酉の市の縁起熊手を買うには?知っておきたい買い方 飾り方 処分方法

酉の市


酉の市に行ってみようと思い調べていたら、
縁起物のたくさんついた縁起熊手が欲しくなりました。

でも、買ったはいいけど、飾る場所や、1年後に返す場所など、
買う前に知っておかなきゃいけないことがたくさんあるのですよね。

ですので今回は、縁起熊手を初めて買う場合に知っておくべき事を調べてまとめました。

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縁起熊手について

酉の市の名物である縁起熊手には縁起物の小物がたくさん付いています。
お多福、鶴、亀、大入り袋、打出の小槌、鯛、米俵、大黒様、大判小判、宝船、巻物、松竹梅、福笹などがあります。

なぜこんなにたくさんの縁起物がついたかというと、
元々熊手は農具として売られていたのですが、
鷲が獲物を鷲掴みすることになぞらえてその爪を模倣したとも云われており、
「福や金銀をかき集めるもの、鷲掴むもの」いう意味が込められているそうです。

縁起熊手の大きさの決め方は?

買う縁起熊手の大きさは、
「前年よりも一回り大きくする」
が基本だそうです。
ただ、商売繁盛を祈願した縁起物ですので、事業の状況に合わせてべきであり、
事業が拡大すれば、それに合わせて大きくしますが、
そこそこの状態なら、2年続けて同じ大きさでも良いそうです。

ですので、初めて買う場合はなるべく小さい物を選んだ方がいいですね。

今年の業績が不振だった場合や、葬儀、火事などがあった場合には
小さくするケースもあるそうです。
この場合は、飾る前に塩で清めます。
こうすることで、福が増大するといわれています。

縁起熊手の柄の選び方は?

縁起熊手3
大きさが決まったら、次はその中でどの柄を選ぶか考えましょう。
柄は、お店によって違うそうです。
シンプルな物、縁起物がたくさんついた豪華なもの、いろいろあるようです。
最終的には見て「いいなあ、好きだなあ」と感じる物が良いでしょう。
ただ、願掛けでもあるので、金運アップしたいなら小判が多いものにするとか、
福を招きたいなら招き猫がついたものとか、
幸せな1年間を願うのなら、おかめさんのお面付きのものとか、
せっかく縁起物がついた熊手なので、そういう飾りで選ぶ方法もいいですね。

家に飾ったときに、熊手を見てふっと幸せを感じられる、そんな縁起熊手を選びましょう。

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縁起熊手の買い方 値切るべき?

さあ、いよいよ買うものが決まったらお金を払うのですが、ここで気になる話を発見しました。

調べていくうちに、
「値切れば値切るほど縁起が良い」
という話を知ったのです。

これを聞いた時に、縁起物なのに値切っていいの!?とびっくりしたのですが、
実際によく調べてみると、

何段階か値切って買うけど、最終的には最初の値札通り支払う

というのが結論でした。
縁起物ですから、値切ったら自分の願いが叶わない気がしますものね。
こういう物にはケチケチしてはいけないと思います。

さて、値切り方の手順ですが、こんな感じです。
(1)最初に値段を聞く
(2)値切る(3段階値切る)
(3)商談成立
(4)最初に聞いた値段で支払い、おつりはご祝儀として渡す
(5)手締めをする

お客と店の人が値切る過程を楽しんで、お互い気持ち良く福をかき込むというのが目的なんでしょうね。
そして、この威勢のいいやり取りは、当事者だけでなく周囲の見物人も見ており手締めすると、皆が気持ちよくなりますよね。

しかし、最近では、小さい熊手だと手締めをしてくれない店もあるようで、1万円程度の物を購入しないと無理かもしれません。
ただ、店の人と仲良くなり毎年の常連になればやってくれるかもしれません。

そうそう、買った縁起熊手は高々と掲げて持ち帰りましょう。
こうすることで大きな福を取り入れることができるとされています。

そして、なるべく寄り道しないで帰るのが良いそうです。
寄り道すると、せっかく神様の福がたくさん集まってきたのに
変な運気まで寄せ集めてしまう可能性があるのだとか。

縁起熊手は購入後どこに飾るの?

