小鳥を病院に連れて行く際の運び方で悩んでませんか。
移動用キャリーが無いと困りますよね。
今回は、
・鳥かご移動用がない場合の病院への運び方
・鳥かご三晃商会キャリーの使用感と問題点
・その他、鳥かごキャリーおすすめ品
以上についてお話しします。
鳥の病院への運び方で鳥かご移動用がない場合は?
車の場合
普通の鳥かごは大き過ぎて電車等の移動には使えません。そのため小さなカゴを用意しなければならないのですが、車で運ぶ場合は通常の鳥かごで運ぶ方が良いと動物病院の医師に言われました。この理由は、鳥の診察の際に便の様子や普段の生活環境を確認するためです。
ただ、移動の際に揺れたりすると鳥が落ち着かないので、布をかけて周囲が見えないようにして、車のシートベルトで固定する方が良いようです。
ちなみに、その場合は水があると揺れてこぼれる可能性もあるので抜いておく方が良いですね。もし病院にいる時間が長引きそうなら、ペットボトルに水を入れて持っていき、病院にいる間だけ少し入れ、帰る際に再度水を抜くのが良いかもしれません。この辺は臨機応変に、小鳥が水をよく飲むかどうかに合わせて対応した方が良いと思います。
また、餌は少しだけ入れておきましょう。
車以外の場合
車でない場合に通常の鳥かごだと、かさ張るし重いので使えません。そこで小さなカゴを用意する必要があるのですが、セキセイインコを飼ってる実家の母に聞いたら、100円ショップの虫かごでも大丈夫とのことでした。
専用の小さなカゴも販売されていますが、バーがあると、移動中に揺れている状態でバーにつかまっているのが大変ですし、危険なこともあるので、バーはない方が良いようです。
実家のインコは病気がちで月一回程度は動物病院に通っているのですが、いつも大人しく虫かごに入っているのだとか。
そこで我が家でも虫かごに入れて連れて行ったのですが。
初めて入るプラスチック容器にパニックを起こして、ずっと暴れていました( ̄O ̄;)
透明プラスチックの壁だと、外に出られるのではないかと思うのか、くちばしで壁を突いたり、体当たりして出ようとするのです。
病院に着く頃にはすっかり疲れ果てて大人しくなっていましたが。下の写真は病院から帰ってきた後の疲れきったきぃちゃんです。
確かに小さい鳥の場合はサイズ的には虫かごで充分かもしれませんが、性格によって向き不向きがある気がしました。
そうそう、鳥を安心させるためにも虫かごを布で覆いましょう。布で覆うと外が見えなくなるので安心感が得られるようです。(我が家のインコは全然駄目でしたが、まだ移動そのものに慣れないせいかもしれません。)
ちなみに、寒い季節は、虫かごの中にキッチンペーパーや新聞紙を小さくちぎって敷き詰めたり、使い捨てカイロを底に入れるなどの寒さ対策が必要です。ただ、使い捨てカイロは熱くなるので鳥が火傷しないよう、布で包んでから置きましょう。
さて、1回目の移動が大変だったので、2回目はやはり、広々としたカゴを用意した方が良いかと考えて、次のカゴを買いました。
三晃商会いっしょにおでかけ ウィズキャリーM
サイズは幅31.5cm、幅21.5cm、高さ23cmです。
Mサイズなので、小鳥だけでなくウサギやハムスターなどもOKです。(ただ、ネット上にはウサギも可となっていましたが、購入した箱を見たらウサギの記載はなく、ハムスター、モルモット、小鳥、ハリネズミ等で体重約1kg以下という記載でした。)
あと、このカゴの特徴として、サイドパネルがプラスチックで透明なことです。
中が見えるという以外に、壁なので風除けになります。
使った感想
風除け部分は良いだろうと想像していたのですが、我が家のインコは逆に落ち着かず、壁によじ登ろうとして足をかけようとするけどツルツル滑って出来ず、1時間程度足掻いていました。これも、向き不向きがあるのかもしれません。
ただ、その後は諦めたのか、カゴの中で小さく静かになっていました。ビビってたのかもしれません。
ただ、一羽の移動用キャリーとしては、かなり広々とした空間だと思います。
組み立てについて
届いた箱はこんな感じです。
中の部品は意外と少ないです。
このカゴは組み立て式ですが、構造は複雑ではありません。でも、サイドフックをつけるのが、かなり大変でした。というのも、フックを本体に取り付けるのが固くてギリギリの距離なので大変なのです。プラスチックなので無理矢理取り付けようよすると壊れてしまう可能性もあるし。
問題のサイドフックを本体にはめたところはこちらです。
試行錯誤しましたが、この作業だけで30分くらいかかってしまいましたε-(´∀`; )
取り付けの際に気づいたのですが、本体プラスチックに上記の部品がついていて、これを取り外した方がサイドフックをハメやすかったです。
完成後、キャリーに入ったきぃちゃん。
小型の鳥なので、かなり余裕がありますよね。
三晃商会 ライトキャリーS
この商品も三晃商会ですが、こちらの方が頑丈な作りになっています。(その分、お値段も高いですが・・・。)
サイズは幅34cm、幅25cm、高さ29cmなので、「S」サイズといっても、お出かけ用としてはちょっと大きめになります。
特徴は、ワイヤーメッシュと軽量トレイ。また、付属の止まり木が2種類あるので鳥のサイズに合わせて選べます(直径1.2cmか1.7cm)。
なによりも優れているのが、本体と床のメッシュが一体型になっているため、万が一床のプラスチック部分が外れてしまったとしても、床メッシュは本体にくっついた状態なので、中にいる鳥が逃げてしまう心配がないことです。
インコなどの鳥が逃げてしまうケースとして、通院時などお出かけしている際にうっかりケージが開いてしまった等の事故が多いのですが、このキャリーはそういう点で逃げにくい構造になっています。
値段が高い分、様々な工夫があるキャリーなんですよ。
ミニマルランド ミニマルキャリーS
こちらの商品は小型の鳥向けのカゴで、安くて手頃なので人気があります。
ただ、サイズは24.5cm、17cm、高さ16.5cmなのでちょっと小さめなので、本当の移動用として短時間入れておく程度なら問題ないけど、きついかなあ、という気がしました。
(この上に「M」サイズもあるのですが、そちらだとちょっと大きめになります。サイズは35.5cm、24cm、高さ22cmです。)
さいごに
鳥かごで移動用の小さい物はいくつかあり、微妙にサイズなどが違います。
我が家ではうっかりプラスチック面のあるタイプを選んでしまいましたが、飼っているインコの性格を思うと別の小さいキャリーの方が良かった気がしています。
飼い主の思いもそれぞれ異なりますが、その鳥の性格や感じ方によってもどれが良いのかは異なるものです。是非、飼っている鳥が安心して入れるキャリーを選んでくださいね。今回の記事が参考になれば幸いです。
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