前回の記事(喪中はがきに子供の写真で出産報告できる?それとも寒中見舞い?)では、
自分が喪中だけど出産報告したい場合どうすればいいか、についてお話しました。
では逆に、自分は喪中でないけど相手が喪中の場合、
出産報告をいつ、どのようにすれば良いでしょうか。
今回は、このケースについてお話します。
寒中見舞いについて
前回の記事でも書きましたが、
日本では、寒中の間(1/5頃から2/3)が最も寒い時期とされています。
そして、この時期に
「厳しい寒さの中で体調を崩していませんか?無事にお過ごしですか?」
と相手を気遣って出す挨拶状が寒中見舞いです。
今では年賀欠礼の意味を兼ねて使うことも多いのですが、
元々は暑中見舞いの逆の季節の便りでした。
寒中見舞いに出産報告を盛り込めんでいいの?
寒中見舞いは、寒中の間に相手の安否を気遣うことが目的ですので
自分の状況報告はおまけ程度しか書かないのが基本です。
出産報告となると、自分の一大イベントでもあり、
本末転倒になりかねません。
ですので、寒中見舞いという名目でなく、近況報告として書いて送る方が無難です。
このようにすれば、正月を避ければ時期はあまり考慮せず、
また、手紙、葉書のどちらでも問題ありません。
ただし、
相手がとても大切な身内を亡くして間もない場合は
出産は自分の祝い事でしかありませんので遠慮したほうが良いでしょう。
自分にとっては確かに一大イベントですが、
悲しんでいる方に対してこのような報告をしても、相手が戸惑うのですよね。
1年間はあっという間にやってきます。
出産報告はしなければならない物事ではないので、翌年の年賀状で報告しても問題ないでしょう。
喪中における出産報告文例
喪中ですので、その方への慰めの言葉を入れた上で
出産報告を簡単に盛り込みましょう。
「拝啓 寒い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。
旧年には喪中のお葉書をいただきましたが、
静かに正月をお迎えのこととお察し申し上げます。
私事ながら、男児(女児)が誕生しました。
(ここで子供の名前を入れたい場合は、
「私事ながら、男児(女児)が誕生し、○○と名付けました。」とします。)
昨年同様、本年も家族共々よろしくお願い申し上げます。
本年が貴家にとりましてよき年になりますようお祈り申し上げます。敬具」
まとめ
寒中見舞いは、相手を気遣うことが主目的の挨拶状なので、
寒中見舞いの形式でなく、普通の近況報告としての挨拶状にするのが無難です。
ただし、この場合、写真は入れるべきでないので
堂々と子供を披露したいのなら、暑中見舞いや翌年の年賀状で
写真を使える機会まで待った方が良いでしょう。
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