栗剥き器なんて買わなくてもコツさえ掴めば包丁だって大丈夫!
・・・と今までは考えていましたが、一度は栗剥き器という便利アイテムを使ってみたいという気持ちもありました。使ってみなければ実際に使い勝手が良いのかどうか、分かりませんものね。
なので、好奇心に負けて、栗剥き器で人気ナンバーワンの、諏訪田製作所の「栗くり坊主」を購入しました。
今回は、栗くり坊主の使い方や、ラインナップ中の「新型栗くり坊主」と「栗くり坊主2」のどちらを選ぶべきか等、我が家で使ってみて初めて気付いたこと等も含めてお話しします。
■栗剥き器を使わずに剥いていた時の記事はこちらです。
→栗の皮剥きで一番簡単な方法は?浸けるのは水お湯?道具は包丁?
■栗の渋皮煮に関する記事はこちらです。
→栗の渋皮煮が固い場合の対処方法は?失敗しない作り方は?
栗剥き器で人気の栗くり坊主を選んだ理由とは?
栗剥き器は、100円ショップの安いものもありますが、1000円以上の栗剥き器もいくつかの会社が製造販売しています。
我が家では、100円ショップ、ダイソーで購入した栗剥き器を使ったことがありますが、あまり刃が鋭くなく、使い続けたところ指が痛くなった経験があります。その他、バターナイフやフルーツナイフ等も使ってみたものの、最終的に包丁で剥くという方法で落ち着いていました。
どちらかというと、包丁などの道具よりも、栗をしっかり水に浸けておくことが大切だというのが、その時点での結論でした。
とはいえ、栗の季節になると栗剥き器の話題が出て気になっていたので、今回試すことにしました。
でも、栗剥き器で検索すると、様々な商品が出てくるのですよね。
でも、レビューを読んでいると諏訪田製作所の栗くり坊主という商品が圧倒的に多くて気になります。
そして、様々なレビューを見ると、使い勝手がとても良いという評判だったことから、ランキング上位にある、栗くり坊主2を購入することにしました。
なぜ栗くり坊主2を購入したかというと、栗むき器を選ぶ際に考えたのが以下の4項目だったのですが、総合的に考えて一番私には合っているだろうという結論に至ったからです。
(1)刃の切れ味
(2)本体の材質
(3)持ちやすさ(グリップが滑りにくいか、握りやすいか)
(4)重量
以下1つずつ、詳しくお話しします。
(1)刃の切れ味
刃の切れ味については、100円ショップの栗むき器(刃がなまくら)で懲りたのですが、鋭い刃でないと使いづらいのですよね。(なので今までは包丁を使うという結論に至っていたのです。)
ちなみに、アマゾンのデビューを見たら、栗くり坊主と貝印、下村工業を使ったという人の書き込みがあったのですが、
・下村工業 フルベジ 栗の皮むき器
この2つの商品は、刃と本体部分に若干隙間があるのか、剥いた栗の皮が挟まることがあるし、一度挟まってしまうと皮を取り除くのが大変だし、注意しないと怪我の可能性もあるので気に入らない。
というような内容があり、気になったのです。
(2)本体の材質
本体は、金属かプラスチックで作られています。金属製の方が頑丈だけど、錆びる可能性があるのですよね。もちろん、刃だけは当然金属なので、プラスチック製であっても錆には気を付けなければなりませんが。
(ステンレスは錆びないと言われているけど、「もらい錆び」という可能性はあるので注意しなければならないのですよね。)
また、材質は以下のポイント(3)と(4)にも関係してきます。
(3)持ちやすさ
持ちやすさについては、
・グリップが滑りにくいか(材質面)
・握りやすいか(デザイン面)
という2つの視点があります。
そして、プラスチック製の場合には表面がツルツルしているものが多いようです。
でも、栗くり坊主についてのレビューを探したところ、
という内容が書かれていたのです。
(4)軽いこと
男性が使う場合は「重い方がパワーがあって使いやすい」という考え方になると思います。
ですが、女性の場合は「重いと使いづらい。やっぱり軽い方が楽よね~。」という考え方の人が多いですよね。(私はこっちの考え方です。)
なので、栗くり坊主2が約60gということで魅力を感じました。
栗くり坊主の使い方は?
