レースカーテンの破れに補修テープは使えるの?100均グッズは?

生活の知恵


レースカーテンが破れた場合、自分で補修できるのでしょうか。

先日、我が家で窓を開けた際にレースカーテンをサッシの金具に引っ掛けてしまい、カーテンがビリビリ破れて大きな穴が2ヶ所開いてしまいました(´;ω;`)

ワイシャツの綻びた箇所を直したりするのは過去に何度もやっているので慣れているのですが、レースカーテンの補修は未経験で分からず、何を使って補修するべきか(補修テープや100均アイテム等)を調べて試行錯誤の末、なんとか直しました。

今回は、レースカーテンの直し方について、実際に我が家でやったものを含めてお話しします。

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レースカーテン破れの補修方法は?

普通の布と違ってレースカーテンの場合は布が薄くて目が粗いため、補修をすると目立ってしまいます。だから、プロの補修屋さんでもかなり難しい作業だそうです。

その補修の正統派としては、「かけはぎ(かけつぎ)」という方法があります。この方法は、破れたり虫に食われたりした箇所を、共布や共糸などを使って直すことです。
かけはぎの具体例は以下のサイトが参考になります。(プロの補修屋さんのサイトです。)
(株)洋服の病院 手術内容:レースの破れを補修

でも、これはプロだから出来る技術であり、素人には難易度が高すぎます・・・。そして、プロでさえ完璧な直しは無理なのです。だから、自分で補修しようとするならある程度の割り切りは必要でしょう。作業を適当に楽しむ、という発想に切り替えないと、補修した結果にショックを受けるかもしれません。

ちなみに、このかけはぎでは共布や共糸を使うのですが、プロの補修屋さんなら余り布が無くても上手にレースカーテンから取り出して補修するようですが、素人にはこれも難易度が高いです。そこで、かけはぎする場合は似たような布を探さないといけません。(もし、カーテンの共布のタッセルがあれば、それを使うと良いのですが。)
もし、共布が無い場合は、同じ色のレースやオーガンジー等の布やリボンを購入して、それを代用しましょう。

とはいえ、もっと楽に補修できないかを考えて、補修布などを探してみました。


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レースカーテン破れに補修テープは使えるの?

ワイシャツの襟の補修の際に使った「補修布」のように、何か便利な補修グッズがないかと探したところ、以下の商品がありました。

補修テープ


こちらの商品の説明を読んでいくと、「表地の色を気にせず使える」「レースから厚い生地まで」ということで、素材の薄いレース生地であっても問題なさそうだったのですが、「はさんで使う接着剤」つまり、両面接着を意味するため、同じような布が無いと使えません。この補修で言えば、共布を手に入れて、2枚の布の間にこの補修テープを挟んでくっつけることになります。

熱接着補修パウダー(布の破れをつける粉)

熱補修パウダーは以下の商品があるのですが、

こちらのページの注意書きを見ると、共布を使って貼り付けるなら良いのですが、共布がない場合に繊維を使ってボンドのように付ける場合、厚手の生地なら問題ないけど薄手だと厳しい、ということが書かれているので購入を躊躇してしまいました。

ほつれ止め

ほつれ止めについては、次のような商品もあります。
レースのほつれ状態によっては、こういう商品も結構使えるかもしれません。

こういうアイテムが無い場合のほつれ止めとしては、端をライターで焙る方法があるようですが、ライターが苦手な私には無理なので、ほつれ止めを本気でやりたいなら、こういうアイテムを購入すべきかも、と考えています(。-∀-)

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レースカーテン補修で100均グッズを使った結果

そして、我が家では上記の補修便利グッズを使うのを迷った末に止め、似たような布を探して糸と針で細かく縫う方向で考えました。

というのも、上記の補修グッズに大きな期待を寄せて大型手芸店に行って購入しようとしたのですが、ベテランっぽい店員さんに念のため使えるかを尋ねたところ、「どれも難しいですよ。こういうのを使うと生地が分厚くなって目立ってしまうので。むしろ、自分で糸で縫うのが一番まともに出来ます!」ときっぱり言われてしまったからです。

仕方がないのでレースカーテンに似ている布が無いかと探したのですが、手芸店では見つからず迷い、100均の小さなレースを使ってみよう、という結論になりました。

ダイソーで購入したのは長さ1.5m、幅約3cmのレーステープです。

端の部分はヒラヒラしているのですが、真ん中は下のように地味なレース生地なので、これを足りない部分に補って糸で縫おうという作戦です。

本当なら、糸で全てレースのように編んでいくのが良い方法かと思ったのですが、そこまでのテクニックがないので、ひたすら「誤魔化す」ことに注力しようと思っていました。

幅が狭い部分は多少詰まっても良い、と糸でそのまま縫い付けてしまい(下の写真中央下の部分)、

穴が大きい箇所はレーステープを継いで、周囲と縫い合わせました。

継ぎ接ぎがハッキリ分かってしまうため、少しだけ補修した箇所を模様になるよう糸を絡めてみました(下の画像)。

もう一ヶ所の大きい裂け目については、まず綻びていた箇所を

思い切ってハサミで切りました。

次に、レーステープを使って縫い合わせていきます。

途中、継ぎ接ぎした箇所の模様を考えて挑戦したのですが、意外と面積が広くて面倒臭くなり断念しました。

最終的には破れた2ヶ所は以下のようになりました。

で、カーテンを掛けたところ。

補修した2ヶ所のうち1ヶ所はカーテンのヒダの途中で隠れるため、見えない位置になります。でも、もう1ヶ所は大きいため結構目立つのですよね。まあ、お客様が来る部屋ではないので問題ないのですが、それでもちょっと恥ずかしいと感じたので、蛇足になるかという心配もありましたが、レースリボンを可愛く付けてみました。

取付したのはレーステープの残りの部分(端を活かしました)です。

結構可愛い感じに仕上がりました。

さいごに

今回あれこれ探した末に、似ているレース生地を縫い付ける方法を選びましたが、素人には難易度が高いと痛感しました。

結局、縫った跡が目立って気になったのでレース飾りを付けて跡を隠したのですが、こんなことなら、最初からレースのアップリケを取り付けて「飾り」にする方が楽だったと思います。
ちなみに、レース飾りは手芸屋さんで探しても良いのですが、Amazonでも次のような細長いレースがありますよ。

もっと手間暇かければ素人でも美しい仕上がりになるのかもしれませんが、短気な私にはこれが精一杯でした。
今回の記事が参考になれば幸いです。

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