乳歯のグラグラいつ抜ける?抜くのが怖い子供におすすめは?

健康のはなし

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幼稚園から小学生入学頃になると子供の乳歯が抜け替わります。
ほとんどの子供が、グラグラする歯がいつ抜けるのか気にして指で触っていたら抜けちゃった、
となるのですが、 「抜くのが怖い」と不安に陥る子供も時々います。

こんな場合、どうしたら良いのでしょうか。
我が子は小学3年生ですが不安の塊のような子で数ヶ月前までこの不安が酷かったのですが、
色々な過程を経てようやく恐怖感がなくなりました。

今回は、乳歯の抜ける時期や怖いと感じる子供対策に、おすすめの乳歯の入れ物等をお話しします。

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乳歯のグラグラはいつ抜けるのか?

乳歯はグラグラが始まっても直ぐに抜けません。
抜けるまでの時間はかなりかかります。
抜けるのが怖いという子は、グラグラが始まると「すぐに抜けてしまうのでは?」と錯覚して、
抜けるまでの数ヶ月間恐怖が続きます。
極端かもしれませんが、我が子の場合は毎日言い続けてました。

そして、見えない永久歯の状態によって抜ける時期は異なりますが、我が子の経験では、
早くて2~3ヶ月、遅いものは1年半以上グラグラが続いてから抜けました。

ですので、怖がる子供に対しては、
「グラグラが始まっても直ぐに抜ける物ではない」
ということは理解させたほうが良いです。

乳歯の見た目は小さいのですが、本来は根っこが深くてしっかりしています。
グラグラしている期間に少しずつ永久歯が生える準備をするのと同時に
乳歯の歯根が溶けて徐々に歯が小さくなり、グラグラする幅が大きくなり抜け替わるのです。

永久歯は、乳歯が残っている場所を正しい場所と認識して生えてくるので
早く抜いてしまうと歯根が折れて残ってしまうことも頻繁にあります。
また、抜歯する時に歯ぐきが傷つくこともあります。

子供の不安は別として、お母さんとしては
「乳歯がいつまでも残っていたら歯並びが悪くなるのでは?」
と心配するかもしれませんが、本来は時期がくれば自然に抜け落ちるものですから、
何事もなければ抜けるのを待ちましょう。

歯並びについては乳歯の抜ける時期の問題よりも顎の大きさに対して
永久歯が入るスペースがあるかという問題のほうが大きいです。

永久歯の生える時期は?

永久歯は親知らずを含めると32本ありますが、抜け替わる乳歯は20本です。
抜け替わる時期は中央から始まりますが、次の表のように時期がずれています。
[table id=3 /] 主に幼稚園から小学校卒業くらいで抜け替わる子供が多いのですが、
子供の成長は1人1人違うため、ゆっくり抜け替わる子もいます。
周囲の子供が早いけどウチの子は・・・とあまり気にしなくて良いと思いますが、
心配だったら一度歯科のレントゲン撮影で確認したほうが良いかもしれません。

乳歯を早く抜いたほうが良いケースとは?

本来は自然に抜けるのを待つべきですが、次の場合は早めに歯科医に相談したほうが良いです。

(1)乳歯が抜けていないのに永久歯がもう出てきている場合
そのまま抜けずに放置しておくと、永久歯が斜めに生えてしまうケースや、
重なって生えた場合にその部分の歯磨きができずに永久歯が虫歯になるケースが多いです。
永久歯は生えてから2年位は弱く虫歯になりやすいため、特に注意が必要なのです。

(2)乳歯がひどい虫歯の場合
乳歯がひどい虫歯の場合、永久歯にも影響が出る可能性もあるので、状態によっては
早めに抜くほうが良いケースもあります。

乳歯の抜くのが怖い子供へ試みた方法

心配性の子供だと、毎日グラグラが気になって軟らかい食べ物しか食べなくなることもあります。
ここで、乳歯の抜き方について試してみました。

(1)グラグラ乳歯を自分で抜く方法

私の場合は怖がりでなかったので、子供の頃はグラグラした段階で指でいじったり舌でいじったりするうちに自然に抜けたものですが、これを我が子に試したところ怖がって出来ませんでした。
この方法が一番自然な方法なので出来れば良かったのですが、不安な子供は駄目なようです。

