蜘蛛を夜殺すのは駄目なの?毒の有無の見分け方や退治方法は?

公開日:  最終更新日:2017/07/08

先日家で10cm近い巨大な蜘蛛が出ました(足の長さを含んだ大きさです)。
子供が発見して大騒ぎになり、「退治して!」と言われたのですが、蜘蛛は益虫だから殺してはいけないと言いますし、「蜘蛛を夜殺すのはいけない」「朝の蜘蛛を殺すのがいけない」等の昔からの言い伝えもあるので、蜘蛛を殺すことには罪悪感があるのです。

こんな場合、どうしたら良いでしょうか。
今回は、蜘蛛にまつわる言い伝えや、毒蜘蛛の見分け方や、罪悪感を感じる場合の退治についてお話しします。

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蜘蛛を夜殺すのは駄目なの?

蜘蛛にまつわる言い伝えは様々ありますし、地域によっても言うことが逆のこともあります。

(1)朝の蜘蛛は来客がある前兆とする言い伝え
「朝蜘蛛が下がれば客がくる」

(2)夜殺すのがOKの言い伝え
「朝の蜘蛛は福が来る、夜の蜘蛛は盗人が来る」
「朝の蜘蛛は敵でも逃がせ、夜の蜘蛛は親でも殺せ 」
「朝の蜘蛛は金運が上がる夜の蜘蛛は盗難にあう」

(3)夜の蜘蛛が縁起が良いという言い伝え
鹿児島では蜘蛛を「コブ」とも云うことから、夜のコブは「ヨロコブ」で縁起が良いという解釈です。

どちらかというと、朝の蜘蛛のほうが縁起が良く、夜の蜘蛛は縁起が悪く殺すという言い伝えが多いのですが、朝と夜の違いについて科学的な根拠はないようです。
ただ、殺すか否かの問題については、蜘蛛が他のダニやゴキブリ等の害虫を食べてくれる益虫なので、できれば殺さないでおくほうが良さそうです。

蜘蛛の毒の有無は見分け方があるの?

日本には毒グモはいないかと思い込んでいたのですが、実際には、
「ほとんどの蜘蛛は虫を殺す目的の毒を持っているが、その強さは人間が咬まれた場合に影響がない程度」
であり、人間を殺すほど強い毒性のある蜘蛛はごく僅かです。
毒蜘蛛かどうかの見分け方はなく、その都度覚えるしかないそうですが、日本で確認されている毒蜘蛛は、現在オーストラリア原産のセアカコケグモやハイイロゴケグモくらいです。
セアカゴケグモについては2013年頃から咬まれた人がいるというニュースがあり、現在では35もの都府県で発生が確認されており各市町村の保健所等が注意喚起を促しています。

セアカゴケグモ(毒グモ)

seakagokegumo
(著作権者:Fir0002 ライセンス:CC BY-SA3.0 wikipedia

セアカゴケグモはメスだけ毒があり、体長約0.7~1.0cm程度で体全体は黒色ですが、腹部背面と腹面に赤色の模様があるのが特徴です。
ちなみにオスの体長は0.4~0.5cmで腹部の背面は灰白色であり、簡単に雌雄の区別が可能です。

この蜘蛛に咬まれた場合、痛み、かゆみの他に発熱やリンパ節の腫れが出ます。
数時間から数日で症状が治まることが多いのですが、場合により頭痛や筋肉痛、力が入らない、眠れない等の症状が暫く続く可能性もあり、十分注意が必要です。

ですので、見つけても素手で捕まえようとしたり触ったりしないようにしましょう。
また、見つけた場合には保健所へ届け出が必要です。

ちなみに蜘蛛は肉食性の陸上節足動物の一種ですが、いわゆる「昆虫」とは異なります。
昆虫は脚の数が6本ですが、蜘蛛は8本ですし、昆虫にある「頭部と胸部の境界」ははっきりしていませんし、触角もありません。


