子供に目薬をさすことは、滅多にありませんよね。
ですが、目が痛くて眼科に行って
目薬を処方されてから、
うちの子供、目薬は苦手だったわ。
どうやってさせば良いの!?
と焦るお母さんは多いと思います。
大人でも目薬をさすのが苦手な人はいますし、
子供なら尚更のこと、嫌がる傾向は強いでしょう。
「目に入るのが怖い」と目薬を拒否して暴れる子供も多いはず。
私の9歳になる娘も、眼科で目薬をさせずに困ってしまいました。
ですが、看護士さんや、他のお母さん方のアドバイスで無事に出来ました。
今回は、その体験談を元に、
目薬が苦手な子供へのさし方についてまとめました。
子供の目薬の差し方 タイプ別方法
苦手な子供に共通するのが、目の中に異物(水)が入ることです。
でも、その他にも子供によって怖がるポイントが異なるので
その子の苦手に合わせた方法を選ぶことが大切です。
1.寝転ぶのが怖い場合・座らせたまま目薬をさす
難易度★★★★★
座って上向きにさせることが可能ならラクですが、
小さい子供の場合は難しいでしょう。
(1)正面を向いたまま、目薬を下向きに振って飛ばす
(2)閉じている瞼を少し開けて隙間に垂らす
2.寝転ぶほうが安心する場合
お母さんに触れていることで安心するタイプはこちらがお勧めです。
2.1 子供の体を抑えて短時間でサッとさす方法
難易度★★★★★
(1)「目薬さすよ」と子供に話す。
(2)仰向けに寝かせて、母が馬乗り状態で子供の上にかぶさる。(体重は子供にかけない。)
(3)子供の体を押さえる。
●肩・・・母の肘で押さえる
●顔・・・母の両手で子供のコメカミに触れることで押さえる
●目・・・コメカミに触れた手の指で目を少し開いて眼球が見えるようにする
(4)目薬をさす・・・そのままでは両手がふさがって出来ないので、顔を押さえた利き手を子供の頬にずらして、指で目薬をさす。
(5)反対も同様にさす。
子供は、信頼するお母さんといえども押さえつけられる行為は拒否しやすいため、
- 押さえるときは体重をかけないこと
- 押さえてから目薬までは数秒間で終わらせること
が大切です。
最初に念入りにイメージを作っておかないといけません。
これが成功した場合は、子供をギュッと抱きしめて
たくさん褒めて「出来た!」を実感させましょう。
2.2 子供の体は抑えずリラックスしてやる方法
難易度★★★
体を触られるだけでも苦手な子供がいます。
この場合は、押さえられるとパニックを起こすケースもあるので、上の方法ができません。
ですので、こういう子供には時間をかけてリラックスさせながらやるのが基本です。
(1)お母さんが座り、その膝を枕にして、仰向けに寝転ぶように促す。
(無理矢理すると拒否する子でも、自分からやるのは平気というパターンが多いため。
また、お母さんの膝に接することで安心感を得られる。)
(2)子供の目は閉じたまま、目頭側に目薬を数滴垂らす。
(3)目を数回パチパチさせると目全体に馴染んでいく。
この方法は1つ1つ子供が納得しないと出来ないので時間がかかります。
3 普段からのトレーニング
難易度★★★
親がやっているのを見て「自分もやる!」という子供の場合は
「お母さんに目薬をさしてね」とお願いして、子供にやらせて、
目薬というものが気持ち良いことを理解させること。
その上で、かわりばんこにやってみようか、と提案して
やって慣れていく方法です。
お母さんが大好きな子供の場合、効果があるケースもあるようです。
ただし、これは普段のトレーニング方法なので、即効性はありません。
【さした目薬を馴染ませる方法】
いくつかの方法に共通しますが、
目薬を一部分にさして目全体に馴染ませる方法としては、
上に書いたほかに次のようなことがあります。
(1)アッカンベーのように、下まぶたを指で引っ張り目頭に入れる。
(2)両方の目頭の間を優しく数回揉む。
子供が目薬を怖いという場合 我が子の体験
私の娘はとても怖がりで、
過去にも数回目薬をさすことがありましたが
嫌がったため無理矢理押さえつけて
夫と2人がかりでやっていました。
ですが、それが出来るのも小さい頃だけ。
小学生になると、本気で拒絶する力は大人顔負けになりますし
無理矢理やるのは不可能になりますよね。
ですが、前記事にも書いたように、小学校から眼科受診を勧められたため
視力検査をした際に、瞳孔を開く目薬をさす必要が生じたのです。
そして、人に触られるのが苦手なので、上に書いてあるように
押さえつけてやる方法は完全に拒否されます。
ですので、その場にいた看護士さんに相談して
上の方法を教えてもらい挑戦したのですが
全て拒否されました。
そして、途方に暮れていたら、
娘と同じように目薬が苦手だった
という子供のお母さんから
子供の体は抑えずリラックスしてやる方法
を教えてもらい、時間をかけてやったのです。
ただ、普通の目薬の場合はさほど刺激が多くないのですが
今回の瞳孔を開く目薬の場合、かなり刺激が強く痛い、と言っていました。
(娘は過敏なので痛がっていましたが、普通のお子さんには痛くない薬かもしれません。)
あれこれ試みたことや、子供が納得するのを十分待つ必要があったため、
今回目薬をさすのに30分かかってしまいました。
目薬をさすときの注意事項
お菓子などのご褒美で釣る方法や
ごまかして目薬をさしてしまう方法もあるようですが
怖がりな子供ほど通用しないと思われます。
同様に、遊んでいる時や寝そうな時もお勧めできません。
子供に目薬をさす必要性を話して、
きちんと時間を確保してやるほうが良いでしょう。
まとめ
子供によって苦手なポイントが異なるので
どの子供にもこの方法がお勧めですよ、
という方法はありません。
今回挙げた方法を見て、
お子さんの苦手がどこなのか、
どの方法が向いているか
考えて試してくださいね。
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