ご霊前中袋なしで良いの?書き方で住所金額は?お金の入れ方は?

公開日:  最終更新日:2016/09/07

ご霊前の袋は通常中袋がついていますが、時々中袋なしも売られています。
その場合はそのまま使って良いのでしょうか。
また、その場合の書き方で住所や金額はどうするのでしょうか。
今回は、中袋なしの場合の香典の書き方やお金の入れ方などをお話しします。

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ご霊前 中袋なしでも良いの?理由はあるの?

中袋なしには理由があった!

市販の多くの不祝儀袋には中袋がついていますし
殆どの人が中袋を使うものと思っていますが、
実は地域によっては中袋を使わないこともあります。
これは、中袋を使うと袋が二重なので、不幸が重なることになり
縁起が良くないという理由があるからです。

この考え方の場合で中袋がある香典袋を買ったケースでは、
中袋を使わず(捨てて)、外袋だけを使用します。

中袋なしの場合、受付担当者はどう思うの?

中袋なしの方が葬儀の受付担当者が楽になる、という見解もあれば、
逆に手間がかかって困る、という見解もあるようです。

葬儀の受付では、香典を受け取った後に袋を開けて次のような作業を行います。

・記載金額と実際の金額に間違いがないかを確認する
・芳名録と香典を照合する
・香典の住所、氏名、金額を記録し集計する

香典袋には氏名・住所・金額を記載することになっています。
殆どの人が中袋ありの場合でも、外袋と中袋の両方に氏名や住所、金額を書いていますが、
時々、中袋だけに書いたり、外袋だけに書くというケースがあったりするのです。

そして、こういう状態を知らずに受付後の事務作業を行った場合で
外袋と中袋をバラして集計すると、
「全てが中袋ありで揃っていないから、中袋なしをどう処理したらいいのか分からない」
と戸惑う人もいたり、「中袋がなくて手間が1つ省けて良かった」と感じる人もいます。
(こういうのは事務作業のやり方次第で感じ方は複数あるものです。)

そもそもマナーは故人や遺族に対して配慮すべきものであり、
受付担当者に対するものではありません。

中袋の有無によって受付の手間がかかるかの問題は
人それぞれ感じ方が異なるので考慮しなくて良いでしょう。

それよりも、氏名や住所、金額がパッと見て分かるよう丁寧に書くことを優先すべきです。
もちろん、中袋ありの場合は外袋と中袋の両方に氏名、住所、金額を記入しておきましょう。

多くのマナー本を読むと、中袋ありが当然のように書かれているので、
「中袋なしはマナー違反ではないか」という見解もありますが、
日本人の昔からの考え方で「不幸が重なる」のを避けるという風習もあるため、
地域によっては正しいマナーなのです。
また、中袋がない場合は半紙で包むのが好ましい、という考え方もあります。

いずれにせよ、実際の葬儀で中袋の有無を気にするのは受付担当者だけで
喪主が受付担当者から受け取るのは、香典総額と記録と、ばらした香典の袋というケースが多いです。

ただ、地域や家の風習によっては喪主に近い親族が受付を行ったり、受付では一切開封せず
後で喪主が開封するというケースもあるようです。
地域によって受付を誰が行うか、中袋をどう考えるかは様々ですが、
地域の慣習に従うことと、受け取る人がパッと見て分かることとに気をつけ
文字を丁寧に、気持ちを込めて書くことが大切でしょう。

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御霊前の書き方で住所は 中袋なしの場合

中袋なしの場合の記入方法については次のようにします。

【表側】

(1)水引きの上に「御霊前」「御香典」「御仏前」などを書きます。

一般的には、御霊前が多いのですが、真宗では御仏前を使います。
(御霊前はキリスト教でも使えます。ただ、袋に蓮の花が印刷されている袋は不可です。)

■香典袋に御霊前、御香典、御仏前のどれにすべきか迷う場合はこちらをご確認ください。
御香典と御霊前と御仏前の違いは?四十九日法要は何を使う?

(2)水引きの下に差出人氏名をフルネームで書きます。(御霊前等よりも少し文字を小さめに。)
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【裏側】

下段に縦書きで差出人住所と金額を書きます。
(市販袋に横書きの補助線や記入欄があれば、それに従って横書きにします。)
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・縦書きの場合は、金額や住所の番地などは漢数字で書きましょう。
(改ざんを防ぐために、旧漢字で「金参阡円」「金伍阡円」「金壱萬円」「金参萬円」のように書くのが正式な方法です。)
・横書きの場合は、算用数字で「¥3000円」「¥5000円」「金5000円」でも大丈夫でしょう。
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また、故人との関係を書く欄があったら、遺族が見て分かるように「親族」「町内会」「●●●株式会社勤務」などと書きましょう。

御霊前 中袋なしの場合のお金の入れ方は?

お金の入れ方のルールは以下の通りです。

・新札を避ける(新札の場合は四つ折にして折り目をつけてから揃えて入れる)
・紙幣は裏向きにする
・顔を袋の下にする
(金額が上になる)
(弔事では「悲しみのため顔を見せない」というのが覚えやすいです。)
IMG_7853
新札ではいけませんが、お金はお供えするものですし、
あまりにも皺が多いヨレヨレのお札は故人に失礼なので
新札を四つ折する程度のきれいなお札を用意したほうが良いでしょう。


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まとめ

御霊前の中袋はないのが正式な方法と考える地域もあれば、
中袋があるのが正式と考える地域もあり、人によっても異なります。
ですので、どちらが絶対に正しいというものでなく、
その地域の風習に従うのが良いでしょう。

いずれにせよ香典袋に自分の氏名や住所、金額を記入する際は
人がパッと見て分かるように、心を込めることが大切です。

葬儀や法要のことで分からないことがあったら他にも記事があるのでご覧ください。
葬儀法要等で恥をかかないための知識集~目次

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Comment

  1. とおり より:

    家の地域では以前香典泥棒が居たり会計が間違ったりしたことがあり、
    大きな所は銀行が入り、個人は喪主やその家族で香典を計算しました。
    その為、二重袋や折り目、香典に書かれている文字など
    故人への思い入れなど感じながら1通1通大切に開封しました。

    • ゆきえ より:

      とおり様

      コメントありがとうございます。
      香典泥棒は未遂で遭遇したことはありますが、喪主や遺族が香典計算するというのは初めて聞きました。
      確かに他人に任せるのも余程の信頼関係がないと難しいですし、自分で出来れば一番安全ですよね。
      (私の住んでいる地域では親しい友人や近所、会社関係の人に受付を任せるケースが殆どで、
      遺族では従妹程度等の遠い親族しかありませんでした。)

      確かに喪主が香典を確認するとなると、1つ1つを手に取って様々なことを心で感じるものですよね。
      気付かなかった点について頂いたコメントを参考に記事を修正させていただきました。
      とても勉強になり感謝しております。

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