シャツの襟 破れ ほつれは自分で修理できる!袖口もできる?

手作り

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お気に入りのシャツの襟が破れてしまった場合やほつれてしまった場合、
諦めて捨てていませんか。
実は、シャツの襟は自分で修理できるし袖口が破れた場合も大丈夫です。

今では安い物を買って数年間で捨ててしまう人も多いでしょうけど、
昔は良い物を買って大事に使い続けたものです。
ブランド物のシャツはこの方法で20年以上使い続けることも可能です。
今回は、シャツの襟の修理方法などをご紹介します。

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シャツの襟の破れ ほつれを自分で修理しよう!

襟の折れ線部分は擦れて傷みやすい部分で真っ先に破れるものですが、修理方法は次の方法があります。

(1)破れた襟は諦めて、台襟部分だけ残してスタンドカラーデザインにする
(2)破れた襟を裏返して付け直す。
(3)破れた前襟だけ別の白無地などに替えて、裏襟を表にして縫い合わせる。
(別布は裏側で見えないためデザイン上問題ありません。)
(4)台襟の下から外して表裏返して付け直す。
(この場合、ボタンホールが逆向きになるので作り直す必要があります。)

スタンドカラーの場合は好みの問題があり(3)と(4)はちょっと手間がかかるため、一番無難なのが(2)でしょう。
今回は、夫が10年以上着たシャツの襟が擦り切れたため、(2)の方法で修理しました。

襟の修理方法

(1)破れた襟を取り外します。
(高級なシャツの場合縫い目が非常にしっかりしているので、布を破かないように丁寧に作業しましょう。)
この時、襟の縫い始まりと縫い終わり部分がどこか分かるよう、待ち針などで印をつけておきます。
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(2)破れた襟の修理をします。
本当は、補修布があれば良かったのですが、無かったのでありあわせの布を使いました。

ⅰ)破れた布部分を合わせて2mm内側を縫ってしまいます。
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ⅱ)このままだと布が足りなくなるので、別の布を縫い足します。
(今回薄ピンクの布を使用。大部分隠れるので、これでもいいかと判断。)
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ⅲ)いったんアイロン掛けしてきれいに整えます。
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(3)裏返して台襟に縫い付けます。
(1)で印をつけた待ち針部分に襟の端を合わせ、しつけ縫いをしっかりやってから縫いましょう。
私の場合、裏と表でずれてしまうことがあるので、最初に表部分と襟を合わせてしつけ縫いしています。
最初に表側をしつけ縫いするのは、襟にほどいたミシンの縫い目が残っているので、そこに合わせてしつけ縫いすれば、位置の間違いを防げるからです。
次に裏側(隠れる方)と「襟がついた表側」をしつけ縫いしますが、襟がついた表側に、今縫ったしつけ糸が見えているので、その位置に合わせて裏側をつけると正確な位置で縫うことができます。
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この方法だと、下の写真のように少し縫い足した布が見えてしまいますが、襟を折ると隠れるので問題ないと考えています。
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下の写真が修繕後のシャツです。
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ほつれは市販の補修布を使う方法できれいに修理できる!

アイロンで接着できる補修布があると、上のように別布が見えることなくきれいに仕上がります。
(一度きれいに接着できれば水洗いしても問題ありません。)

補修布はこちらです。
   ↓

これを使って襟を修繕する場合は、上記方法の(2)で別布を使うかわりに補修布を使います。

【補修布の使い方】

(1)破れたシャツの襟を丁寧にアイロンがけして穴が塞がるようにして、広がってしまった生地を可能な限り元通りの位置に戻します。
(2)補修布を破れた箇所より少し大きめに切って、当て布をしてアイロンで接着します。
(補修布は切るときに角ができると剥がれやすくなるので、できるだけ丸みを帯びた形に切ります。
また、アイロンが冷めて接着剤がきちんと固まるまで触らないほうが接着面が安定するので、しばらく放置したほうが良いです。)

シャツの袖口を修理する方法は?

袖口も襟と同じように擦れやすく傷みやすいのですが、襟と同じように修理することができます。袖丈が少し短くなりますが、擦れた端の部分のミシン糸を丁寧にほどいて、5mm程度内側に折り込んで縫います。

ただ、カフス部分が短くなるのが嫌な場合は、襟とセットで別布に付け替えてしまうという方法もあります。
同じ素材の生地はなかなか入手しづらいですし、たとえあったとしても新しいのと古いもので見た感じが違ってしまうので全く別の布を使う方が良いでしょう。
襟や袖が使えなくなって諦めたワイシャツの身頃を使って、取り外した襟や袖口と同じになるように縫って取り付けましょう。
身頃がストライプやチェック柄で、襟と袖が白無地のワイシャツにすると結構おしゃれな感じになるのでおすすめです。

さいごに

我が家の場合、夫が良い物を長く大事に使うタイプだったので、修繕したシャツを見せたところ、大喜びしてくれました。

良いシャツは確かに生地の質も良いですし、縫製が丁寧できちんとしており、安いシャツとは全然違います。
修理してまで使うというのは貧乏性かなあと感じることもありますが、襟や袖口は丁寧に修理すればほぼ元通りなので、良い物を大事に使っていくようにしたいものですね。

ちなみに、ミシンがない場合や自分で直すのが苦手な場合は修繕屋さんに相談すれば直せるものが多いので、諦めないで直すことを考えてみましょう。

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コメント

  1. うちやま より:

    ありがとうございました!
    大事にしていたシャツの襟が破れてきてたので助かりました。
    やってみます!

    • ゆきえ より:

      うちやまさん

      コメントありがとうございます。
      お役に立てて良かったです。
      ぜひ、襟を直してシャツを大事に使って下さいね!

  2. うちやま より:

    その後、問題なく順調に着られています。
    アメリカでアーミッシュの人のつくろった服や、イギリスでB&Bのつくろったシーツを見て、なんか豊かだなと感じました。
    私のシャツは、袖をまだ直していないですし、
    >修理してまで使うのは貧乏性かなあと感じる
    というのは私も思いますが、一方でそれを楽しめるのは豊かさかなと思っています。新しいシャツが買えない訳じゃないですし。というか、たとえ買えなかったとしても、楽しんで修理できる豊かさを楽しみたいと思います。
    物を大事になさるご主人、素敵だと思います。

    • ゆきえ より:

      うちやまさん

      度々のコメントとご報告をありがとうございます。
      記事が役に立ったようで良かったです。

      >一方でそれを楽しめるのは豊かさかなと思っています。新しいシャツが買えない訳じゃないですし。

      ・・・確かにそうですね!
      今はあまり自分で服を手直しして、なんてやらない人が多いようですが、
      結構こういうのって楽しいのですよね~。
      良い物だからこそ、直したいと思うのだし。
      うちやまさんのお言葉で、すごく前向きになることが出来ました。
      有難うございました(*´ω`*)

  3. 一藁初美 より:

    長年愛用してきた大好きなシャツの襟が擦り切れてどうしようと悩んでいたところです。
    好きなものは長く使いたいですよね。
    ありがとうございました。

    • ゆきえ より:

      一藁初美さま

      こんにちは。
      コメントありがとうございます。

      愛用しているシャツが直せたようで良かったです。
      良い物を長く使うって素敵ですよね。
      ぜひ今後も大事に使ってください。

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