福をかき込むためにも飾る場所は気をつけたいですね。

・玄関などの入口に向かって高い場所
・神棚に供える

このように、目線よりも高い場所に置くのが基本です。
しかし、わざわざ棚を作るのは大変ですので、
和室の場合は鴨居の上に、
洋室の場合はピクチャーレールを使う
など工夫しましょう。
そういう物も無理なら、タンスの上でも構わないそうです。

方角を考えるのであれば、

・正面を北に向けて飾るのはNG
・願い事に関連する方角に飾る方法がある(例:合格祈願の場合は学校の方角へ)

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縁起熊手の処分で1年後に返せない場合はどうする?

1年間飾っておいた熊手も、翌年11月にはお返しして、
新しい熊手を購入します。
この時は、前に購入した店に熊手を返して、同時に新しい熊手を購入する
というのが自然な流れです。
毎年続けて店の顔馴染みになると、小さい熊手でも手締めをしてくれるかもしれないし、
店の人とやり取りが楽しめると思います。

ですが、同時に

「一度買ったら毎年買い続けなきゃいけないの!?」

という問題も起きますよね。
商売をしていれば確かに買い続けても問題ないでしょうけど、
いろんな事情で買いに行くことが出来ない年もあるかもしれません。
そんな場合はどうすれば良いのでしょうか。

1)古い物を返すだけなら

古い物を返すだけなら、縁起を担いで12月の初めての酉の日に返すという方法がありますが、
この日に行けなくても年内に返せば大丈夫です。

2)返す場所はどこ?

基本的には、酉の市に境内の「熊手納め所」に納めるそうです。また、西の市に行けない場合は
年末年始の「お札納め所」へ納める方法があります。

ただし、酉の市を行う神社であれば熊手を納めることが出来ると思いますが、
そうでない神社の場合など、お焚き上げする物に制限があり、
熊手は預かってもらえないケースもあるそうです。
というのも、熊手は燃やすときに竹の部分が爆発する危険性があるのだとか。
ですので、酉の市を行わない神社に納めようとするなら、事前に問い合わせしたほうが良いでしょう。

3)家庭でお清めする方法

一般的には縁起物とされている熊手ですが、
神社の扱いは、
「神社が作るものでないので、御神霊(おみたま)が入っておらず、お焚き上げの必要がないもの」
とされているようです。
ですので、分別して、一般ゴミとして処分して良いのだとか。

なんだか、こう言われるとちょっとショックですよね。
まあ、縁起小物がついている縁起熊手なので、やはり気持ちよくお清めしたいもの。
ですので、こんな方法で清めてからゴミ処分する方法があります。

【用意するもの】

塩(小皿に一盛り)、新聞紙

【お清めする方法】

(1)新聞紙を広げて、上にお清めする熊手を置きます。
(2)お清めする熊手に左・右・左と合計3回塩をかけます。
(3)そのまま新聞紙でくるみ、処分します。

まとめ

縁起熊手は酉の市の名物です。
選び方や買い方などを知れば、酉の市もより一層楽しめますし、
返納方法について知っていたほうが後の心配もしないで済みます。
酉の市ではぜひ、「素敵だな」と思う縁起熊手を選んで福をかき込んで下さいね。

■酉の市についてはこちらの記事もあります。よろしければご覧下さい。
酉の市って何?横浜では2014年のいつ、どこであるの?お勧めは?

■横須賀の一の酉に行ってきました。横浜よりも規模は小さいのですが、混雑も激しくないので小さい子供連れならこちらもお勧めです。よろしければこちらもご覧ください。
酉の市を横須賀の諏訪神社で見たよ!雰囲気とおススメ食べ物レポ

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