夏の花火大会で彼氏とデートするなら浴衣を着こなしたいですよね。
でも、自分で着付けしたり帯の結び方も自分でやるといのは難しそう、と躊躇していませんか。
今回は、初心者でもできる着付け方法や、着付けで必要なもの、胸の大きい人がバストを隠す方法についてお話しします。
浴衣の着付けや帯の結び方は?
浴衣の着付けは、今までは家族に手伝ってもらって着ていたという人もいるかもしれませんが、自分で着付けができない場合は、外出先で着崩れたときに直すことができなくて困ります。
着付けが出来るようになれば、最初は着崩れますが段々コツが分かって上手になり、着崩れが少なくなりますし、着崩れた時の直し方が分かってくるはずです。
では、着付けと帯の結び方についての概要をお話しします。
【下準備】
・下着を身に着けます
・フェイスタオルを胴回りのくぼみに巻いて腰紐で巻きます
・衿芯があれば、浴衣の衿に通しておきます
【着付け】
(1)浴衣を羽織って左右の前合わせをしてから腰紐を締めます。
(2)上半身のたるみを手で整え、襟を合わせてもう1本の腰紐を締めます。
(3)おはしょりを伊達締めで整えます。
(4)帯結び(帯板は二重目の帯を巻くときに入れます)。
細かい手順は分かりやすい動画で確認しながらやるといいですよ。
浴衣の着付けと帯結び
動画を見て2~3回練習してみると着られるようになるのですが、練習しても「おはしょり」を作るのが難しいと感じた場合は、事前に長さを決めて、おはしょりを縫っておくのが良いでしょう。
浴衣を着るのに必要なものは?
1.最低限必要な物
・浴衣
・半幅帯(作り帯はパッと見て稚拙な感じが分かるのでおすすめしません。)
・腰紐 3本
・伊達締め(帯をしめる前に使う)
・草履(下駄)
・籠バッグ(お好みで。浴衣に似合うものを)
2.あると便利な物
・帯板(帯締めの仕上げで前側をきれいに見せる)
・衿芯(首の後ろ側の衿曲線をきれいに見せる)
・浴衣スリップ
【浴衣スリップについて】
浴衣の下に何を着るか迷うかもしれませんが、浴衣スリップがあると便利です。
浴衣を着るのが滅多にないのであれば普通のキャミソールなどでも大丈夫ですが、下半身のラインが見えないように、長めの物がおすすめです。この浴衣スリップはお店のオリジナルで裾が長めになっていて、とても人気の商品です。
浴衣着付けでバストを隠して美しく見せる方法は?
着物の場合は洋服と違い、胸が大きく胴のくびれが大きい場合は胸が帯に垂れる事態になり、太って見えるしカッコ悪いのです。
変な言い方ですが、寸胴(ずんどう)に見せるとすっきり美しい着こなしができます。
ですので、着物を着る場合は胸を大きく見せるようなワイヤーブラは避けましょう。
方法としては次のようなものがあります。長所短所それぞれあるし着心地などお好みもあるでしょうし、いろいろ試してご自身がすっきり見える方法を見つけて下さいね。
1.タオルによる胴の補正
ウエストにタオルを数枚重ね、くびれを無くす方法は寸胴に見せるための基本なので、下の手段と合わせて使います。
胸がさほど大きくなくても通常は1枚程度は巻くのですが、バストが大きい場合は4~5枚巻くことになり、逆に太って見えてしまう可能性もあります。
ですので、ご自身の体型に応じて下の補正手段と組み合わせて下さいね。
2.その他の補正手段
- 和装用ブラ・・・夏は暑いかもしれませんが、暑さを気にしなければ無難な方法です。更にブラの下にミニタオルなどを詰めて凹凸を減らす方法もあります。
- さらし ・・・練習しないと緩まないように巻くのが難しいし、ぐるぐる巻きにするため夏は暑いかもしれません。
- バスタオル・・・胸の上からお尻にかけて薄めのバスタオルを巻き、腰紐を胸の上から回して胸の下で緩めに結びます。この上に胴部分でタオル補正もしますが、汗を吸い取ってくれるし案外着心地が良いです。
- スポーツブラ
- カップつきキャミソール・・・滅多に着ないのであればこの手段は安上がりですが、Hカップくらいの大きさだとノーブラだと違和感があるかもしれません。
小技として、胸の上にミニタオル等を詰めたり(鳩胸には向きません)、胸の下にミニタオルを詰めて段差を埋める方法もありますが、これは胸の形によって向き不向きがあるので、ご自身の体型によって選んでください。
さいごに
浴衣は自分で着られなくても生活に不自由しませんが、着付けができるようになると街で見かける浴衣姿の人に目が向くようになり、「あの人は着物姿が素敵だわ!私もああいう風に着こなしてみたいな~。」と自分の視野が広がり楽しいですよ。
ぜひ、この機会に浴衣の着付けをマスターしてくださいね。
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