今回はいちごジャムの作り方を甘さ控えめでご紹介します。
また、ジャム作りにはホーロー鍋を使うレシピが多いのですが、
ステンレス鍋や他の鍋は使えないのでしょうか。
グラニュー糖でなく、砂糖を使っても良いのでしょうか。
これらの道具や材料の疑問についてもお話しします。
いちごジャムの作り方 甘さ控えめ編
いちごは甘みが強いので、糖分はあまり入れないで作っても美味しいです。
今回ご紹介するレシピは糖分が少ないため長期保存できません。
1週間程度で食べ切るようにしましょう。
【材料】
いちご 1パック(約300g)
グラニュー糖 60g
レモン汁 大さじ1
【作り方】
鍋はホーローがおすすめですが、ステンレス鍋でもOKです(詳細は後述)。
グラニュー糖でなく、上白糖でもOKです(詳細は後述)。
(1)いちごのヘタを取って洗い水切りします。
(2)鍋にグラニュー糖とレモン汁をかけて数時間漬けます。
(時間が経つといちごの水分が出てきます。)
(3)火にかける前にいちごの半分くらいをヘラで潰してから中火でグラニュー糖を溶かし、
少し火を強めにしてアクをこまめに取り除きます。
(4)アクが収まってきたらやや強火にして焦げないよう木ベラで底から混ぜながら煮詰めます。
大きな泡が出始め、いちごが透き通って濃い赤色になったらOK、火を止めます。
(冷めると固まるので、もう少しかな、という状態で止めます。
長時間煮ると色が悪くなるのであまり長く煮詰めないようにします。)
イチゴジャムはホーロー鍋でなくステンレス鍋じゃ駄目?
ホーロー鍋を使うレシピが多い理由は2つあります。
(1)素材の酸味は鉄などの金属を溶かしたりジャムに金属臭が移る可能性があるが、
ホーローはガラス質なので溶けなし、臭いも移らない。
(クエン酸の酸味は二酸化鉄に化合しやすく味が不味くなってしまう)
(2)ホーロー鍋は水分が蒸発しにくい(ステンレスは蒸発しやすく焦げ付きやすい)
特に、鉄鍋は表面上はきれいであっても、油やうま味が細かい穴に入っており、
ジャム作りに使用した場合、煮ているときに染み出てジャムに移ってしまいます。
ステンレスなら大丈夫ですが、ホーロー鍋よりも焦げやすいので火加減に注意して作りましょう。
イチゴジャムをグラニュー糖でなく砂糖で作ったら駄目?
グラニュー糖でなく砂糖や三温糖でも作ることは可能です。
ただ、砂糖は砂糖本来のえぐみが出るため、素材の味よりも砂糖の甘さが目立ってしまいます。
その点、グラニュー糖のほうが素材の味を抑えることなく、
甘さは脇役として支えるだけの存在になります。
また、グラニュー糖は仕上がりの色も、素材の色そのままクリアーになりますが、
三温糖だと茶色がかってしまいます。上白糖は白色ですが、
グラニュー糖のほうがきれいな仕上がりになるようです。
ですので、甘さの好きな人には砂糖のジャムも美味しく感じるのですが、
甘さ控えめにしたい場合はグラニュー糖がおすすめです。
さいごに
いちごジャムは家で簡単に出来ます。
春先には安い形のつぶれたものも出回っていますし、
ぜひ作って手作りの美味しさを味わってくださいね。
■いちごジャムの保存期間が気になったときや、レモンがない場合はこちらの記事をご覧ください。
→イチゴジャム砂糖の割合はどう決める?ペクチンのレモン汁代用は?
■果物レシピ目次
→季節の果物でジャムを作ろう!その他果物レシピまとめ
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