(2)糸で抜歯する方法

我が子の場合、自分で触ろうとしないため、半年間抜けないのは当たり前状態です。
糸一本で繋がっているような状態だった時に糸をぐるっと巻いて抜歯しようと試みましたが
これも糸を口に入れる段階で怖がって拒否されました。
糸を使う方法は昔はよくありましたが、本当に糸一本程度で繋がっているような状態なら
問題ないでしょうけど、危険なのであまりおすすめされていないようです。

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(3)わざと硬い物を食べる

ソフトキャンディやキャラメル、煎餅などの硬い物、粘着力のあるものがおすすめです。
普通の子供は気にしないので、キャラメルを食べて取れちゃったというケースがあるのですが、
不安な子供の場合、こういう物を食べると抜けるのでは?という予測が立てられてしまうようで
我が子はグラグラしている間は一切硬い食べ物を食べませんでした。

(4)歯科で抜いてもらう

我が子は歯科で口の中にミラーが入るのさえ怖がるため、 月1回トレーニング通院しています。
1年通い続けて歯科医や歯科衛生士に慣れた結果、今では虫歯の簡単な治療まで
出来るようになりましたが、未だに抜歯は出来ません。
これも、歯科医が時間をかけて説得しようと試みたり無理矢理やろうともしたのですが
麻酔の注射も拒否したので1時間かけても出来ずに終わりました。

我が家の場合ですが、不安が強い子供には正攻法で抜歯する方法は難しい、という結論です。

怖がりな子供対策に乳歯の入れ物を

怖がりの子供に抜歯をさせるのは難しいですし「抜けるのは怖くないよ」の言葉も
「焼け石に水」という感じです。仕方ないので思考を転換することにしました。

歯が抜けるのが怖い理由は、我が子の場合、
・抜けるときの痛み
・抜けるときに信頼している人が傍にいないことの不安
・抜けたあと、自分がどうなってしまうのか不安・・・などキリがありません。

不安な子供は、いくつでも不安を作り出すことができるようです。
だから、理由を1つ1つ潰すのも大変なので、
この不安を上回る楽しみが見つかればいい!
と考えたところ、怖がらないためのアイテムとして
「乳歯入れ」というメモリアルグッズが思い浮かびました。

地域によって、国によっての違いはありますが
昔は歯が抜けると「下の歯は屋根の上に、上の歯は縁の下に放る」等の言い伝えがあり、
それに倣って我が子の歯も放っていたのですが
敢えて可愛い容器に形を残すことで「恐怖」を「見る楽しみ」に転じることができるのです。
我が家で選んだのはこちらのタイプ。

他にも桐製の乳歯入れが多数あり、そちらのほうが高級そうで魅力的だったのですが、
我が子は歯に近いこのデザインを一番気に入ってすぐに決めました。
中にシールを貼って、いつ抜けたかを記入できる点も分かりやすくておすすめポイントです。
早速購入してシールを貼ったところ、それ以降2本抜けても大騒ぎしなくなりました。
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右側中央は子供の名前シールです。円シールは抜けた日付を記入できます。
確かにまたグラグラしてきた歯がありますが、抜けたらどうしよう、という不安でなく
「次はどこに入れるのかなあ」
「いつ抜けるのかなあ」
「全部入るのはいつかなあ」
などと楽しみになってきた様子です。

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《乳歯の保存方法は?》

抜けた歯には血や細菌などがついているので、
洗って乾燥させてから保存しましょう。

キッチンハイターを少し薄めてつけておけばきれいになります。

まとめ

乳歯が抜け始めると最初は怖がる子供も多いですが、
よほどの不安症でなければ、慣れたら大丈夫だし楽しみになってくるものです。
どんな子供でも、乳歯入れをメモリアルグッズとして残せば
目に見えることで「楽しみ」になるでしょう。
特に、不安症の子供がいるお母さんには、こういうお楽しみグッズで
不安を楽しみに変えて、子供の成長期を楽しく過ごせるようにしてくださいね。

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