ローストチキンについて以前、
ローストチキンの作り方、丸鶏は簡単?詰め物のおすすめは米?
この記事を出しましたが、12月23日に我が家のクリスマスパーティで
実際にローストチキン丸鶏の作り方(詰め物は米)に挑戦したので、
上手くいったことや失敗したことをお話します。
ローストチキン丸鶏の作り方、下準備
【材料】
丸鶏 1羽 (約1.2kg)
塩 小さじ1程度
こしょう 少々
にんにく(薄切り) 1かけ分
オリーブ油 40ml
好みのハーブ(小学校で収穫したバジルを使用)
【下準備の過程】
今住んでいる近所には丸鶏が見当たらず、仕方ないので夫に頼んで
以前住んでいた場所の近くのスーパーへ行ってもらい、そこで入手しました。
こちらのスーパーでは、クリスマスまでの数日間だけは丸鶏が毎年山積みになっているのです。
しかも安い!599円という金額は破格じゃないかと思います。
そして、中身を見ると、きちんときれいに下処理してありました。
内蔵がきれいに取り払われてました。これで簡単に詰め物ができます♪
最初に重量を測ろうとしたところ、想定外の出来事が!
それは、我が家のキッチンスケールは1kgまでしか測れなかったのです。
そして、チキンは、スーパーのパッケージには900gとあったのですが、
1kg以上あったのでしょう、エラーになってしまい計測不能。
仕方ないので「鶏1.2kgとみなして1時間焼く」にして様子を見よう、と判断しました。
(1)丸鶏の外と中をしっかり洗い、キッチンペーパーで水気をふき取った後に、
全体に塩、こしょうをしっかりと外と中にふり、バジルも外と中にしっかりつけます。
(2)鶏の首の穴が気になるので、周囲の皮を伸ばして穴をふさぐように隠して楊枝でとめます。
実は、写真からも分かるように、この段階での作業をすっかり忘れており、
詰め物作業の段階で気づき、楊枝でふさぎました(汗)
(3)大きなポリ袋が無かったので、購入した際の発砲スチロールトレイに丸鶏を入れて
ラップをして冷蔵庫へ数時間寝かせました。
詰め物の米と野菜の下準備
1)詰め物の米をピラフにする
【材料】
米 1合
にんにく(みじん切り) 1片
ミックスベジタブル等・・・人参と玉ねぎの粗みじん切りで代用しました。何でもOK!
顆粒スープの素 小さじ1
湯 1カップ
オリーブ油 大さじ1
【ピラフを作る過程】
重量が不明なので米1合全て入るか心配でしたが、一応分量通りの米で作りました。
(1)米を洗い、そのままザルにあげて水気を切り、オリーブ油で
にんにく、米、野菜の順に入れて炒めます。
(2)米が透きとおったらスープを加えて炒め煮して、水分がなくなったら火を止めます。
2)野菜の準備
野菜は「お好みで」と以前の記事には細かく記載しませんでしたが、
今回私が使った野菜はこちらです。
【材料】
(1)鶏肉の周囲に並べる野菜
・じゃがいも 2個
・かぼちゃ 1/8個
・ブナピー 1パック・・・マッシュルームを買おうとしたら売り切れのため。好みできのこ類何でもOK。
・市販のカレー・シチューセット(一口玉ねぎ、芽キャベツ、ミニ人参の詰め合わせ)
・にんにく 6、7片
キャベツは下に十字の切り込みを入れ、にんにくは皮付きのまま。
(2)鶏肉の下に敷く野菜
・玉ねぎ 1個(スライス)
3)ローストチキンを焼く
(1)オーブンを200度にセットします。
(2)天板に玉ねぎスライスを敷いて、丸鶏を置きます。
(3)鶏肉の中にピラフを詰め、楊枝で皮を留めます。
ピラフはちょうど1合全て入りました。
楊枝は2本、縦と横1本ずつで大丈夫でした。
ここで、足をタコ糸で縛ろうか、楊枝で縫うように留めようかとも考えたのですが、
見たところ、そのままでも問題ない気がしたので、そのまま焼くことにしました。
(食事の時間に間に合わないのが心配だったので急いでいたのです。)
(4)その他の野菜を周囲に置きます。
多すぎないようにと量を考えていたのですが、予想以上に多かったです。
そして、オーブンに入れてから気づいたのですが、ブナピーだけ入れ忘れていました。
(残り20分の段階で慌ててオーブンの中に入れました。)
