「東京湾アクアラインのアクアってどんな意味?」
なぜなぜ星人の娘にこんな質問をされたので、
東京湾だから「水」と答えたのですが、娘の次の一言で撃沈しちゃいました。
「水ってウォーターじゃん!アクアとの違いはあるの?」
そういえば、水といえばウォーターでした。違いは分かりません・・・orz
そして、たぶん似ている言葉のハイドロの意味まで聞かれて更に落ち込んだので、
この3つの意味や違いについて娘に答えるべくまとめました。
アクアの意味は?
アクア(aqua)はラテン語が語源の言葉で「水」を意味します。
現在は、フランス語、ヴェネツィア語、エミリア・ロマーニャ語、ロンバルド語などで使われています。
また、イタリア語も似ていますがacqua(アックワ)と表記されています。
ウォーターとアクアの違いを一言で説明しよう
「水」を英語にすると一般的に「water(ウォーター)」です。
waterは古英語のwaeter(ワテル)が語源で、ラテン語からきたaquaとは語源が違います。
「aqua(アクア)」も水という意味ですが、
厳密には水(ウォーター)を含む水溶液、特に薬学上の水溶液を指すことが多いです。
また、水という単語としてはwater、
水関係の複合語としてaquaと別の単語を組み合わせて使うことが多いです。
例えば、
ウォーターの場合、普通の飲み水、レストランで出てくる「お冷や」などがあります。
アクアの場合、
・アクアカラー(水彩絵の具のように淡い色で、パステルカラーとも呼びます)、
・アクアブルー(水色) (#90cdf1)←パソコンの色はこんな色です。
・アクアグリーン(明るい緑色)(#88bfbf)←パソコンの色はこんな色です。
・アクアマリン(語源はラテン語の「海水」から。緑柱石で透明なスカイブルー色の宝石で、日本では藍玉か水宝玉という呼び名があります。)
・アクアリウム(水生生物の飼育設備の意味です。大型施設では水族館ですが、小規模の個人で運営しているような施設まで広く指します。)
・aqueduct(水路)
その由来から、今では東京湾アクアラインやアクアパークのようなテーマパークや水に関連している施設の名前にも使われることが多いです。
ハイドロの意味はアクアと似ている!
もう1つ、ハイドロ(hydro)という言葉もありますが、
ハイドロはギリシャ語が語源でaquaと同じように水や水素に関する複合語として使います。
・ハイドロゲン(水素)
・ハイドロカーボン(炭化水素)
・ハイドロメーター(比重計)
・ハイドラント(hydrant・給水栓、消火栓)
・ハイドロカルチャー(水栽培の一種で、人工の土を使い、水が少なくなったら水やりを行う栽培方法です。)
ラテン語やギリシャ語が語源の言葉は、かつての文明国であったことから
専門用語や学術語として多く使われています。
まとめ
ウォーターとアクア、ハイドロ、3つとも水を意味する言葉です。
噛み砕いていうと、
ウォーターが日本語の場合の「水」を「みず」一語で訓読みするタイプで、
アクアとハイドロが別の単語を組み合わせて「スイ・・・」と音読みするか、
の違いというイメージで考えれば大丈夫でしょう。
コメント
水は閼伽(あか)という言い方があります。船底に穴があいて海水が噴き出るようなとき昔は「あかのみちがついた」といったようです。インドのサンスクリット語のarghaからきているとか。aquaに似ていませんか?洋の東西で似た発音の言葉って不思議ですよね。
ママとかマンマとかマーがお母さんやごはんのことだったり、
泌とpeeとか、
酪とlactとか、
晴(ハレ)とhaloやhaliやholy、
そのうち人工知能が各国語の共通する単語をあつめてくれるかもしれませんね。
ぱぱんぐさま
コメントありがとうございます。
>水は閼伽(あか)という言い方があります。船底に穴があいて海水が噴き出るようなとき昔は「あかのみちがついた」といったようです。インドのサンスクリット語のarghaからきているとか。aquaに似ていませんか?洋の東西で似た発音の言葉って不思議ですよね。
・・・おおっ、知りませんでした!教えていただきありがとうございます。
確かにaquaに似てますねえ。言葉ってとても神秘的ですね!
こうして考えていくと、世界共通の発音って意外と色々ありそうですね。
人間があれこれ探すよりも、頭の良い人工知能にお任せする方が色々情報まとめるのが早いかもw