醤油などの工場見学だと、事前予約制という会社が多く、なかなか予約ができないものですが、埼玉県川越市にある、松本醤油さんでは、予約不要で正月の三が日以外はほとんどやっているらしく、問い合わせたら「いつでもお待ちしております」と気さくに答えてくれたため、正月明けに行ってきました。
今回は、TBSテレビの「マツコの知らない世界」でマツコデラックスが絶賛していた、はつかり胡麻醤油ドレッシング等のことも含めてお話しします。
■こちらの醤油工場の近くには、染物体験できる工房があります。夏休みの自由研究にもおすすめです。
→染物体験を埼玉川越で。子供の夏休み自由研究なら一日でできる!
醤油工場見学をしに埼玉川越まで行ってきました
東京に住んでいる私にとっては埼玉県の本川越というと、ちょっと遠いかなあという感じでしたが、西武新宿線で乗り換え無しで行けるし、行ってみるとさほど遠くありませんでした。
そして、電車を降りると、普通の街並みの中に、所々昔風の建物があり、「小江戸」という雰囲気がマッチしているなあと感じました。
そんな中に、今回行った醤油工場、松本醤油さんは建てられていました。
この写真の左側の白い壁の建物が松本醤油さんです。
近づいて壁を見ると・・・木製で歴史を感じさせられますよね~。
建物や看板が、昔ながらの街の雰囲気で、これから見学する醤油工場も昔ながらの機械なんだろうな、と期待させられます♪
建物全体はこちら。
正面には、丸い大きな不思議なものが・・・。
そして、醤油工場見学の看板も立っています。休日は13時、14時、15時ですが、平日は13時のみとなっています。
撮影禁止かどうか確認しそびれてしまい、工場見学中は写真を一切撮影せず。(というか、建物内を見るのに夢中になってしまい、見学終了後に「あ、写真忘れてた・・・」と気がついたのでしたorz
というのも、工場に入ると、建物が素晴らしすぎたし、醤油の匂い、麹の匂いなども濃厚で、何もかも「うわ~、すご~い!」と口に出すくらい、素敵な作り方と濃厚な味だったのです。
建物は木造で築180年ほどですが、高い天井を見上げると太い梁が何本も合わさって丈夫そうだなあと感じたのですが、説明を聞いてみるとなるほど、と。今は歴史的建造物に指定されているそうです。
そして、現代の多くの醤油は数ヶ月程度で製造されているのですが、松本醤油さんの醤油は2年間発酵させるそうです。なので、後で完成前(漉す前)の状態のもの(これが、「醤油もろみ」と呼ばれていた気がしますが、記憶が曖昧です。)を一口食べさせてもらったのですが、非常に濃厚な味と舌触りでした。奥深さが普通のものと全然違うのですよ。
その醤油を熟成させるのが大きな桶(?)ですが、こちらも木製で、180年間ずっと使い続けているもののようです。とにかく、工場全てに歴史の重みが詰まっている、という印象を受けました。
そうそう、小話的なことですが、醤油作りには納豆菌は厳禁だそうで、そのため、昔から「醤油工場で働く人は納豆を食べない」と言うようです。ホンの少しでも納豆菌が体についた状態で醤油工場に入ってしまうと、納豆菌が繁殖して、醤油が納豆臭くなるのだとか。
工場見学で最初から最後まで案内してくれた長身の、ハッピを着ていたダンディーなオジ様が、今思えば社長さんだったのかしら・・・?トークが最初から最後まで魅力的で、人の心を惹きつける、すごく楽しい話し方が印象でした。
醤油工場の見学の最後に、ガラス越しに酒工場を見学して、お店で緑茶を一杯ご馳走になり終了しました。あっという間の20分間でした。
川越の醤油はつかりとは?