(5)丸鶏の表面にオリーブオイルを塗り、小麦粉を少しはたいてからオーブンで60分焼きました。
「途中何回か、流れ落ちた脂をスプーンで鶏肉に回しかけましょう。」
と書いたので、その徹りにやろうとしたところ、野菜が多すぎたのか、
途中30分焼いても、流れ落ちた脂というのがほとんど見当たらず。
最後に焼き終わってみると天板のくぼみにありましたが、
野菜が大部分を吸い取ってしまったようです。
野菜は入れすぎず、ほどほどが良さそうです。鶏の旨みを吸って美味しかったですけどね。
仕方ないので、僅かなその脂と、残っていたオリーブ油を混ぜて
1回だけかけただけで終わりにしました。
また、ブナピー以外の野菜は、40分もすると軟らかくなり、
中には焦げてしまったものもあったため全て取り出し、
ブナピーを交替で焼き始めました。
↑
作業忘れがないよう、最初からきちんとチェックして作業しましょうね。
(6)1時間ちょうどで焼き上がりをチェックしました。
鶏肉の一番深い、股の付け根に竹串を刺して、肉汁で判断します。
(肉汁に血が混じらず、澄んだ汁であれば大丈夫。)
ちょうど良かったようです。
そうそう、一番深いところといえば、おなかだよね?と不思議に思っていたのですが
よく考えたらおなかには詰め物をしているし、詰め物は1時間もあれば間違いなく
火が通っているはずなんですよね。
だから、確認するところは股の付け根で大丈夫なんです。
ローストチキンを食べてみて
ここでグレービーソースを作って、と考えていたのですが、もう夜の7時になってしまい時間切れ。
仕方ないのでソースは後で作ることにして、そのまま食べることにしました。
今回のメニューは子供が数週間にわたるマイコプラズマ肺炎の病み上がりで
殆ど準備が出来なかったことや、まだあまり食欲が出ないこともあり、
丸鶏チキンとケーキがあれば十分と考えて、他は簡単なスープと少量の湯で野菜を
作っただけでした。
しかし、夫も小学3年生の娘も生まれて初めての丸鶏。
生肉の状態で見ても大きさにびっくりしていましたし、実際に焼きあがって
野菜とともに天板に乗った状態で見せたら。
「「おお~、すご~い!」」
と大絶賛されました。
↑
私がすごいのではなく、鶏に圧倒されただけですがw
そして、切り分けて食べたら、普段少食の娘も
「美味しくて箸が止まらない~♪」
と言いながら、少食ながらも普段より多めに食べてましたし、
大皿料理は今まで絶対に自分から手を出して食べることがなかったのに
(母が盛り付けしないと食べなかったのです)自分から手を出してパクパク食べていました。
また、夫は元々大食らいなのですが、普段よりも更に食べました。
モモ肉1本、胸肉1個、ささみ半分、その他野菜類半分程度、ピラフも半分程度。
凄まじい食欲で、当初は
「3人家族なので丸鶏だと沢山余って勿体無いのではないか?」
と考えていたのに、実際に残ったのはこれだけです。
成功と失敗のまとめ
成功点としては、迫力ある丸鶏は「作って出すだけで家族が喜ぶ」ということですね。
丸鶏は大きすぎて残る不安が強かったのですが、作ってみると感動と美味しさで
家族が普段よりも多く食べてくれ、あまり残りませんでした。
反省点は細かい部分を挙げると色々ありますが、そもそもの原因は時間配分を誤ったことです。
鶏肉の下準備は午前中にやったのですが、午後買い物に出かけて帰宅したのが夕方だったのです。
なので、そこから詰め物をして焼く作業を焦ってしまい失敗だらけでした。
来年以降は、買い物は午前中に済ませて午後はチキンの作業を優先しようと思います。
でも、食べ終わった時に夫と娘に「また来年もコレが食べたい!こんなご馳走生まれて初めて!」
と目を輝かせて言っていたので、作り手としても非常に嬉しかったし満足しました。
今までで一番心に残るクリスマスパーティでした。
来年は今回の反省を踏まえて、もっと上手に作りたいと考えています。
■ローストチキンの切り方とリメイク結果はこちらです。成功と反省材料てんこ盛りでした。
→ローストチキン丸鶏の切り方とリメイクレシピ実践!成功&失敗談
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