前回はゆずを煮込まないで作る、ゆず茶についてご紹介しました。
一方、煮込んで作るのは、ゆずジャム(マーマレード)です。
ジャムを作っておくと、様々な料理に甘みや香り付けとして使えて便利です。
今回は、ゆずジャムのレシピと、ジャムを使った様々な料理をご紹介します。
ゆずジャム(ゆずマーマレード)
ジャムは汁を入れる方法と入れない方法、2種類ありますが
我が家では汁を入れて作っています。
汁を入れないほうが香りが強いそうです。お好みでどちらでもOKです。
(汁を抜く場合は全体量が減るので、砂糖も減らしてください。)
【材料】
ゆず 3個(生のままで約300g)
砂糖 100~120g
水 100ml
【作り方】
(1)ゆずのへたを取って、皮付きのままよく洗います。
(2)半分に切って果汁を搾り、種を別にとっておきます。(お茶パックに入れます。)
(3)薄皮と、白いわたの部分を出来るだけ取り除きます。これが残っていると苦味が出ます。
(4)鍋に外皮ときれいな水を入れて沸騰させ3回煮こぼして、その後数時間水にさらしておきます。
(ここまでは前記事のゆず茶レシピと同じです。)
(5)外皮を細かく刻み、
鍋に(2)の果汁と種、砂糖を入れて中火にかけます。
(6)アクを取りながら約10分煮込み、種を取り出し、
更に10分煮込んで全体にとろみが出たら火を止めます。
(7)熱いうちに、煮沸消毒した瓶に入れます。
今回は瓶がなかったのでやむを得ずプラスチックのタッパーで代用しました。
煮詰めすぎると冷たくなってから固くなってしまうので、
ちょっととろみがついたなあと感じる程度で火を止めます。
手作りの場合、保存期間が気になりますよね。
砂糖は防腐効果があり長期保存に向いているので、たっぷり使えば
半年から1年持つといわれています。
甘さ控えめの場合は早めに食べきってしまいましょう。
また、長期保存するためには細菌が繁殖しないよう、
保存する容器は必ず煮沸消毒しておくことが大切です。
瓶と蓋ともに電子レンジ対応容器なら、電子レンジで殺菌するのが簡単です。
(洗った瓶半分程度の水を入れ、軽く蓋を乗せる程度でレンジでチンします。
水が煮立ってグラグラする程度になったらOKです。)
ゆずジャムを料理に使ってみよう
ゆずジャムは、パンやヨーグルトと一緒に食べますが、
他にもパウンドケーキやシフォンケーキを作るときに生地に入れたり、
温かい紅茶に入れて飲んだりします。
ですが、ゆずジャムは香りが強いので、肉料理などに使うと美味しいですよ。
今回はソテー2品と煮込み料理1品をご紹介します。
チキンソテー・ゆずジャムソース
【材料】 4人分
鶏もも肉 2枚
塩コショウ 少々
小麦粉 少々
ゆずジャム 大さじ3
酒 大さじ2
醤油 大さじ1
【作り方】
(1)鶏もも肉に塩コショウをして、小麦粉をまぶします。
(2)フライパンを熱して皮面からじっくり焼き(皮の油がでるのでオイル不要です)、
焼き色がついたら裏面も焼きます。
(3)両面とも焼き色がついたら、ゆずジャム、酒を入れて蒸し焼きにします。
(4)鶏肉に火が通って水分が少なくなった時点で醤油を入れて、ソースを鶏肉に絡めます。
ポークソテー・ゆずジャムソース
鶏肉レシピと似ていますが、豚肉は鶏肉よりも火が通るのが早いので蒸し焼きしません。
【材料】 2人分
豚ロース肉 2枚
塩コショウ 少々
小麦粉 少々
★ゆずジャム 大さじ2
★酒 80ml
★醤油 大さじ1.5
【作り方】
(1)豚ロース肉に塩コショウをして、小麦粉をまぶします。
(2)フライパンに油をひいて肉を両面焼き、しっかり中まで火が通ったら
いったん器に取り出します。
(3)フライパンの油を軽くふき取って、★を加えて少しとろみがつくまで煮詰めます。
(4)肉をフライパンに戻しいれて、ソースを肉に絡めます。
鶏手羽肉の柚子ジャム煮
【材料】
鶏手羽肉 1パック(8~10本程度)
ゆずジャム 大さじ2
酒 大さじ2
醤油 大さじ2
水 200ml
【作り方】
(1)鶏手羽肉に塩コショウをして、フライパンで焼き、軽く焼き色をつけます。
(2)鍋にゆずジャム、酒、醤油、水を入れて沸騰させてから(1)の鶏手羽肉を入れます。
(3)最初は強火で煮て、再度沸騰したら弱火でじっくり煮ます。
(4)煮汁が減ってきたら煮詰めて火を止めます。器に盛り、残った煮汁をかけて完成。
※大根や玉ねぎ、にんじん等の野菜を一緒に煮ても美味しいですよ。
(大根の場合は下茹でしておきましょう。)
まとめ
ジャムは煮沸消毒で長期保存ができるので、作っておけば料理に使えて便利です。
ぜひ、ゆずが手に入ったら作ってくださいね。
■果物レシピ目次
→季節の果物でジャムを作ろう!その他果物レシピまとめ
コメント