喪中はがきに子供の写真で出産報告できる?それとも寒中見舞い?

お正月

出産報告

今年待望の子供が生まれたので年賀状に赤ちゃんの写真を入れて出産報告しようと考えていたら、
先月祖父が亡くなり喪中になってしまいました。

これから喪中はがきを作って、毎年送っている相手には発送する予定ですが、
そうすると、出産報告ができなくなってしまうので、どうすれば良いのでしょうか!?

あなたはこんな悩みを抱えていませんか。

今回は、喪中の場合に出産報告をどうすればいいのかについてお話します。

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喪中はがきと寒中見舞いについて

(1)喪中はがきとは?

喪中はがきは、身内が亡くなった場合に喪に服するため
「年賀状と正月の挨拶を控えます」とお知らせする、年賀欠礼の挨拶状です。

喪中はがきは相手が年賀状の準備をする前に出すのが重要です。
時期としては、11月中旬から12月初旬には届くようにします。

(2)寒中見舞いとは?

日本では、小寒(1/5頃)から立春(2/4)までの間が最も寒い時期とされており、この時期に
「厳しい寒さの中で体調を崩していませんか?大丈夫ですか?」
と相手を気遣って出す挨拶状です。

年始明けというタイミングもあり、様々な挨拶状として利用されています。
具体的には、
・自分(または相手)が喪中のため年賀状が出せない場合の年始挨拶
・相手から年賀状を貰ったけど喪中のため年賀状の返事が出来ない場合の年始挨拶
・喪中と知らずに年賀状を出してしまった場合にお悔やみとお詫び

ですが、相手への気遣いが基本の挨拶状なので当然、
・一般的な時候の挨拶として、相手の健康を気遣う場合
にも使われます。夏に暑中見舞いを送るのと同様に考えればいいですね。

出産報告は喪中はがきや寒中見舞いに入れていいの?

(1)喪中はがきや寒中見舞いの意味から考えよう

喪中はがきは、身内に不幸があった場合に年賀状欠礼のお知らせであり、
近況報告、特にお祝い事などは書きません。
出産報告はもちろん、結婚報告もここに入れません。

添える文章としては、お世話になったお礼や、今後も変わらぬお付き合いをお願いする言葉だけです。

一方、寒中見舞いは比較的自由度があるとはいえ、
相手を気遣うことが主目的の挨拶状であることを忘れてはいけません。

出産報告というのは、自分の近況報告であり、これを主目的に堂々と書くのは
寒中見舞いの本来の目的である、相手への気遣いが無くなってしまうことになりますし
不幸と祝い事の両方を1つの手紙に書くのは好ましくありません。

ですので、
寒中見舞いは定型文にしておき、時期をずらして(喪が明けてから)出産報告はがきを送る
というのが無難でしょう。

どうしても1回で済ませたいなら、
出産報告は写真なしにして、サラッとした文章にするのが良いかと思いますが、
せっかくの嬉しいお知らせなのですから、写真付きで自分も相手も喜びを分かち合いたいですよね。
なので、私だったら、時期を改める方向で考えたいなあと思うのです。

(2)口煩い親戚には気をつけよう

口煩い親戚がいる場合は特に気をつけなければいけません。
寒中見舞いに出産報告を入れてしまうと、非常識と言われてしまうかもしれません。
「喪中に年賀状を送ることが出来ない」というのはルールというよりも、
「身内を失って悲しいのでお祝い事をするような気持ちになれません」
という意思表示であり、モラルの問題なのです。

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ですので、そんな時期に、堂々と「年賀状でないからいいだろう」と判断して出産報告をするのは
「故人を悼む気持ちがないのか」とモラルを疑われてしまうことになりかねないのです。
出産報告を改めて出す時期については、家の考え方もあるでしょうし
両親や嫁ぎ先に一度相談してみましょう。

(3)出産報告を改める時期

出産報告を改める時期については

・立春過ぎ(但し、故人が近い親等なら丸々1年間を喪中と考える人もいるので要注意)
・暑中お見舞い
・翌年の年賀状

などが考えられますが、正直言って、日常的に付き合いがあるわけでも、お祝いをやりとりする関係でもなければ、「子供が生まれました!」というはがきを受け取っても 戸惑う気がするのですよね。
出産報告は自分が親として子供を披露したいという気持ちだけのもの。
なので、私も出産した身ですので嬉しい気持ちは分かるのですが、
1年間待って翌年の年賀状で出産報告兼成長報告をしても、遅くない気がします。

例えば、
「1年前に生まれた時にはこんなに小さかったけど、
今ではこんなに成長しています。」
という内容になるよう2枚の写真を上手にレイアウトして文章をつければ
読んだ相手も前年の喪中の事情は理解してくれるだろうし
子供の成長を喜んでくれるのではないでしょうか。

喪中における寒中見舞い文例・デザイン

(1)喪中における寒中見舞い

喪中の意味合いが強いので、写真は控えて文章だけにした方が良いでしょう。

一般的な文例としては、

(1)喪中はがきを送らない相手から年賀状が届いた場合【故人の名を入れる】

「寒中見舞い申し上げます。
この度は念頭のご挨拶ありがとうございました。
実は昨年○月△日に□□(続柄および故人の名前)が他界し
服喪中のためご挨拶を差し控えさせていただきました。

ご通知が遅れましたこと、どうぞお許し下さい。
本年もよろしくお願い申し上げます。」

(2)喪中はがきを送らない相手から年賀状が届いた場合【故人の名を入れない】

「寒中お見舞い申し上げます。
喪中のため、年頭のご挨拶を差し控え失礼いたしました。
本年もよろしくお願い申し上げます。」

(3)喪中はがきを送った相手【寒中見舞いに出産報告を入れたい場合】

(サラッと書きましょう。くれぐれも、写真付きはNGです。
また、この場合は、喪中はがきを送っている前提です。)

「寒中お見舞い申し上げます。
昨年は、家族が増えて新年を迎えました。
本年もどうぞよろしくお願い致します。」

(2)喪中における寒中見舞いのデザイン

季節の挨拶状ですので、通常なら夏の暑中見舞いのように
季節をイメージさせる絵柄があっても問題ないのですが、
この場合は喪中ですので派手なものは控えます。

といっても
白黒にこだわらなくても、清楚な雰囲気でまとめればOK。
ですが、日の出や初詣、干支など正月を連想させるものはNG。
冬や早春を連想させる花や風景などはOKです。

また、年賀状は使用せず、私製はがきや一般の官製はがきを使います。

まとめ

喪中はがきは自分の都合で出すもの(身内に不幸があった場合のお知らせ)であり、
寒中見舞いは、相手を気遣うことが主目的の挨拶状です。
故人のこと、相手のことを大切だと思う気持ちを忘れずに。

出産報告をいつ、どのようにするかは、この2つの意味を理解した上で
自分や嫁ぎ先の両親に相談してから決めましょう。

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■今回は自分が喪中の場合ですが、相手が喪中の場合についてはこちらの記事をご覧下さい。
寒中見舞い、子供の写真付きで喪中の相手に出産報告していいの?

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