生チョコの作り方は前記事でご紹介しましたが、
いろんな作り方を調べると、作り方以外に材料にも違いがあります。
チョコと生クリームだけのレシピや、はちみつを入れたり、バターを入れたり。
この材料の違いは何か。はちみつやバターを入れる理由をご存知ですか。
今回は生チョコ作りに関わる材料や保存期間、プレゼントするときの注意などをお話します。
■生チョコとホワイト生チョコの失敗しない作り方はこちら
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生チョコにはちみつやバターを入れる理由は?
生チョコの作り方でバターやはちみつ・水飴を入れる理由は、口当たりを良くするためです。
また、口当たり以外には、次の理由があります。
・バター・・・濃厚にするため。
・はちみつ、水飴・・・甘くするため。また、糖分の再結晶化を防ぐため。
(チョコの糖分は一度溶けて固まる時に結晶化してしまうと舌触りがジャリジャリするため、
それを防ぎ口の中で滑らかな食感を出すのが狙い。)
A:チョコレート菓子は高級な材料を使う方が美味しいのですが、
生チョコの場合は、市販の安い板チョコと植物性の生クリームでも
見た目は同じですし、味も大丈夫です。
まあ、確かに動物性生クリームのほうが濃厚なのですが、この濃厚さは
バターを入れることでカバーできるのです。
はちみつVS水飴
はちみつと水飴は、両方とも甘いという共通点はありますが、成分は異なります。
(1)はちみつ
ミツバチが花の蜜を採取し、体内で分解してできた成分から構成されています。
花の種類によって香りや色、癖の違いが出ます。生チョコの場合は癖が少ないアカシア蜂蜜が無難でしょう。
成分は、ブドウ糖(グルコース)、果糖(フルクトース)、マルトースなどの糖分の他に各種ビタミン、ミネラル、アミノ酸、ポリフェノールなど。
(2)水飴
デンプンを酸や糖化酵素で糖化して作る甘味料です。
成分は、麦芽糖が主成分でブドウ糖(グルコース)、マルトース、デキストリンなどの混合物です。
生チョコ作りには、低温でも甘みが鈍らない性質のフルクトースが主成分のはちみつの方が
水飴よりも適しているようです。
(水飴にもショ糖の結晶化を防ぐ効果はあるのですが、和菓子を作るときの餡には発揮するものの、
チョコのような乳脂肪分たっぷりの材料には効果がないという説もあるようです。)
生チョコの保存期間は?
生チョコは、材料に傷みやすい生クリームを使っているため、なるべく早く食べたほうがよいでしょう。
【保存方法】
密閉容器に入れるかラップをして冷蔵庫保存。(香りが飛ばないように。)
【保存期間】
冷蔵庫保存の場合でも長くて5日程度です。
自分で食べるならもう少し日数が経過しても自己責任なのでいいかもしれませんが、
人にあげる場合は何か問題が生じたら困るので、作りたてをあげましょう。
食べるときには冷蔵庫から出して10分経過してから食べます。
生チョコを人にプレゼントする場合の注意点
溶けやすいので、手渡す間際まで冷蔵庫に保冷にしておきたいのですが、
実際には難しいので、保冷材を使いましょう。
ただし、保冷材を直接ラッピングした箱につけると箱が湿ったり
箱の中が結露で生チョコまで湿気の影響が出てしまい味が落ちるため、
それを回避するためにも、ラッピングした箱の外はビニールを二重にして、
ビニールとビニールの間に保冷材を入れて、箱と保冷材が密着するのを防ぎましょう。
まとめ
生チョコは作り方は単純ですが、あまり保存期間が長くないし
温度管理が面倒です。
プレゼントする場合は溶けないように気をつけてくださいね。
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