醤油の会社なので、いろんな醤油が置いてありました。せっかくなので、何か購入して帰ろうとは思ってたけど、あまりにも種類が多すぎて迷ってしまいます。
迷う人のために、こんな試食コーナーもあるのですが、あれこれ試食してしまうと、全て買いたくなるので誘惑に負けて沢山買ってしまう可能性が高いです(*´Д`)
普通の醤油だけでなく、めんつゆ等も色々あるのですよね。
また、醤油糀のアイスとか(*’▽’)
酒粕のアイスとかもありました(´ω`*)
寒い時期でなかったら即購入していたと思いますorz
で、色々迷いましたが、初めての購入だし、一番お店のメジャー商品らしき「はつかり醤油」を購入。
瓶入り、プラスチック容器入りの2種類があります。量も複数あります。
我が家で購入したのはこちらのプラスチック容器入りのほうです。
しょうゆをお皿に出すと、こんな感じです。見た目じゃ分かりませんよね(^-^;
でも、醤油皿に垂らした瞬間から香ばしい醤油の香りがプーンと漂ってきて、食欲をそそるのです。
で、食べてみたら。。。
すごく美味しかったです。普通の醤油じゃ、こんな香りを楽しめないし、味もハッキリしていないよなー、と感じるくらい濃厚でした。
また、子供がそうめん好きなので、こちらのめんつゆも購入しました。
2倍に薄めるのですが、後でめんつゆも味わいたかったので、もう少し薄めてみました。
そうめんを入れて食べたところ、
すごく美味しかったです。
醤油の酸っぱいような香りと味が、普通のめんつゆよりも若干強いかな、と感じました。
川越醤油 はつかり胡麻ドレッシングはマツコデラックスも大絶賛!
松本醤油さんは結構有名人も見学したり、テレビ等でも取り上げられることが多いそうです。
なかでも、マツコデラックスが松本醤油さんをとっても気に入っていて、TBSの「マツコの知らない世界」ではつかり胡麻ドレッシングを取り上げられたところ、翌朝には行列ができるくらいお客さんが並んだのだとか。
なので、「テレビの影響力ってすごいですね~。でも、テレビで話題になるとすぐに品切れになってしまって大変です。」なんて話も、工場見学中に出てきたのですが、それを聞くと、気になってしまいますよね。なので、見学中に「後で買っていこうかな」と思っていました。
そして、見学終了後に見たのがこちら。
おおっ、マツコデラックスの写真付き!!!
ドレッシングも数種類ありましたが、マツコが取り上げたのが胡麻ドレッシングなので、やっぱりコレにしようと1本購入。
で、実際に食べてみましたが、とにかく、胡麻がたっぷり入っているみたいで味、香りが濃厚です。醤油の味もするけど胡麻の量が多いのか、液体もドロドロで重たい。そして、ドレッシングを逆さにしても、なかなか出てこないのです。
その後、容器を横からギューッと押せばドバドバ出てくることに気付きました(汗)
そして、食べ始めたら、たっぷりかけて、沢山いただきたい、という心境にさせられます。大盛りの茹でサラダが、あっという間に無くなりました。
さいごに
気軽に醤油工場見学ができるし、 昔ながらの建物を楽しめるし、 現代の醤油作りと全然違う、 昔ながらの醤油の製造方法を学ぶこともできる・・・。と考えていくと、工場見学は20分間と短いですが、大人も子供も様々な角度から楽しめることができますよ。
子供の場合は、見学で聞いた話を元に、夏の自由研究にも様々な点からアプローチできそうです。そして、大人の場合には、小江戸川越の観光名所の1つとしても楽しいし、マツコデラックスおすすめだから1度見学してみる、というのも話のネタになるし。
小さい醤油工場だけど、こんなに親しみやすい工場見学というのは初めてで、すごく嬉しかったです。一緒に行った子供も、また見学しに行きたい!と言っているので、また機会があったら見学しにいくつもりです。
行って後悔のない工場見学なので、川越に行く機会があったら是非一度見てみるといいですよ。
ちなみに、ほとんど毎日見学は可能ですが、醤油製造中や加工中で見学できない日もあるそうなので、事前に電話で確認してから行く方が確実です。
→川越 松本醤油
TEL :049-222-0432
所在地:埼玉県川越市仲町10-13
最寄駅:西武新宿線 本川越駅より徒歩10分、東武東上線 川越市駅より徒歩13分
~2018年5月16日追記~
その後、暖かくなったのでアイスが食べたくなり、再度松本醤油さんに行って見学してきました。
(何度行っても飽きません!説明してくださる社長さん?のお話しが面白いのですよ~。)
そして、はつかり醤油糀のジェラートをゲット\(^o^)/
中はこんな感じです。ジェラートなので、食感はちょっとシャリシャリ系かな?
また、はつかり醤油糀も買いました。
はつかり醤油と同様に、2年仕込みなので非常に濃厚なのが特長です。
松本醤油さんの商品はどれも美味しいし、他にはない味なので、ぜひ見学したらどれか買ってみるといいですよ!
コメント