ちょっと肌寒い日が増えてきたので風邪をひきやすくなりますよね。
小さい子供は免疫力が弱いしすぐに風邪をひいてしまいます。
そして、お医者さんに行って薬をもらって飲んでも
治り際になると咳や痰が出て、夜眠れず辛いことがあります。
我が子の辛さを見るたびに毎回なんとかしてあげたいと考えてたので
薬以外に咳や痰を鎮める方法がないかを調べて
子供にも使える方法や味付けなどを工夫し、まとめました。
民間療法と作り方
咳や痰は薬を飲んでもすぐに効果が出るものではないので
気管支炎や肺炎のような重い病気でない場合は
なるべく風邪薬に頼らず、次にご紹介するような
民間療法も併用したほうが良いでしょう。
1)はちみつ大根~咳に効果有り
咳や痰のような喉の炎症でよく使われるのがはちみつです。
はちみつは、殺菌や消毒効果があり、喉に優しく働きかけてくれるためです。
【材料】
大根
はちみつ
【作り方】
(1)大根を洗って皮を剥かずに約5mmのいちょう切りにして容器に入れ、はちみつを上からかけて、大根全体にはちみつが触れるようにします。
今回は、大根5cm程度とはちみつ150g程度使用しました。
(2)冷蔵庫に入れて30分から一晩放置します。その間に大根から喉に優しい汁が出ます。
30分経過するとこんな感じになります。
12時間経過すると、このように更に汁が増えます。大根は水分が出たのでシワシワ状態。
(3)出た汁を飲みます。大さじ1程度、喉ごしが気持ちよいので1日数回飲んでもいいと思います。
個人的には、咳や痰で気になる喉の奥に当たるように飲むと効果が高くなると思います。
そうそう、使い終わった大根は無理に食べないで捨てて良いですよ。
(ですが、私はたくあんのようにポリポリした大根を食べるのが好きなので食べちゃってます。)
2)レンコン湯~頑固な痰切りに絶大な効果
レンコンは中国漢方だけでなく、日本でも生薬として、また欧米でもハーブ療法で、咳と痰の状態を改善する食材として重宝されてきました。
レンコンの作用は次の通りです。
・空気を通す気管の粘膜の働きを向上して痰切りしやすくする
・気管の収縮や拡張を改善する
軽い風邪の咳や痰だけでなく、気管支炎のような重症にも効果があるようです。
【材料】
レンコン 絞り汁30ml程度
しょうが 絞り汁2~3滴
ダシ醤油 大さじ1弱(お好みで調整してください)
吉野葛 小さじ2
熱湯 150ml
【作り方】
(1)レンコンの絞り汁、しょうがの絞り汁、ダシ醤油を器に入れます。
(2)くず粉を入れてよく練ってから熱湯150mlを入れてよく混ぜます。
(3)電子レンジに入れて数十秒間温め、とろみをつけます。透明になったら完成。
※使うレンコンは新鮮なものを皮付きですりおろします。特に節の部分を使うのが良いそうです。
この味付けは、いろいろ調べてみると普通の醤油の味付けや、砂糖で甘くする方法もありましたが、我が家で試したところ、このレシピが一番美味しくてレンコンの味が気にならないそうです。また、最後に電子レンジに入れるのは、(2)で熱湯を注いでも元々レンコンの絞り汁が冷たいため、とろみがつきにくいためです。しっかりとろみをつけて、味付けも美味しければお子さんは喜んで食べますよ。
3)長ネギ湿布
夜寝る時に巻くと、咳や痰が気にならずに眠れます。
【準備するもの】
長ネギ(出来れば根っこの部分の方が汁が出にくいようで使いやすいです)
ガーゼ(喉に巻ける長いもの。妊娠中に使ったガーゼ腹帯が残っていればこれが便利です)
【湿布の方法】
(1)長ネギを10cmに切って魚焼きグリルで焼きます。(全体に焦げ目がつくまで。)
(2)少し冷ましてガーゼに包んで喉に巻きます。
※効果は高いのですが、ネギの匂いが強烈かもしれません。
4)その他効果がある食べ物を調べてみました。
・黒豆・・・煮汁が咳止めに効くそうです。作り方はこちらをご覧ください。→おせち料理の黒豆★糖質制限レシピで正月太り予防(このレシピは糖質制限のためラカントSを使用しましたが、ラカントSを砂糖に変えても大丈夫です。)
・梨の黒焼き・・・梨を切って、弱火で黒く焦げるまで焼いてからすりおろした汁を飲みます。
・かりんはちみつ湯・・・かりんはちみつ漬けを大さじ1コップに入れてお湯を注いで飲みます。
■かりんはちみつ漬けの作り方はこちらをご覧ください。
→かりんの食べ方と効能は?はちみつ漬けの作り方と保存期間は?
・大根の種・・・大根の種をフライパンで炒ってからすりつぶして粉末にして飲みます。(大根の種はホームセンターなどで入手できます。)ひどい咳の場合に効果があります。
・しょうが湿布、にんにく湿布・・・しょうがやにんにくをすりおろしてガーゼにしみこませて喉に貼ります。
さいごに
子供の咳や痰は、薬に頼っても即効性がないので治るまで辛いですよね。
今回ご紹介した民間療法は、子供の口に合わないものもあるかもしれませんので
色々試して、お子さんに合う方法を選んでくださいね。
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