前回は、小学校の視力検査がどのようなものか、
眼科の検査との違いや、ひっかかった場合に
考えられる症状について簡単にまとめました。
今回は、我が家の体験についてお話しますね。
小学校からの通知
今年小学3年生の娘は、過去2年間の視力検査は1.0でした。
私も今は0.1しかありませんが、子供の頃は1.5を維持していたので
娘も子供のうちは問題ないだろうと、全く心配していませんでした。
ですが、今年初めて両目とも0.7という結果で、
小学校から眼科検診を勧める通知をもらい、
かなりショックを受けました。
そういえば、 今の子供たちは弱視が増えているようで
娘の同級生にもメガネの子が多いのですが、
娘も同じ症状かもしれない、と思いました。
そして、9歳なのにメガネは可哀想だとは思いましたが
早めに眼科に行ったほうが良いと思い、ある日学校からの帰宅後、
娘を連れて近所の眼科へ行きました。
眼科での診察
眼科に行くと、その時期は同じように小学校からの勧めで
眼科受診する子供たちが多いのか、小学生が7、8人程度、
お母さんと一緒に待っていました。
医者での待ち人数が7、8人というのは少ない気もしますが
眼科の場合、視力検査と診察が別だし時間がかかるため
思ったよりも待ち時間が長い、と私には感じられました。
娘を眼科に連れて行くのは初めての経験でしたが
何も考えておらず、行ってみて初めて
長時間待つのが苦手な娘は、診察までの待ち時間を耐えられるのか?
これが不安で、終始ドキドキして疲れました。
実際の検査については何段階かあったので、以下にまとめます。
(1)視力検査
ちなみに我が家の場合は、
結果として娘は心因性視覚障害だったようで、
眼科で検査したところ、裸眼で右0.7と左0.8でした。
ですが、その後メガネを着用して検査しても
まったく視力が上がりませんでした。
20分程度、あらゆるレンズを交換して検査したのですが
全く変化がなかったので、看護士さんも疲れ、
娘も疲労困憊でした。
(2)眼科医の診断
眼科医による診断があり、その場にある検査器具で
目の状態を確認。
(3)目の瞳孔を開く目薬をさす
目の瞳孔を開く目薬をさして、
再度視力検査をすることになりました。
子供が小さい場合、「目薬をさすのが怖い」
と拒否することもあるので、ケアが大切です。
また、目薬が効きはじめるまで時間がかかるので
待ち時間を飽きないようにするのが大変だと思います。
(4)再度、視力検査
(1)の視力検査と同じように検査します。
娘の場合は、1回目の検査結果と全く変わりませんでした。
(5)再度、眼科医の診断
2回目の検査結果をチェックし、
心因性視覚障害でしょうという診断でした。
「脳には異常がないでしょう、でも心配だったら
CT検査を受けられる大学病院を紹介します」
と言われました。
でも、娘の場合はCTスキャンを受けるとなると
機材を怖がることが予測されたし、
心因性視覚障害と云われる理由も思い当たる部分が複数あったため、
無理してやらなくても大丈夫かと感じ、そのまま検査終了しました。
眼科受診に際して注意すべきこと
異常がないケースも多くあるようですが、
0.7という結果であってもメガネが必要なケースもありますし、
万が一のことを考えると早期発見が大切でしょう。
ただ、子供の場合ははっきりとした視力が出にくいようで
正確な測定が出来ない子もいるのだとか。
娘の場合は怖がりなほか、飽きっぽい、すぐに諦める傾向なども強いので
それも影響している可能性があると指摘されました。
ですので、数ヶ月に1回の頻度で定期健診として
眼科での診察を勧められました。
- 眼科へ持参するもの
学校から眼科検査を勧められた場合は
その用紙を必ず眼科に持っていきます。
- 眼科での検査時間は長時間です
子供の目の状態にもよりますが、目の瞳孔を開く薬を使用する場合、
効きはじめるまでに時間がかかるため、病院に入ってから出るまで
少なくとも2時間程度かかります。(娘の場合、3時間以上でした。)
ですので、あらかじめ子供に時間がかかることや
飽きないように、目がぼやけていても遊べるグッズが必要かもしれません。
- 目薬が苦手な場合
小さい子供の場合、目薬をさすのが苦手なケースがあると思います。
特に、ここでの目薬は刺激が強いのか、痛いそうです(娘の感覚ですが)。
娘は小学3年生ですが、未だに目薬が苦手なので
目薬をさすまでに時間がかかりました。
(両目あわせて10秒程度で終わるべきところを、30分かかってしまいました。)
まとめ
学校での視力検査の結果が悪くても、
眼科で検査してもらい問題がないケースもあるようですが
病気が隠れているケースもあるので早期受診はすべきでしょう。
小さな子供が眼科で検査する場合、
待ち時間の長さや、目薬への恐怖、痛みなど
思わぬ障壁が待ち構えているかもしれません。
受診する場合は、あらかじめ対策をするとともに
子供にも流れや時間を理解させたほうが
スムーズに受診できるでしょう。
次回は、目薬が苦手な子供への対応方法について具体的に書きます。
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