スーツが汗臭いのを消すには?手入れアンモニアとベンジンの使い方は?

生活の知恵

夫が汗かき体質だと、暑い時期のスーツは汗臭い状態が続いて大変ですよね。
働く本人も辛いでしょうけど、帰宅後にスーツをきれいにする自分も大変、と毎日苦労している主婦は少なくないようです。

今回は、レベルに応じた臭いを消す方法や、手入れをアンモニアで行う方法、皮脂汚れなどの油染みをベンジンで落とす方法についてお話しします。

■毎日の基本のメンテナンスについてはこちらの記事をご覧ください。
スーツのクリーニング頻度は?手入れ毎日の作業と皺伸ばし方法は?

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スーツが汗臭いのを消す方法は?

夏の暑い時期は確かに汗をかきやすいし、放置しておくと臭いの原因になり型崩れにも繋がります。
でも、汗をかく都度クリーニングに出してしまうと生地が傷みやすいしお金もかかるため、日々のケアが大切です。

1.蒸気を利用する方法(頻度:毎回)

汗取りで手っ取り早いのは、蒸気を利用することです。
ウールは湿気が抜けるときに臭いが抜ける性質があるため、これを利用します。
汗かき体質の場合は毎晩行うほうがよいでしょう。
次の2つの方法がありますが、(1)のほうが手間がかからず簡単です。

(1)入浴後の浴室で一晩吊るしておく(その後風通しよい場所で陰干しする)
(2)スチームアイロンの蒸気を当てる(生地に直接当てず、1cm程度離すこと)

※汗は裏側にたくさんついているため、(1)(2)両方とも裏にひっくり返して行いましょう。

2.中性洗剤を利用する方法(頻度:時々)

(1)ぬるま湯に中性洗剤を薄く溶かします。

(2)タオルを(1)に浸けて固く絞り、内側の汚れやすい箇所(襟、脇、背中、袖口など)を中心にトントン叩くように拭き掃除します。

(3)きれいなぬるま湯でトントン叩くように洗剤液を拭きとります。

3.消臭スプレー

ブラッシングなどの日々の手入れは当然必要ですし、蒸気による汗取りも大切ですが、汗がひどい場合は消臭スプレーを使う方法もあります。
これはスーツの内側にかけるのがポイントです。
(服の汚れや臭いの原因の殆どは人の汗や皮脂汚れが原因なので、内側につきやすいです。)
スプレー後は、風通しのよい場所で2日程度陰干ししましょう。

ちなみに、消臭スプレーは様々な商品がありますが、我が家の愛用品はこちらです。

【スーツの下に肌着をつけないとどうなる?】

暑い季節に、暑いことを理由に肌着を着ないで直接シャツを着る人がいるようですが、逆にスーツに汗や臭いがつきやすくなり不快感があります。
意外なことに、直接シャツを着るよりも肌着を間に着るほうが快適なのです。
汗は脇の下も多いため、袖なし(ランニング)よりも半袖を選ぶほうが良いでしょう。

また、可能であれば、スボン下(ステテコ)も着たほうが、ズボンの汗もつきにくくなります。
(我が家では夫に却下されましたが・・・。)


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スーツの手入れ アンモニアの使い方

スーツを普段着用する場合は、できればメンテナンスグッズとしてアンモニアを買っておくと便利です。
ここでは、アンモニアによるスーツの手入れ方法についてお話しします。

1.臭いをアンモニアで落とす方法

蒸気や中性洗剤を使う方法でスーツの臭いが取れない場合にアンモニアを使います。
アンモニア原液は刺激臭が強いのですが、使うとすぐに揮発するので臭いが残りません。
※アンモニアを使用する際は換気をしましょう。

(1)洗面器に水を1L入れて、アンモニア小さじ1を入れます。
(2)タオルを(1)に入れて濡らし、きつく絞ります。
(3)タオルで汗のかきやすい部分を叩いて汚れを落とし、その後スーツ全体を叩き汚れを落とします。
(4)ハンガーにかけて風通しのよい場所で吊るしておきます。

2.テカりを消す方法

スーツは古くなるとテカりが出てきます。
特に、肘や膝、襟、お尻など体が頻繁に密着する部分が傷みやすいためテカりが気になってくるのですが、これもアンモニアで消すことができます。

(1)洗面器に水1Lとアンモニア小さじ1を入れます。
(2)濡らした布を(1)に入れて濡らして絞ります。
(3)テカっている部分を(2)の布で軽く拭いて、そのまま当て布としてアイロン掛けします。
(4)丁寧にブラシングします。

※テカりを消すには、アイロンの蒸気を使う方法もあります。
(生地は蒸気が乾く段階で伸び、テカりが緩和されるため。)
軽いものなら、蒸気を当ててブラッシングすることで元に戻ります。
それができない場合にアンモニア水による方法を行いましょう。

スーツの油染みと皮脂汚れ ベンジンの使い方

襟や袖口は汗をかきやすいので汚れやすいのですが、これらの皮脂汚れは油染みなので、ベンジンを使って落とすことができます。

※ベンジンは引火性が強いため火の傍で作業してはいけません。
※スーツが濡れている場合は乾かしてから作業します

(1)柔らかい布にベンジンを染み込ませます。
(2)汚れの気になる箇所をトントンと叩くように拭きます。

これは、油染みを落とすときに使えますが、テカりを消すこともできます。
上記(1)(2)の後にブラッシングをすることで生地が自然な状態に戻ってテカりが消えます。

さいごに

スーツが汗臭い場合は蒸気や中性洗剤による落とし方が基本ですが、それでも駄目な場合はアンモニアで臭いを消したり、皮脂汚れはベンジンで落とす方法があります。

いずれにせよ、放置していくと落としにくくなるので、早めに作業しましょう。
こまめに手入れすればクリーニングに出す回数を減らせるし、その分スーツを長持ちさせることができます。

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