さて、私が選んだ栗くり坊主は、以下の商品です。(「栗くり坊主2」です。)
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使い方は、以下のポイントを押さえれば簡単です。
(2)刃は「栗の下の固い部分」から入れていきます。
(3)ギザ刃で鬼皮を押さえながらハンドルを握って、切刃で剥いていきます。
剥き終わりです。
最初はどうやるのかなあ、と試行錯誤しますが、2~3個やっているとコチが掴めてきますよ。
栗1kgで39個あったのですが、約50分で剥けました。
1個あたり約1分17秒かかっています。まあ、鬼皮と渋皮両方を剥くことを考えると、包丁などで剥くよりも圧倒的に早いと思います。
ちょっと渋皮が残っていますが、まあ、いいか・・・。
その後、やっぱり気になったので細かいところも栗くり坊主2の刃の先端で丁寧に切っていきました。以下の状態まできれいにするため、15分間余分に時間がかかりました。最終的に、1個の栗を剥くのに1分40秒かかっています。
ちなみに、1kgの栗の皮を剥いた結果、今回は約570gになりました。
栗くり坊主新型と栗くり坊主2で迷った場合の選び方は?
ところで栗くり坊主には、「新型栗くり坊主」と「栗くり坊主2」があり、どちらを買うべきか迷う人も多いでしょう。
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私が購入した、栗くり坊主2はこちらです。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
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どちらを選べば良いかについては、まずは2つの違いを理解すると選びやすくなりますよ。
新型と栗くり坊主2は、以下の点で大きく異なります。
- 替え刃の有無・・・新型:有、栗くり坊主2:無※1
- 重さの違い ・・・新型:141g、栗くり坊主2:68g
- 材質の違い ・・・新型:金属(鉄・クロームメッキ)とエラストマー樹脂(←ゴムのこと)、
栗くり坊主2:プラスチック(ABS樹脂) - 水洗いについて・・・新型:不向き※2、栗くり坊主2:水洗い可能
- 食洗機対応 ・・・新型:不可、栗くり坊主2:可能
※1 刃の切れ味が悪くなった場合、新型の場合はドライバーで刃の交換が可能ですが、栗くり坊主2の場合は買い替えしなければなりません。
※2 新型の場合、本体が金属のため水洗いすると内側が錆びやすくて、錆びると動きが悪くなるという短所があります。なので、布を湿らせて拭き取る程度にしておくのが良いのだそうです。(この時刃に触れて怪我しないように注意してください。)
どちらの場合も、栗のシーズンが終わったら1年間使わないでしょうし、その際に刃の部分を食用油で拭き取ってから保管しておくのがおすすめです。
さいごに
栗くり坊主2を使ってみて感じたのは、やはり栗剥き器は便利なんだなあということです。包丁で切るよりも遥かに安全だし、早く剥けることに感動しました。2千円という金額は高いからと躊躇していたけれど、やはり人気商品だけあって栗剥きするなら必需品だと感じてます。
ただ、選ぶにあたって軽さとメンテナンスのことを重視して栗くり坊主2を選んだものの、握りやすさを考えれば新型栗くり坊主の方が良かったのではないか、という気もしています。
というのも、栗くり坊主2を使い始めて10個くらい剥いた段階で、既に親指内側の皮が剥けていたのです・・・。指の同じ部分が当たって痛くなりマメが出来て、いつの間にか潰れたようです。
その後は痛い箇所を少しずらして皮むきしていきましたが、新型栗くり坊主の方がグリップがエラストマー樹脂を使っているので(弾力性のあるゴムです)握りやすく操作しやすいのだそうです。
とはいえ、新型の場合は金属製なので錆びやすく、水洗い推奨でないためメンテナンスが難しいという悩みが出てくるので、何を重視するかで新型か栗くり坊主2を選ぶことになるでしょう。
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