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アシダカグモ(毒の心配はない)

ちなみに、よく家の中で見かける蜘蛛ですごく大きなものといえば、アシダカグモです。
今回我が家で発見したのもこの蜘蛛でした。

(著作権者:photolibrary
メスの体長は2~3cm、オスの体長は1~2.5cm程度で脚まで入れた長さは10~13cmにもなります。
国内では最大級の大きさの蜘蛛で、毒の心配はなく、家の中に隠れて住んでおり、夜行性でゴキブリなどを捕らえて食べてくれる益虫です。

そして、蜘蛛は人間のような体の大きい生き物に対して攻撃的になることは殆どなく、近寄ると必死に逃げようとします。

蜘蛛の退治方法は?罪悪感がある場合はどうする?

アシダカグモがいるということは、ゴキブリがいる証拠です。
ゴキブリがいなかったら家の中で食べるものがなくて困って別の場所に移動するそうですから、できれば、退治するのでなく見逃しておくほうが良いでしょう。

でも、我が子のようにあまりの大きさにビックリして恐怖心を抱くこともありますよね。
そして、1匹だけならともかく、数匹、数十匹もいたら、大人だってパニックになるかもしれません。

ですので、次に退治することを考えましょう。

殺す目的の場合

(1)殺虫剤を使って殺す

これは夫が職場で使っているそうですが、かなり効果が高い反面すぐに無くなってしまうと言っていました。(使い方が激しいのか、中身が少ないのかは不明です。)

(2)風呂用スプレー式洗剤
蜘蛛を殺す目的だけでクモの巣消滅ジェットを買うのは勿体無いですよね。
ですので、私は家にある物を使うことを考えてます。
ゴキブリやアリにも使えますが、動きの素早い蜘蛛の場合でも、スプレー式洗剤ならシュッと一吹きで殺虫剤代わりに使えます。

ですが、アシダカグモはゴキブリを駆除してくれるため、ゴキブリを駆除してからアシダカグモの退治を考えないと、「蜘蛛は退治できたけど、ゴキブリがたくさん出てきて困る」状況に陥ります。

また、ゴキブリがいると、外部からまた別のアシダカグモが侵入して住みついてしまうため、まずはゴキブリ駆除が重要なのです。
当然、侵入経路としての壁やサッシなどの隙間を塞ぐことは重要ですが、完全に塞ぐのは難しいでしょう。

殺すことに罪悪感がある場合

蜘蛛にまつわる言い伝えが迷信と分かっていても殺すことに罪悪感を抱く人もいますよね。
その場合は、次の道具を使うなどして、捕まえて逃がすことを考えましょう。

(1)虫捕り網
アシダカグモはゴキブリを捕まえるのが得意ですから、動きはゴキブリよりも素早いです。
ですので、下手な道具を使うと逃げたり、誤って潰して死んでしまうこともあります。
(私の経験では、うっかり小さい紙コップで捕獲しようとしたら脚を2本踏んでしまい取れて、可哀想なことをしてしまったことがあります。)

虫捕り網は大きいのでサッと捕まえやすいです。
捕まえたら網の中から出難いので、出る前に外に持っていき、放してあげましょう。
もしそこで出てこなければ、暫く網ごと外に置いておけば出ていってしまいます。

(2)牛乳パック
虫捕り網がない場合は、ちょっと小さいのですが牛乳パックを使うのが便利です。
牛乳パックは中がツルツルしているので、もしこれで捕獲できれば蜘蛛が上がってこれなくなります。
その間に外に持っていき、逃がしてあげましょう。


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まとめ

大きい蜘蛛を見ると怖いのですが、ゴキブリを食べてくれる益虫なので、殺すことを考えずにできれば見逃しておきましょう。
どうしても嫌な場合は、風呂用洗剤などでも殺せますが、できれば逃がしてあげたいものですね。
そして、どちらにせよ蜘蛛の前にゴキブリ駆除は必須です。

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