。

ただ、アクリル絵の具などと同様に、擦ると取れやすいので、やはり加熱後に水性ニス等でコーティングをする方が良いでしょう。

ポスカの作品例はこちらです。(写真左側が加熱前、右側が加熱後です。)
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さいごに

プラ板にはこの他にも色塗り方法は色々あります。マニキュアやレジン、スタンプでも出来るし、透明プラ板を加熱した後にマスキングテープを貼ったり、単なる包装紙をスティック糊で貼ったりしても見栄えの良い作品が出来ますよ。
ただ、色塗りする場合は擦ると取れてしまうため、長期間大事にしたいと思ったら、どの道具を使う場合でも、最後の仕上げとして水性ニスを上から塗って保護する方が良いですね。

また、加熱前に色塗りするか、加熱後にするかは使う道具によって異なりますが、代表的なものを挙ると次のようになります。

【加熱前に色塗りするもの】
・油性マジック
・ポスカ(こちらが基本)
・色鉛筆
・クレヨン
・汎用スタンプ
・プリンター(印刷用プラバンを使用)

【加熱後に色塗り(または加工)するもの】
・アクリル絵の具
・ポスカ(ムラができやすいので注意)
・マニキュア
・マスキングテープを貼る
・各種用紙をスティックのりで貼る

様々な着色方法を試してみて、お好みのプラ板作品を作ってくださいね。

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