赤ちゃん用の手口ふき、おしりふきを2つ持ち歩くのは荷物がかさばるから
どちらか1つだけ買って、両方に使い回し出来ないかしら?
・・・と考えるお母さんは少なくありません。
今回は、
・手口ふきはウエットティッシュ代わりにも使えるか?
・手口ふきは床掃除やメイク落としも可能か?
以上についてまとめました。
手口ふきとおしりふきの違いは?
手口ふきとおしりふきの成分表を見ると、全く同じ成分というケースがほとんどです。
実際に、赤ちゃん本舗のHPには、おしりふきは体や手足の汚れふきとしても使えることや、乳幼児に使えるようになめたりしても問題ない成分を使用している、という記載があります。
ただ、誤飲誤食には注意するように記載があるメーカーもあり、全てのメーカーでおしりふきを誤飲しても問題ない成分が使われているかのテストが行われているかは不明です。
(もちろん、小さい子供に間違って飲ませるケースはほとんどないでしょうし、お母さんが目の届く範囲で使用するには問題ないのでしょうけど。)
この誤飲という点での心配がなければ、赤ちゃんの肌に問題ない成分を使用しているので、
手口ふきをおしりふきとして使用したり、おしりふきを手口ふきとして使用するのは
差し支えないと考えて良いでしょう。
ただ、同じメーカーでも手口ふきには肌触りが口元などのデリケートな皮膚に対応する等で違いをアピールしている商品もありますし、子供の肌によっては肌触りの良い商品を選ぶ必要があるかもしれません。
また、「おしりふき」と書かれているものを手口ふきに使うという点で、
心理的抵抗感を持ったり、人前で恥ずかしいと気にする人もいるかもしれませんね。
こんな場合は、次のような「おしりふきケース」に入れると気にしなくて済みますよ。
このおしりふきポーチは楽天市場で400超のコメントがあり、評価も4.2超と高いです。デザインが可愛いし、取り出しやすいと人気の商品です。
また、おしりふきケースはおしゃれな手作りキットもありますし、100円ショップの素材で安く手作りすることも可能です。
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おしりふきをウェットティッシュ代わりに?逆もOK?
手口ふき、おしりふき、ウエットティッシュは全て水が主成分でカビや細菌などの微生物の繁殖を抑えるための防腐剤や、肌あれ防止のための保湿剤などを含んでいる点では同じですが、
薬事法では2歳未満の子供が使うために基準が設けてあり、
手口ふきやおしりふきはその基準を満たしていますが、
ウェットティッシュは薬事法の対象にならない雑品という区分になっています。
また、実際に、メーカーによってはウェットティッシュの場合は除菌目的でアルコールを使用したり、他にも香料を使う場合もあるので小さい子供の肌に合わないことがあります。
そのため、小さい子供に使う場合はウェットティッシュでなく
手口ふきやおしりふきを決められた通りに使うのが良いでしょう。
ユニ・チャームのメーカー側としての回答は?
きちんとした使い方を知りたかったので、実際に代表的なメーカーであるユニチャームに問い合わせたところ、以下の回答をいただきました。
ということで、やっぱりウェットティッシュを代用品として使うのは止めた方が良いようですね。
おしりふきを床掃除やメイク落としにも使える?
おしりふきは手や指、足など体全体を拭くことはできますが、体の中でも目の粘膜や、湿疹など痒みがあったり傷がある場合は避けましょう。
テーブルの上や棚の上などをきれいにしたり、ビニールシート等の床掃除も可能ですが、
フローリングの場合は材質が傷んできたり、ツルツル滑りやすく転倒もあり得るので、
できれば床掃除用のウェットシートを使うほうが良いでしょう。
また、パソコンやスマホ画面などに使うのは避けましょう。
おしりふきは脂汚れを落とす効果はあっても、水分が多すぎて画面の水分が取れないこともあります。
ですので、パソコンやスマホは専用クリーナーを使ってください。
更に、おしりふきには防腐剤や保湿剤などが入っているので
化粧落としのクレンジングとして使う人もいます。
ただ、肌が強ければ問題ありませんが、敏感肌の場合、
赤みを帯びたり、かぶれたりすることがあるのでご注意ください。
子供がにおいに敏感な場合の選び方
我が家には嗅覚や触覚に過敏な小学生の娘がいますが、ウェットティッシュを選ぶ際に「フェノキシエタノール」入りの商品は匂いが独特なので苦手という理由で外しています。
あれこれ試した結果、今ではこの記事の写真にもありますが、現在は西松屋の「おもいやりシート手口ふき」がお気に入りです。
ちなみに、フェノキシエタノールは防腐剤の一種です。防腐剤で有名なのはパラベンですが、パラベンが悪いイメージが先行しているため、近年はフェノキシエタノールを使うようになっている商品も増えています。ただ、この物質も100%安全かというとそうでもなく、安全基準を守った配合比率だから安全というだけです。
(我が家で使用している「おもいやりシート」には防腐剤として、パラベンの中で比較的弱い成分であるエチルパラベンとメチルパラベンが使われています。)
我が家がかなり珍しいケースかと思いますが、お子さんの感覚が過敏な場合は参考になれば、と書いておきます。
まとめ
手口ふきとおしりふきは両方とも乳幼児向け商品なので肌に優しく、両方に使い回しできるものが多いです。
一方、ウェットティッシュは手口ふきやおしりふきと似ていますが、この商品だけ薬事法上の規定対象外で除菌にアルコールを使っている等の原因で乳幼児の肌に合わないケースもあるため、乳幼児には使わないようにしましょう。
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