「暑さ寒さも彼岸まで」
と昔からいわれていますが
お彼岸というのはどんな意味でしょうか。
子供に
「お彼岸ってなあに?どうして墓参りするの?」
と聞かれて初めて
「そういえば、どんな意味なんだろう?
なぜ墓参りするんだろう?」
と悩むのではないでしょうか。
今回は、お彼岸の由来と、お墓参りについての話を
子供にもわかるよう簡単にまとめました。
お彼岸ってなあに?
「彼岸」は仏教から来た言葉で
死後の世界である「三途の川の向こう岸(あの世)」のことです。
仏教ではご先祖様のいる「あの世」は西にあり、
太陽が真西に沈む日が「あの世」に最も近い日とされています。
ここで、
春分の日と秋分の日は
太陽が真東から昇り、真西に沈む
という季節の区切の日であることから、
この期間に家族で墓参りをして
ご先祖様が安らかでいるように
と、供養する風習ができたようです。
お彼岸っていつなの?
お彼岸は、年に2回、3月と9月にあります。
春分の日、秋分の日をそれぞれ中日とし、
その前後3日間がお彼岸の期間ですので合計7日間あります。
また、初日を「彼岸の入り」、最終日を「彼岸の明け」と云います。
ちなみに、お墓参りは中日である春分の日や秋分の日でなくても、
お彼岸の7日間のどこかで行けば大丈夫です。
大きな霊園の場合、中日だと混雑も予想されるため
小さなお子さんがいる場合は中日を避けたほうが良いでしょう。
お墓参りで子供たちはどうする?
お彼岸のお墓参りは、特別な作法はありません。
ご先祖様に感謝する気持ちで手を合わせることが大切なのです。
家族で墓参りをする場合、親が掃除をしている間に
子供たちは近くで遊んでいる、というケースも多いかもしれませんが
事前に上のようなお墓参りの風習を話して、
雑草取りやゴミ拾いなどのちょっとした掃除を通じて
ご先祖様への感謝の気持ちを表せると良いですね。
掃除が終わったら、お参りを。
ご先祖様と近い関係の人からします。
線香に水がかからないよう気をつけて
墓石にたっぷり水をかけ、胸の前で手を合わせます。
軽く目を閉じて、頭を30度程度傾けましょう。
まとめ
お彼岸の墓参りは昔からの風習なので
何気なくやっていることですよね。
ですが、1つ1つ意味を知ると、
実際のお彼岸での墓参りで
ご先祖さまへの感謝を通じて
家族の絆も深まると思います。
ぜひお子さんと話してお彼岸を楽しんでくださいね。
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