栗のゆで方で甘くするには水から入れるの?時間は何分?塩の量は?

料理・お菓子


栗の美味しいゆで方をご存知ですか。

栗はサツマイモ等と違って皮が硬いから、茹でている途中で軟らかさを確認することができません。だから、時には軟らか過ぎたり、逆に硬すぎたり、毎回同じに作れなかったりしますよね。

また、甘くてホクホクした栗を期待していたのに、食べたら全然甘くないこともあります。

こんな時には栗のせいか、自分の腕が悪いのかと悩んでしまいますよね。

今回は、多くの人が迷いやすい以下の3つのポイント、

・水から茹でるのか、お湯から茹でるのか。
・時間は何分がちょうど良いのか。
・塩の量はどの程度入れるべきか。

これらを中心に、甘くて美味しい栗の茹で方についてお話しします。

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栗のゆで方は 水から?お湯から?

栗は水から茹でます。

実は、生の栗は甘くありません。その甘くない栗を加熱する際に、ゆっくり時間をかけることで甘みが出てくるのです。
これは、栗の主成分であるでんぷんを糖に変えるアミラーゼ(酵素)が原因です。アミラーゼは40度から70度くらいが一番活発に活動できるため、出来るだけこの温度を維持すると甘みが増すのです。

ですから、栗を茹でる際に、お湯から入れてしまうと栗の温度が急上昇するため甘さが出ません。水から弱火か中火で時間をかけて沸騰させることが、甘さを出すには必要なのです。

温度をゆっくり上昇させる方法で一番おすすめなのは土鍋を使うことですが、普通のステンレス鍋でも火加減次第で甘い栗になりますよ。ここではステンレス鍋で行う方法についてお話しします。


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栗のゆで方で時間は何分?

茹でる時間は、

・沸騰まで(弱火~中火)→約10分
・沸騰後(弱火) →約40分

合計 約50分かかります。

ただし、沸騰後弱火にしてからの40分間は完全放置するのでなく、数回様子を見てください。
栗は皮が厚いため火の通りが悪く、外側と中心の温度の差がかなり大きくなってしまいます。そこで、栗の外側と中心の温度が均一になるよう、数回にわたって冷水を鍋に入れます(びっくり水)。

栗のゆで方で塩の量はどのくらい入れるの?

塩の量は、水1Lに対して大さじ1弱です。
水から茹で始める時点で塩を入れて、しっかり溶かしておきましょう。

なぜ塩を入れる必要があるの?

栗を茹でる際に塩を入れるのは、アク抜きや、皮を剥きやすくするという理由があります。

そして、栗を茹でた後は、鍋から栗を取り出さずにそのまま冷めるまで放置させるのですが、この時に塩の入ったお湯の中に栗を浸けておくことでアク抜きできて、より美味しくなるのです。また、しっとりとした仕上がりになります。


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栗の茹で方 まとめ

栗の茹で方は以下の通りです。

【事前準備】
栗を茹でる前に半日から1日程度、水に浸します。

【茹でる】
(1) 水を捨てて、鍋に栗を入れます。きれいな水を1Lから2L汲んでおきます。
(2) (1)の鍋に入れた栗が浸かる程度、汲んだ水を加えます。(ここで加えた水の量を確認しておきます。)
(3) 塩を入れてよく混ぜます。塩の量は、水1Lに対して大さじ1弱です。((2)で確認した水の量から塩の量を計算してください。)
(4)弱火から中火で約10分かけて沸騰させます。沸騰後は冷水を入れて、弱火で40分茹でます。また、途中様子を見ながら、栗が踊らないよう数回にわたって冷水を入れます。

【冷ます】
(1)沸騰後40分茹でた後に火を止め、そのままお湯が冷めるまで放置します。
(2)お湯が冷めたら栗を取り出しましょう。

以上、ぜひ甘くてしっとりした美味しい栗をお召し上がりください。

■茹で栗の剥き方はこちらがおすすめです。
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