小鳥の寒さ対策 保温器具寄りそいヒーター火事の心配と使い心地は?

ペット

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セキセイインコなどの小鳥の寒さ対策はどんな方法があるのでしょうか。
また、保温器具でヒーターも販売されていますが、熱くなると火事になる恐れはないのでしょうか。

この冬は非常に寒かったため、我が家で飼っているセキセイインコの保温器具に「マルカンほっととり暖寄りそいヒーターRH-300」を購入し、実際に鳥かごに設置して使ってみました。

今回は、この寄りそいヒーターの火事の心配や、実際の使い心地について、鳥の様子と合わせてお伝えします。

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小鳥の寒さ対策は必要?

セキセイインコの場合、寒さ対策について調べてみると2通りの見解があるようです。

(1)寒さ対策は必須という見解
セキセイインコは寒さ、暑さ、湿気に弱くて成育環境に注意が必要。
適温は25度前後で、子供や7歳程度からの年寄りや病気の場合は比較的高めの30度程度まで、
普通の大人の場合は20度程度まで下がっても大丈夫。
(なので、1歳程度の子供や、7歳以上の高齢だと、やはり冬の保温対策は必須。)

(2)寒さ対策はあまり必要ないという見解
セキセイインコの原産地は温帯や亜熱帯地域とはいえ、気温5度程度の地域にいる品種もあり、ある程度の寒さなら大丈夫な鳥もいる。
だから、最低気温5度程度の地域なら、ビニールで覆うなどの防寒対策で飼育可能。
ただ、最低気温0度よりも低くなると、屋外で飼育するのは無理なので部屋の中に入れることが必要。

どちらにせよ、どんな動物でも個体差があるので、一概にセキセイインコは寒さに強い、とか、寒さに弱い等というのは難しいです。
順応性はあるので、ある程度の寒さの中で過ごすのは可能ですが、急激な気温低下というのは危険です。
保温器具を使わない場合でも、ビニールハウスにあるようなビニールを使って鳥かごを覆ったりして、冷えをかごの中に入れないことは必要でしょう。その場合、ビニールで鳥が酸欠にならないよう、下の方に空気穴を作るようにしましょう。

とはいえ、今年の冬のように、寒さが非常に厳しい日が続く場合には、流石に寒さ対策をしてあげないと、体が弱ってしまう気がしました。
特に、我が家のインコ、きぃちゃんは急に冷え込んだ際にやたらと便が水っぽかったり、大好きな小松菜を食べなくなるなどの異変が続きました。ですから、冬の寒さが厳しい場合には、何らかの保温器具が必要な気がしてきて、保温ヒーターを慌てて探すことにしたのです。

小鳥の保温器具ってどんな物があるの?

小鳥の保温器具はいくつか種類があります。

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数が多いので分かりにくいのですが、主に保温電球タイプ(円柱状)と保温ヒーター(板状)の2種類という感じのようですね。

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保温電球タイプの人気商品はこちらで、2021年12月時点でレビュー数140超、評価も4.7超となっている人気商品です。
でも、我が家では下の板状ヒーターを選びました。

マルカン ほっととり暖寄りそいヒーター

我が家でこの商品を選んだ理由は次の通りです。

・安かった
・単品で使えること
・低温火傷の心配がなさそう
・薄い板状なので、保温電球よりも省スペースに思えた
・止まり木があるので、鳥が近づきやすそう
・表面がツルツルなので掃除がササッと出来そう

気になる電気代ですが、低消費電力なので安く、1時間当たり約0.13円となっています(1kwh25円の場合)。

ヒーターを実際に使ってみて

しかし、最初は警戒心丸出しでした。
オレンジ色のヒーター部分の壁が、セキセイインコにとっては大きくて怖いのか、設置しても全然近づきませんでした。
ようやく慣れて止まり木に止まるようになったのが設置後2週間程度経過した頃でした。

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でも、今年の冬は非常に寒くてヒーターがあると暖かい様子です。
止まり木に止まるようになったのですが、暖かさに気付いたのかもしれません。

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小鳥のヒーターは火事の恐れがあるの?

小鳥のヒーターは、保温電球タイプ、板状の保温ヒータータイプ両方とも消費電力が少ないし、表面温度が40度程度前後となっているので火事の心配はありません。ただ、コードがかごの中に入ったりして、それを鳥がかじってしまうと漏電等の恐れもあり、そこから火事に発展してしまうという懸念はあるでしょう。
ただ、今回買った寄りそいヒーターについては、本体ヒーター付近について、コードを鳥がかじらないよう、金属コイルでコードをカバーしてあるため、設置する際に普通のコード部分がかごに入らないようにすれば問題ないはずです。

実際に、設置する前にヒーターを暖めて、どのくらい熱くなるか触り続けてみたところ、コンセントを入れて5~6分程度で暖かくなりますが、人間の手でずっと触っていても暖かい程度であり、その後数時間つけっぱなしにしたのですが、それ以上熱くなることはありませんでした。

むしろ警戒すべきは、低温火傷と脱水症状という記載が取扱説明書にありました。
長時間の連続使用すると、鳥がずっとヒーターに近いところに居続けると、低温火傷や脱水症状を心配しなければなりません。人間だって、ホットカーペットに長時間寝転んでいると低温火傷を注意しなければなりませんよね。それと同じなのです。
でも、ヒーターに近い場所に鳥が居続けたとしても、そこから離すのは難しいので、ある程度の時間が経過したら一度コンセントを抜く方が良いのかな、と考えてます。

なので、この冬1泊2日の旅行に行った際は、セキセイインコはお留守番させたのですが、このヒーターは使わず、エアコンを夜になった時点で起動するようタイマーを使いました。

もし、1日以上外出している際に保温ヒーター等を使いたい場合は、タイマーでONOFF切り替えできるサーモスタットを追加購入するのが良さそうですね。

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この商品は鳥の保温対策商品の中では非常に売れ筋商品で、2021年12月時点でレビュー数300超、評価4.5超となっており、人気の高さがうかがえますね。

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さいごに

小鳥は寒いのが苦手とはいうけど、個体差があるので体力がある鳥なら寒くても直ぐに適応してしまうかもしれません。
でも、寒さが厳しい冬だと人間と同様に、鳥もやはり寒くて震えてしまうでしょう。
ですから、備えあれば憂いなし、といいますし、安価な保温ヒーターだけでもあると鳥も飼い主も安心かもしれません。
我が家のインコは、保温ヒーターに慣れるまで時間がかかりましたが、慣れたら冬の間ずっとヒーターの隣でぬくぬく暖まっていることが多いですよ。体調も良くなっていたし、今は買ってよかったなあと感じています。

 

★2021年12月8日追記

でも実は、その後、このヒーターに満足出来ずに保温器具や保温環境について試行錯誤しました。その経過が以下の記事です。ヒーター以外の保温に関する工夫なども書いてあるのでインコの居住環境についてお悩みの方は一度ご覧ください。

インコの保温電球とビニールカバーやアクリルケース・手作り等防寒の実例

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