梅ジャムは酸味と甘みが程よくてとても美味しいのですが、
市販品が殆どなく、自家製でしか味わえません。
ですので梅が出回る6月が年に1回のチャンスです。
今回は、おいしい梅ジャムの作り方と保存方法や、電子レンジで手軽に作る方法、
失敗して苦味が多い場合の取り方をお話しします。
おいしい梅ジャムの作り方と保存方法
梅ジャムの材料は単純ですが、作り方では、梅の実1つ1つの種の取り出しが手間なので
これをどうするかによって人それぞれ作り方が異なります。
また、梅は青梅でも黄熟した梅でも作れますが、
青梅の場合はしっかりとアク抜きしないと苦味が気になることがあります。
以上のことを踏まえて我が家で毎年作っている手順を書きました。
【材料】
梅 1kg
砂糖 梅の正味70~80%(種を除いた後)
【作り方】
(1)梅を洗ってヘタを取ります。
(2)大きい鍋にたっぷりの水と梅を入れて、弱火で茹でて2~3回茹でこぼします。
(黄熟した梅の場合は沸騰させ過ぎると果肉が流れ出てしまうため、
60度くらいのままアクが出たら茹でこぼしを2~3回します。)
(3)梅に竹串を刺してスーッと通ったら茹で終わりにして、ザルに上げます。
(4)種を取り除いて包丁で皮ごと細かく刻みます。
滑らかにしたい場合はフードプロセッサーを使うか裏ごしをします。
この時の量が正味重量となるので、砂糖を計量します。
今回は1パック(約1kg)で正味重量480.5gでした。
(5)鍋に(4)と砂糖の1/4を入れて弱火で約5分煮て、
その後も5分毎に残りの砂糖を1/4ずつ入れて混ぜながら煮詰めます。
(6)洗って煮沸消毒した瓶にジャムを入れてふたをします。
梅ジャムの保存方法
長期保存する場合は、梅ジャムを入れた瓶を湯煎で暫く煮てから
ふたをしっかり閉めて逆さまにして冷まします。
砂糖をしっかり使ったジャムは未開封状態で冷暗所に置く場合は1年間大丈夫ですが、
心配な場合は冷蔵庫で保存しましょう。
いったん手をつけた瓶は雑菌が入ってカビやすいため、早めに食べましょう。
砂糖を減らして作る場合は、長期保存には向きませんが、
ジップロックに入れて空気を抜いて冷凍庫保存すれば長間保存も可能です。
梅ジャムの作り方 電子レンジ編
大量に作る場合はやはり鍋の方がおすすめですが、
少量の場合は電子レンジのほうがお手軽で簡単です。
ただし、電子レンジで加熱する場合は吹き零れることが多いため、
大きくて高さのある物を用意して、吹き零れないように注意しましょう。
【材料】
梅 500g(種つきで計量)
砂糖 150g
【作り方】
(1)梅を洗って数時間水に漬けておきます(アク抜き)。
(2)水気を取り、ヘタを取り除いてから皮にフォークか竹串などで穴を開けます。
(3)耐熱ボウルに梅を入れて電子レンジ600wで4分程度加熱します。
アクが出てきたらスプーンで取り除きましょう。
(4)砂糖を混ぜてから電子レンジで3分程度加熱します。
ここでも、アクが出てきたらスプーンで取り除きましょう。
(5)スプーンや箸で種を取り除いて、煮沸消毒した瓶に入れます。
完成した梅ジャムの苦味の取り方は?
アク抜きをしっかりやったのに完成したジャムが苦い・・・orz
ということがあるかもしれません。
この場合、完成した梅ジャムに、ジャムと同じ量の水を入れて
再度弱火で煮詰めてみましょう。
この段階でも、泡のようなアクが出てくるので、
これを丁寧に取り除いていけば苦味が少なくなります。
さいごに
梅ジャムはアク抜きをしっかりすれば美味しくできます。
ぜひ、自家製ジャムを作って食べてくださいね。
■梅を使ったレシピは他にも色々あります。
→梅干しの作り方簡単な方法と土用干しのやり方 カビ対処方法は?
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