錠剤を飲むのが苦手とか、全く飲めない場合困りますよね。
今回は、錠剤を飲めない人が飲めるようになるための練習方法や、錠剤を2つに割るおすすめの方法、割る場合の効果が問題ないか等を、我が家の経験を元にまとめました。
錠剤が飲めない場合はどうすれば飲めるようになるの?
私も小さい頃に錠剤を飲むのが苦手でしたし、我が子も10歳ですが、未だに錠剤を飲むことができず、医者でもらう処方箋は大抵粉薬にしてもらっています。
我が子も小さい頃にキャンディーを飲み込んで怖い思いをした経験があり、未だに錠剤を飲むのが怖いと言っています。
薬を飲むのが苦手な場合、恐怖心が邪魔をするのですよね。
なので、慣れるしかないとは思いますが、ラムネなどの小さい粒を飲むことから練習してみるのが良いでしょう。
私が小さい頃にはラムネといえば、森永ラムネしかありませんでした。
(昔もあったのかもしれませんが、知りませんでした。)
今は様々な大きさの異なるラムネが手に入るのですが、ミンツ、ピンキー、ラムネ。
この3種類は大きさが異なり、錠剤の練習にちょうど良い大きさです。
これを最初は噛んで確かめ、その後飲まずに飲み込む練習をすると良いですよ。
|
|
薬を飲む練習としては、次のことを意識しながら小さいラムネ粒から始めましょう。
錠剤を飲めない場合の練習方法
(1)水を少し口に含んで、口の中が滑りやすいようにします。
滑りにくい錠剤だと最初に水を含んでおかないと口の中でくっついてしまい、飲み込めなくなります。)
(2)口を開け、舌の真ん中よりも奥の方に錠剤を置きます。
(3)水を多めに口に含み、水で錠剤を包むようにしながら水と一緒にラムネをゴクンと飲み込みます。
ラムネなので失敗して噛んでも苦くありませんし、成功して飲み込んでも普通に消化されるので問題ありません。
この3種類では森永のラムネが一番粒が大きく飲みづらいです。
(特に、薬のように糖でコーティングされていないためザラザラして飲み込みにくいです。)
錠剤を水で飲むのが苦手な場合
薬は本来、水と一緒に飲むべきとされていますが、苦手な人の場合はまずは飲み込めるようになることが大切なので、薬の味を消すためにジュース等にしても大丈夫です。
ただ、飲み合わせがNGな種類もあるため、実際に飲む場合は薬剤師に確認する必要があります。
錠剤を割る方法のおすすめは?
- 錠剤を1粒丸ごと飲むのは大きすぎて無理だけど半分にすれば飲み込める
- 錠剤1粒だと効きすぎるから半分にしたい
というケースもありますよね。
薬を半分に割る方法でおすすめなのは、ピルカッターという道具です。
ピルカッターは複数の会社が作っていますし、ハサミタイプもありますが、ケースの中で割るタイプだと子供にも扱いやすいです。
我が家では病院でサプリメント療法を受けているため子供が毎日サプリメントを飲んでいますが、粒が大きすぎて飲めない場合は半分に切って分けて飲むようにしています。
我が子はまだ9mmの錠剤は大きくて飲めませんが、これをピルカッターで真2つに割るとスムーズに飲めます。
(ちょっと苦いようですが、なんとか我慢して飲んでいます。)
その際に役に立っているのがこちらのピルカッターです。
|
錠剤カッターの使い方
(1)下の「ハ」の字部分に薬を置きます。(蓋の中央に細い刃があり、蓋を閉めることで2つに割れます。)
(2)ケースの蓋を閉めます。
(3)蓋を開けると真二つに割れています。
ただ、両手でしっかり押さえながら蓋を閉めないと、下が不安定になって薬が転がってしまうこともあるので、しっかり両手で押さえながらやることが大切です。
ピルカッターが無い場合の代用品は?
ピルカッターが無い場合は包丁等で割ることもできますが、きれいに真二つに割るのは大変です。
ですが、錠剤の中央に線が入っている場合は手で割ることができます。
この場合、平らな所に錠剤を置いて、親指の爪で力を加えてヒビを入れれば簡単です。
ただ、この方法が難しい場合はスプーンを使って割りましょう。
【割り方】
(1)ティースプーンの膨らんだ側を上に向けてテーブルに置きます。
(2)スプーンの膨らみに錠剤を乗せます。
(3)錠剤の中央線の両側を指で押します。
錠剤を割ると効果は問題ないの?
薬には下記のような種類があります。
・胃酸によって溶けるもの
・胃酸から保護して腸に到達してから溶けるもの、
・糖衣によって苦みを和らげるもの
具体的な名称を挙げるとカプセル、コーティング錠、三層錠、腸溶錠等については、半分に割ったり噛んで飲むと薬の効果が見込めないだけでなく、体へ負担がかかってしまう可能性もあるため、割らずに飲み込む必要があります。
ただ、そのままでどうしても飲めない場合に飲まないのであれば意味はありませんよね。
ですから、処方された薬局で、割っても問題ないか確認しましょう。
また、無理な場合は粉薬に変更してもらう方法もあります。
サプリメントも薬と同様に吸収のタイミングを調整するためにコーティングされている種類もありますが、割っても問題ない種類は薬よりも多いです。
薬の中央に線が入っている場合は割って飲んだり噛んで飲むことが可能です。
ちなみに、中央線は半分に割るための線であり、「割線(かっせん)」といいます。
薬を全て粉にして飲みたい場合は、以下のような薬を粉砕するピルクラッシャーがありますよ。
|
さいごに
錠剤を飲むのが辛い、苦しいという場合、子供の場合は喉が狭いという理由もありますが、恐怖心が邪魔をして喉が狭まる影響が大きいと感じています。
ですから、少しずつ小さいラムネ粒で練習していき、安心感を得ることが大切です。
とはいえ、かなり時間がかかるでしょうし、精神的にも辛いかもしれません。
医者に相談して、錠剤でなく粉薬を処方してもらう方が良いでしょう。
また、割っても問題ない薬の場合は、ピルカッターのような道具を使ってみると楽しく飲めるようになるかもしれません。
我が家の場合は、新しい物が好きなためか、ピルカッターで飲めるようになったサプリメントがいくつかあり、この存在が大きいです。
子供ならではの展開かもしれませんが、もし苦手な場合には打開策の1つになるかもしれないのでお試しください。
コメント