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だるま市とは何かご存知ですか。
東京の調布市にある深大寺では毎年3月初にだるま市が開催されます。
今回は、深大寺だるま市の開催要項や駐車場や混雑、おすすめスポットなどをお話します。
だるま市とは?
だるまは元々、禅宗開祖の達磨大師の坐禅姿をイメージした置物でしたが、
今では宗派を超えた縁起物となり広く親しまれています。
このだるまを販売する市をだるま市といいます。
(正式には、厄除け元三大師(がんざんだいし)大祭。)
関東を中心に元三大師を祭ってあるお寺で、正月に行われるケースが多いです。
なかでも有名なのが、日本三大だるま市として知られている、
深大寺だるま市(東京都調布市)
毘沙門天大祭だるま市(静岡県富士市・毘沙門天妙法寺)
高崎だるま市(群馬県高崎市・少林山達磨寺)
以上の3つです。
【だるまの不思議】
(1)なぜだるまには手足がないの?
→達磨大師が壁に向かって9年間座禅を行い手足が
腐ってしまったという伝説があります。
(2)なぜだるまは赤色が多いの?
→赤い色は火や血を意味し、魔除けの効果があると
信じられてきたからです。
また、紅白の縁起物として白いだるまも作られてきましたし、
昭和以降はそれ以外にも金色、黄色、緑色など
様々なだるまが作られるようになっています。
だるま市深大寺の開催時間や駐車場は?
日本三大だるま市の1つ、深大寺だるま市は江戸時代から続いている市で、
正月でなく毎年3月初に開催されることから「春を呼ぶだるま市」といわれており
近年では10万人以上の来場がある人気の市です。
だるま店、屋台合わせて参道に数百軒並んでおり、
だるまを買い求める人、屋台で食べ物を求める人などで非常に混雑します。
深大寺だるま市について
【開催日】 2015年3月3日(火)、4日(水)
【開催時刻】9時~18時
【開催場所】天台宗別格本山浮岳山昌楽院 深大寺
【所在地】 東京都調布市深大寺元町5-15-1
【URL】 http://www.jindaiji.or.jp/
【最寄り駅】
・京王線・・・調布駅北口、つつじヶ丘駅北口
・中央線・・・吉祥寺駅、三鷹駅
以上4つの駅からバスに乗車。
「深大寺行き」バスで「深大寺」下車の他にも
深大寺周辺を通るバスは行き先、バス停ともに複数あるので
詳細については下記をご確認ください。
交通アクセス:http://www.jindaiji.or.jp/contact/
【楽天旅ノート】深大寺
【当日のスケジュール】
(1)護摩祈願
開始時刻:10時、11時、12時、13時、14時、15時15分、16時
(2)お練り行列
開始時刻:14時
雅楽衆を先頭に僧侶や信徒達が行列で歩きます。
100人以上の規模で、まるで平安絵巻のような優雅な行列です。
(3)元三大師御影供(がんざんだいしみえく)
開始時刻:14時
達磨大師像の掛け軸(御影供)に香、華、灯明などをお供えして
報恩の誠を捧げる天台宗の伝統的な法要です。
比叡山以外では滅多にない法要なのですが、
深大寺では江戸時代から「百味講」として大規模で厳かに執り行われております。
(4)だるま市の目入れ
開催時間:9時~17時
開催場所:大師堂前仮設開眼所
だるまの店で買っただるまを持っていくと、深大寺の僧侶が直々に目入れをしてくれます。
だるまの左目に梵字の「阿」を書き入れるのが独特なのです。
ちなみに、「阿」は「ものごとの始まり」を意味し、
1年後に願いが叶ったら右目に「吽」を入れ感謝の気持ちを込めて寺に納めます。
「吽」は「ものごとの終わり」を意味します。
「阿吽の呼吸」という言葉は、これが語源だといわれています。
ちなみに目入れの金額は明確でなく、皆さん「お気持ち」を渡しているそうです。
だるま市当日の深大寺駐車場
だるま市当日は、周辺道路の混雑や規制があるので車で行くのは難しいでしょう。
境内の駐車場はだるまの店などで一杯になるので当日は使えません。
深大寺通りの交通規制は10時から16時までで、一方通行になります。
(三鷹通り(深大寺東側)からの進入が不可、
武蔵境通り(深大寺西側)から三鷹通り方向のみ通行できます。)
どうしても車で行きたい場合は、周辺にあるタイムズなどの有料駐車場や、
蕎麦屋さんなどの店で食べて駐車させてもらうなどの方法があるようです。
(蕎麦屋さんは複数ありますが、必ず駐車した蕎麦屋さんのところで食べましょうね。)
歩くのに自信のある方なら、神代植物公園に駐車場があります。
深大寺だるま市を楽しんでから植物公園を楽しむという方法もあります。
ただ、かなり距離があるので小さい子供連れの場合は厳しいでしょう。
→神代植物公園第1駐車場(228台)
→神代植物公園第2駐車場(100台)
深大寺周辺の混雑やおすすめスポット
深大寺のだるま市はメインイベントであるお練り行列や
元三大師御影供が14時にあることから午後は大変混雑します。
ですので、空いている時間帯を狙うなら午前中がおすすめです。
だるま市以外にも、深大寺参道には土産物や食べ物の店が多く並んでおり、
名物の深大寺そば、団子、ソフトクリームなどが楽しめます。
また、ゲゲゲの鬼太郎の著者である漫画家水木しげるが近くに住んでいることから
「鬼太郎茶屋」があります。
店の前の木の傍にはゲゲゲの鬼太郎やネズミ男の等身大像があり、
店の1階屋根部分には大きな下駄が置いてあるので必見です。
トイレについて
子供がいると気になるのがトイレ問題ですが、
境内には2箇所トイレがあります。(和式と洋式トイレ両方。)
さいごに
深大寺のだるま市は電車の駅からは不便ですが、
車でも交通規制があり渋滞も考えられます。
なるべく電車とバスで行くようにしましょう。
■だるまの目入れに悩んだらこちらの記事をご覧ください。
→だるまの目はどっちから入れるの?置き場所は?供養方法は?
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