今年はアナと雪の女王が大流行しましたね。
来年1月からディズニーランドでフローズンファンタジーがあるので
ここでアナやエルサのコスプレをする子供たちが多いようです。
我が子も着たいと言うのですが、寒がりなので
寒い冬でも着られる冬用布地でアナのドレスを作りました。
先日はアナのマントの作り方をご紹介しましたが、
今回はアナのドレスの作り方について、型紙や刺繍のことを含めてお話します。
■アナのマントの作り方はこちらをご覧ください。
→アナ雪の衣装を手作りしよう★型紙は?アナのマントはどう作る?
アナ雪のドレスの作り方
(1)生地について
前回のマントは予算オーバーしてしまったので、今回のドレスで節約をと考えて
ベストについては黒色ということもあり、100円ショップで安いひざ掛けを発見しました。
小さい子供なら1個でOK、我が子のように140cmサイズの場合は2個使用になります。
さて、作ろう、と考えていたところ、義母の形見で未使用のミニスカートを
タンスの中から発見したのです。ベロア生地で冬用だし暖かいし、上品。
義母のサイズはSで、私はL。なので当然履けません。
なので、近い将来我が子が成長したら使うか、とも考えていたのですが(生地が良い品物だし)、
我が子もLサイズになるだろうし、Sサイズを使う頃はまだこのような服は
似合わない(幼い)年齢なんだろうなとも考えていたので、
今回のアナ雪衣装のベストに使い回しすればいいかも!という発想に切り替わりました。
(2)型紙について
べストの型紙は手持ちのソーイングパターン本を参考に型紙を作りました。
実際には既存スカートの手直し的な要素が強かったので、都度型紙を当てて、端を処理しました。
(我が子は身長135cmで普段着ているものは140サイズです。)
ですが、スカート部分は生地の長さが決まっていたので、それにあわせて
最大限有効活用できるようにと考えました。(こちらはシンプルなので型紙なし。)
(3)装飾品
・縁取りテープ
ちょっと値段が張った気がしますが、金色でないと無理なので、手芸屋さんにあった
このバイヤステープを使用。(480円程度だったと思います。)
・刺繍糸
刺繍をするかどうかは迷いましたが、100円ショップ(キャンドゥ)に7色セットがあったので
念のためと思い購入しました。
ですが、完成してから、
「やっぱり刺繍の模様がないとアナのドレスっぽくない!」
と感じて刺繍をやりました。
その結果、完成までに刺繍の時間は十数時間費やしたと思います。
(時間ははかっていないので不明。)
また、緑糸はかなり必要なのでもう1セット購入しました。
アナのドレスの作り方
ドレスと言っても、今回はセパレートでベストとスカートにしています。
この下にはタートルの水色長袖シャツを着せることになります。
アナのスカート部分の作り方
(1)スカート布の幅は120cmなので、下の写真のように2つに折り、
前スカートは1枚はぎ、後ろスカートを2枚はぎにします。
(2)はさみで切ると、下の写真のようになります。
(3)後ろスカートを中表にして中央部分を縫います。(1cm縫い代としてその内側を縫います。)
(4)前と後ろスカートを中表に合わせて両脇を縫います。この部分も縫い代1cm程度とします。)
(5)両脇・裾・ウエスト部分を端ミシン(ジグザグ縫い)処理します。
(6)ウエストはゴムを入れるので、2つ折りして1cm程度のところを直線縫いします。
この時、ゴムを通す穴を残しておきましょう。
(7)裾の部分はまつり縫い(手縫い)します。
(8)ゴムを通せば完成!
アナのベスト部分の作り方
ベストについては型紙を使わずにスカートの廃品利用をしたことから、この作った工程をざっくりと書きますね。(事前にスカートの不要物であるファスナーやホックを取っておきます。)
(1)型紙に合わせて袖や襟ぐり、すそを切ります。
(2)後ろ開きにするため、後ろ中央部分を切り、(1)で出た端切れを
後ろ中央の合わせ部分に使いまわしします。
(3)後ろ中央の合わせ部分をミシンで縫い、マジックテープも配置して縫います。
(この部分はボタンやファスナーを使う方法もあるのですが、今回は時間短縮のため
作業が早くできるマジックテープにしました。)
(4)バイヤステープでベストの縁取りをします。最初はミシンで縫い、被せた段階では手縫いにするほうが早くてきれいに仕上がると思います。
こちらがベストとスカートの組み合わせです。
やっぱり刺繍がないとアナらしくないし物足りないのですよね。
ですので刺繍を行うことにしました。
アナ衣装の刺繍はどこまで出来るの?
実は私、手芸は大好きですが、刺繍をやったことがありません。
ですので見よう見まねというか、適当にやればいいか、の勢いでやってしまいました。
以下は、素人が考えた方法ですので、プロに教わりたい場合は回れ右でお願いします。
ただ、未経験者でも、道具がなくてもここまで出来るよ、ということが知りたければご覧ください。
(1)図案を仮縫いします。(その前に、紙に鉛筆でどんな図案にするか一度描きましょう。)
これが白い布ならチャコペンなどで描けるのですが、これは黒色。
しかも毛が立っているのでペンで印が描けません。
なので、鉛筆書きした図案を横に置いて、細かく仮縫いしていきました。
本当は、薄いトレーシングペーパーを使い、確認しながら縫ったほうが間違いないでしょう。
(2)あとは、ひたすら刺繍します。
刺繍の反省点
後になって気づいたのですが、アウトラインをもっときちんと仮縫いして、
アウトラインだけを最初にステッチしてから中まで刺繍すればきれいに仕上がったのだと思います。
また、刺繍枠があれば使うべきですね。(というか、刺繍をやるには必須のアイテムだそうです。)
刺繍枠を使わずにステッチをしていると皺が寄ってくるので、
その都度皺を伸ばしながら作業しましたが、完成品を確認すると皺が寄っています。
私が落ち込んでいたら、我が子は細かいことを気にしないようで、まあいいじゃん、
と言って慰めてくれました。
あと、左右対称にするのはすごく難しいのですが、正確性を追求するなら
きちんと計って図案を描きましょう。
そして刺繍作業も難しいけど、左右対称になるようにステッチしましょう。
とはいえ、子供のお遊びの衣装ですし、多少の失敗は愛嬌と考えても良いですよね。
この写真が刺繍後の完成品です。
さいごに
アナのドレスは、これから着るなら冬の生地で作りましょう。
ベストは黒色なので、マントに比べると安価な生地を捜しやすいです。
刺繍については想像以上に時間がかかるので、やるなら
ある程度の覚悟が必要でしょう。
今年の冬は特に寒いので、コスプレで風邪をひかないようお気をつけください。
■暖かい季節のエルサの衣装はこちらです。
→ハロウィンにアナ雪の衣装を手作り!100円ショップ素材で本格派エルサ
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