ローストチキンに詰め物した場合の切り方は?残り物リメイク方法は?

レシピ

ローストチキン
先日は、ローストチキン丸鶏の作り方について書きました。
でも、こんな大きい鶏肉はどうやって切り分ければいいのでしょうか。
また、余ったらどうすればいいのでしょうか。

今回は、詰め物をした場合の切り方や、残りチキンのリメイクについてまとめました。

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ローストチキンに詰め物した場合の切り方

ローストチキンは骨がたくさんあるので「切る」よりも、「骨の関節を外す」というイメージになります。
切り分ける際には少々力を入れないと出来ないため、包丁で手を切らないよう気をつけて下さい。
また、焼いた直後はすごく熱くて皮も剥がれやすいため、少し待って冷めてから切りましょう。

各部位の切り分け方・手順

中に詰め物をした場合も、最初は中身を取り出さずにそのまま切り分けて、
お皿に盛り付ける段階でスプーンでピラフなどを取り分けます。

(1)もも肉2ヶ所

もも肉付け根に包丁を入れます。そのまま関節の骨手前までは簡単に外れます。
関節の部分は少々硬いのですが、骨を外すように包丁で切り落とします。

(2)手羽2ヶ所

手羽は、お腹側から手羽元付け根に切り込みを入れて
骨にぶつかるまで包丁を入れていくと関節が見えます。
その関節を包丁で切り落とします。

(3)胸肉2ヶ所

胸肉は、お腹の中心の骨を探して、骨の両脇に包丁で1cm程度切り込みを入れます。
ここで、ささみの部分が見えるのですが、ささみは残して胸肉だけ切り取ります。
Y字になるように首まで包丁を入れながら、手で剥がすようにします。

(4)ささみ

ささみを骨に沿って包丁をいれながら切り分けます。

(5)皮と細かい肉

皮は、ぼんぼち(尻)から背中に沿って剥がしていきます。
最後に、鶏ガラに残っている細かい肉を丁寧に削ぎ落とします。

(6)残りのガラ

最後に残ったガラは、鍋にそのまま入れてグツグツ煮ると美味しいスープが出来ます。
翌日の朝食メニューにしましょう。

皿の盛り付け方

各部位を分ければ、そのままでも食べられますが、家族の皿に盛り付ける時には
見栄え良くしたいですよね。
ですので、フォークだけで食べられる大きさまで、もう少し小さくしましょう。
この時に、中の詰め物も一緒に取り分けます。

もも肉・・・膝関節で半分に切り落とします。
胸肉・・・食べやすくスライスします。

ローストチキンが余ったら?残りチキンのリメイク方法

(1)残りチキンの分類と冷凍保存

我が家は3人家族です。そして鶏肉は、骨があるとはいえ、小さいものでも1.0~1.2kgあります。
当然、余ります。翌日に回しても食べきれない量です。
ですので、当日余ったものは翌日と長期保存用に分けて保存し、
(2)以降の様々な料理に使うことを計画しています。

ローストチキンの分類と冷凍保存
(1)詰め物類は、当日と翌日で全て食べる(2)チキンを細かくして、すぐに使わない分をジップロックに入れて冷凍保存
(3)ガラは大きな鍋でグツグツ煮てスープストックを取り、数個のタッパーに分けて冷凍保存
(骨に残った肉は勿体無いのでこそげ落として、スープの具として使用。)

(2)スープ3種類

(A)シンプルなチキンスープ

(1)で作ったスープストックにたまねぎ、にんじん等を入れて煮て、塩コショウすればシンプルなチキンスープが出来ます。パスタを入れてパスタスープにしても美味しいです。

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(B)ポタージュスープ

(1)で作ったスープストックにたまねぎ、じゃがいも等を入れて煮て柔らかくしてからミキサーで攪拌し、再度温めて塩コショウします。(牛乳を入れても美味しいでしょう。)

(C)七草粥

(1)で作ったスープストックを1月7日まで保存しておき、冷飯と七草セットを入れて煮ます。

(3)チキンと詰め物が余ったら

(A)チキン団子

余ったチキンと詰め物野菜等を細かくみじん切りにして、繋ぎとして片栗粉と牛乳少々を入れて丸めてから表面に片栗粉か小麦粉をまぶして焼きます。
味付けは、チキンと野菜にしっかりついているので不要のはず。
コロコロ団子でも、ハンバーグのようにちょっと大きめサイズでも美味しいでしょう。

(B)ロールキャベツ

通常のロールキャベツと同じようにキャベツを茹でて柔らかくした中に、肉を細かく裂いたチキンやじゃがいも・たまねぎ等の残り物と、細かくちぎったパン、塩コショウして混ぜたものを入れてロールキャベツの形にします。
スープストックで煮て、塩コショウすれば完成。

(4)親子料理~チキンを卵と合わせる

(A)スパニッシュオムレツ(トルティーヤ)

【材料】
卵2個
粉チーズ大さじ3
お好み具材・・・余りチキン、たまねぎ (粗みじん切り)、じゃがいも (1cm角切り)
オリーブ油 大さじ2
塩コショウ

【作り方】.
(1)ボウルに卵を割って、粉チーズ塩コショウ少々して混ぜます。
(2)フライパンにオリーブ油大さじ2を熱して野菜類を透き通るまで炒めます(詰め物の残りを使う場合は火が通っているのできちんと炒めなくて大丈夫です)。
余りチキンを加えて炒め、塩少々を振って全体を混ぜ合わせます。
(3)卵を回しいれてフライパンの底から全体をかき混ぜます。
(4)半熟になった時点で蓋をして弱火。6~7分程度蒸し焼きにします。
(5)ひっくり返して2分程度焼きます。(一旦フライパンの蓋か大皿にオムレツを移してから、ひっくり返しましょう。)

(B)卵とチキンのサンドイッチ

【材料】
卵1個(ゆで卵にする)
余りチキン(胸肉) 約50g(細かく手で裂く)
余りチキンの皮  お好みで
マヨネーズ 大さじ3~4
塩コショウ 少々
サンドイッチ用のパン(食パン、ロールパン、ベーグルなどお好みで)

【作り方】
材料を全て混ぜてパンに塗るだけ!

お好みで、たまねぎやキャベツのみじん切りやキュウリのスライスなどを入れても美味しいです。
調味料は、ハーブソルトやガーリックパウダーを使っても美味しいのですが、元々チキンに味がしっかりついているので塩コショウが不要かもしれません。

(5)その他、子供の大好きな料理に

(A)チキンとポテトのオーブン焼き

マッシュポテトと細かく裂いたチキンを耐熱容器に交互に重ね、チーズをのせてオーブンで焼きます。

(B)グラタン・ドリア・カレー

通常のグラタンやドリア、カレーを作る過程で、具材の1つとして余りチキンを使います。

まとめ

ローストチキンは大皿料理で、切るのも大変、食べきるのも大変ですが、
冷凍保存を上手に利用すればバラエティ豊富なので様々な料理に使えます。
作る前は不安でしょうけど、終わってみると、
「また来年も作りたいなあ」と満足できるでしょう。

■ローストチキンを実際に作り、こちらに成功・反省記録などを書きました。
ローストチキン丸鶏の作り方を実践!詰め物は米で。成功&失敗談

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■ローストチキンの切り方とリメイク結果はこちらです。成功と反省材料てんこ盛りでした。
ローストチキン丸鶏の切り方とリメイクレシピ実践!成功&失敗談

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